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風力発電とバードストライク

2014年08月09日 | 市民風車・市民発電所
バードストライク(鳥の衝突)の原因、1位はビル(58%)、以下電線、自動車、鉄塔と続き、風力発電は0.01%以下です。なのに、風車を悪者視するのは‥‥?

***
所属するNPOが中心になり、能登半島輪島市門前に市民風車「のとりん」を建てました。(冒頭写真)

すると何人もの方から、
「風車に衝突して死ぬ(バードストライク)鳥が、かわいそう」
というご指摘をいただきました。

しかしこれに対して、アメリカで大規模な調査が行われています。そのデータによると、
「人為的な鳥類の死因」
 1位 ビル(58%)
 2位 送配電線(14%)
 3位 猫(11%)
 4位 自動車(9%)
 5位 殺虫剤(7%)
 6位 通信鉄塔(0.5%)

風車は飛行機と共に、0.01%以下です。

現在では「生物にとって最大の脅威は地球温暖化」という認識が専門家や環境保護団体(日本野鳥の会も含む)に浸透しています。
化石燃料から再生可能エネルギーへの切り替えを、もっと進めるべき。

だから「のとりん」を敵視しないでくださいね。
今日も1300世帯分の電力を作ってくれていますよ~!

2 コメント

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バードストライク (Pearsword)
2014-08-10 16:49:55
 地球温暖化が、いくつかの生物の生活圏を無くすだろうことは、われわれ素人でも想像できますけど、原子力による放射線被害は、DNAを傷付けまくるわけですから、地球温暖化よりも、生物にもっと危険であるような気がするのですが、どうなんでしょうか。
 むしろ、ある程度温暖化を容認した方が、道が開けるように思います。そのうえで、再生可能エネルギー発電施設を、建設していくべきだと、僕は思います。
 
 
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Pearswordさんへ (Repu)
2014-08-19 21:52:59
返事が遅くなりすみません。
温暖化は全地球的に影響があるので、深刻です。
もちろん放射能被害は長期にわたり、かつ(ご指摘のように)DNA損傷という意味で、深刻です。
どちらが重いか‥、判断は難しいですが、私の考えは温暖化はスケールでより全地球的、DNA被害はより長期、というもの。つまりどちらも深刻だと思っています。
「風車にぶつかる鳥がかわいそうだから、原子力の方がよい」という人は、もういないとは思いますが‥。
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