
朝日新聞ニュース(石川県)より引用紹介します。
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(ここから引用)
白山市が所有するスキー場「鳥越大日スポーツ施設」と、同市が出資する第三セクター「白山レイクハイランド」(特別清算中)が所有する「瀬女高原スキー場」の営業が今季限りで終了する。市は来年度から両施設に加え、すでに廃止や休止になったスキー場3カ所も含む計5施設の跡地整備に着手する方針だ。整備にはリフト撤去など最大約20億円が見込まれており、市にとって大きな財政負担となりそうだ。
市白山ろく振興課によると、白山ろくの旧村が運営していた5スキー場の入場者はピーク時の1990年度には約87万人だったが、2010年度は約22万人まで落ち込んだ。
05年に町村合併で発足した白山市は旧村のスキー場の再編を進め、「中宮温泉」「白峰アルペン競技場(一部ゲレンデ)」「獅子吼(ししく)高原(北沢)」の3カ所はすでに廃止や休止となっている。2施設が新たに閉鎖すれば、白山ろくで営業するスキー場は民間に運営を委託している「白山一里野温泉」と「白山セイモア」だけになる。
市は25日に開かれた市議会全員協議会で、跡地の整備計画を発表した。市所有のスキー場は、市が地権者から土地を借りて運営されている。このため、市は跡地を原状復旧した上で所有者に返還する必要がある。また、三セクが所有する「瀬女高原」についても借地契約上、市には原状に戻す義務があるという。
市によると、復旧に伴い撤去が必要とされるのは、リフトやゴンドラ計22基のほか、ロッジなどの建物25施設。リフトは基礎部分を残した場合、約8億5千万円で済むが、基礎部分まで撤去すれば負担はさらに約2億8千万円増える。このほか、山の斜面を原状に戻すための植林や、駐車場と道路の撤去を地権者から求められた場合、さらに約9億円が必要となる。
跡地整備は来年度から「白峰アルペン」を皮切りに始まり、14年かかる予定だ。同課の担当者は「所有者への返還が遅くなれば借地料など余分な負担増となる。原状復帰については理解が得られるように地権者や地元と協議したい」としている。
(引用ここまで)
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白山市に合併した旧町村は全てスキー場を建設しました、まるでお互い競い合うように。
白山一里野温泉スキー場(旧尾口村)、白峰温泉スキー場(旧白峰村)、中宮温泉スキー場(旧吉野谷村)、獅子吼高原スキー場(旧鶴来町)、鳥越高原スキー場(旧鳥越村)です。
かつて山スキーヤーが「スキー向きの山」として楽しんでいた山々。
その森を伐採し大規模なゲレンデを作り「開発」してきました。
そして閉鎖。原状復帰に多額の税金が投入されていきます。
なんともやりきれない話です。
もうこのような悲しい「開発」が横行しませんように。
スケールは違うけれど、林道「開発」の一部にも似た部分があります。建設され使われない林道、そのうち斜面崩落が頻発し、原状回復に迫られているものも。

「うさぎの頭」を目指して本日行った山スキーでは林道を何度も横切りました。
「こんな山奥で‥?」と思わず声にでました。
これらの林道、本当に活用されてるのでしょうか‥?????
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(ここから引用)
白山市が所有するスキー場「鳥越大日スポーツ施設」と、同市が出資する第三セクター「白山レイクハイランド」(特別清算中)が所有する「瀬女高原スキー場」の営業が今季限りで終了する。市は来年度から両施設に加え、すでに廃止や休止になったスキー場3カ所も含む計5施設の跡地整備に着手する方針だ。整備にはリフト撤去など最大約20億円が見込まれており、市にとって大きな財政負担となりそうだ。
市白山ろく振興課によると、白山ろくの旧村が運営していた5スキー場の入場者はピーク時の1990年度には約87万人だったが、2010年度は約22万人まで落ち込んだ。
05年に町村合併で発足した白山市は旧村のスキー場の再編を進め、「中宮温泉」「白峰アルペン競技場(一部ゲレンデ)」「獅子吼(ししく)高原(北沢)」の3カ所はすでに廃止や休止となっている。2施設が新たに閉鎖すれば、白山ろくで営業するスキー場は民間に運営を委託している「白山一里野温泉」と「白山セイモア」だけになる。
市は25日に開かれた市議会全員協議会で、跡地の整備計画を発表した。市所有のスキー場は、市が地権者から土地を借りて運営されている。このため、市は跡地を原状復旧した上で所有者に返還する必要がある。また、三セクが所有する「瀬女高原」についても借地契約上、市には原状に戻す義務があるという。
市によると、復旧に伴い撤去が必要とされるのは、リフトやゴンドラ計22基のほか、ロッジなどの建物25施設。リフトは基礎部分を残した場合、約8億5千万円で済むが、基礎部分まで撤去すれば負担はさらに約2億8千万円増える。このほか、山の斜面を原状に戻すための植林や、駐車場と道路の撤去を地権者から求められた場合、さらに約9億円が必要となる。
跡地整備は来年度から「白峰アルペン」を皮切りに始まり、14年かかる予定だ。同課の担当者は「所有者への返還が遅くなれば借地料など余分な負担増となる。原状復帰については理解が得られるように地権者や地元と協議したい」としている。
(引用ここまで)
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白山市に合併した旧町村は全てスキー場を建設しました、まるでお互い競い合うように。
白山一里野温泉スキー場(旧尾口村)、白峰温泉スキー場(旧白峰村)、中宮温泉スキー場(旧吉野谷村)、獅子吼高原スキー場(旧鶴来町)、鳥越高原スキー場(旧鳥越村)です。
かつて山スキーヤーが「スキー向きの山」として楽しんでいた山々。
その森を伐採し大規模なゲレンデを作り「開発」してきました。
そして閉鎖。原状復帰に多額の税金が投入されていきます。
なんともやりきれない話です。
もうこのような悲しい「開発」が横行しませんように。
スケールは違うけれど、林道「開発」の一部にも似た部分があります。建設され使われない林道、そのうち斜面崩落が頻発し、原状回復に迫られているものも。

「うさぎの頭」を目指して本日行った山スキーでは林道を何度も横切りました。
「こんな山奥で‥?」と思わず声にでました。
これらの林道、本当に活用されてるのでしょうか‥?????
でもなぜ急激にスキー人気が衰えてしまったのかなぁ。そういう私も、山スキー大好きなのにスキー場には全く行きませんが‥‥。
コメントありがとうございました。
日本中で廃業となったスキー場、いったいどれだけあるのか。スキー人気はバブル期と重なっているので、併設のホテルやレジャー施設なども廃業に追い込まれているもの多数‥‥。負の遺産が重いなぁ
さて、一里野温泉スキー場は今、平日は関西方面からの中学高校の修学旅行(バブル期よりも減少しましたがまだ健在です)、土日はファミリーで賑わっています。素質としては、北斜面である。コースは短いがなだらかな広い斜面がある(習い始めには最適)、質の高いスキースクールがある、良質の温泉付きの宿泊施設がある、などの条件はポイントが高いのではないかと思います。
スキー場のきめられた区画を滑るより、地形図を眺め自分でルートを作っていく楽しさ。これを知ってしまったら、もはやスキー場には戻れません。そして昨今は山スキーヤーが急増しています。
スキー場は「ゲレンデ外は滑降禁止」なんて言わないで、「スキー場を起点にどんどん外に出て行ってかまいませんよ」とならないのかな。そうなれば山スキーヤーの利用が増えると思うのですが。いかがでしょうか?
ただ、やっかいなのは、自己流では絶対に技術習得できないということです。小生は、スキースクールに入り浸って技を磨く楽しみを知ってしまったので、逆にゲレンデスキーが止められません。
山スキーヤーのみなさん、ときどきゲレンデで基礎練習してオフピステに望む。という参勤交代をお勧めします。また、スキースクールも、山スキーのカリキュラムも作ったらどうかなと思います。
現在ボーゲンで滑っていてもこんなに楽しいのに、上手になったらその何倍も楽しくなるの?やっぱりスキー場で基礎練習したほうがよさそうですね。
コメントありがとうございました。
ぜひ教えてください!いつならお時間ありますか?