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市民・地域共同発電所全国フォーラム2014 in 金沢:報告編(1)

2014年10月30日 | 市民風車・市民発電所
全国からの参加者300人。再生可能エネルギー導入の促進に向けて、活発な議論が展開されました。その1日目の報告です。

***
2014年10月24日(金)~25日(土)、金沢文化ホールを会場に開かれたフォーラム。
1日目は13:30に開会しました。

●13:40~14:30 基調講演1「市民・地域共同発電所が拓く持続可能な未来」
  和田 武氏 (元立命館大学教授・自然エネルギー市民の会代表)

市民レベルでの再生可能エネルギーの普及に尽力されてこられた和田先生。
「未来世代のために、市民・地域主導で再エネ普及を促進し、持続可能な社会をめざそう!」との力強いメッセージ。

●14:45~15:30 基調講演2「FITの成果と課題」
  村上 敬亮氏 (経産省経済産業政策局調査課長)

いやはや、痛快な講演でした。
村上氏はFIT(再エネ固定買取制度)を通産省の担当課長として実施してきた最前線の方。
ゼロから制度を立ち上げ、その運用に際して山積する問題を解決し、幾多の苦労を乗り越えてきた方。

再エネ普及のため、今後へ期待したいこととして3点上げられました。
(1)系統連系技術の向上
(2)あの手、この手で再エネを広める工夫
(3)制度設計上の細かい誤りを修正し、健全な再エネ市場を作る必要性

●15:45~17:45
  パネルディスカッション「地域の協働による再生可能エネルギー導入を考える」

 コーディネーター:三國 千秋 実行委員長(市民環境プロジェクト代表理事)   
 コメンテーター :竹村 英明(市民電力連絡会会長)
 パネリスト:
   志澤 昌彦(小田原再生可能エネルギー事業化検討協議会委員)
   豊田 陽介(気候ネットワーク主任研究員)   
   中坂 暢江(金沢市環境局環境政策課温暖化対策室長)   
   野村 典博(地域再生機構副理事長)  

各パネリストのお話しから始まりました。

(1)志澤 昌彦 氏「小田原電力、はじまります!」
(2)豊田 陽介 氏「市民・地域共同発電所の動向 2014年全国調査報告」   
(3)中坂 暢江 氏「金沢市の再生可能エネルギー導入施策」  
(4)野村 典博 氏「石徹白(いとしろ)の取り組み」


最後は懇親会。これが、これが凄い熱気。

みなさんビールを片手に夜遅くまで再エネや持続可能な未来、をテーマに語り合いました。

(2日目の報告は明日します)

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