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「白山・湯の谷」地学の旅を楽しむ

2020年10月05日 | 地質・地形・地球科学
見事な中生代ジュラ紀の地層。

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10月3日(土)に遡行した白山・湯の谷は地学的に非常に興味深く、長年遡行したいと願い続けてきた渓でした。

暗闇の中ヘッドランプで市ノ瀬を出発し、長い林道歩き。
明るくなると見えてきたのは、白山釈迦岳。


その懐には中生代ジュラ紀の堆積岩が眠っています。


本日のみなさん、地質学にも興味を持ってくださいました。


湯の谷への入渓地点には温泉水が噴き出ていて、白山火山のマグマ熱を感じるポイント。


湯の谷に入りました。


渓流がS字カーブを描く地点付近では、約1億年前の「手取湖」に堆積した泥岩が層状に積み重なっています。


化石ハンマーで泥岩をたたいて化石を見つけたいな。
きっとジュラ紀のシダや、ひょっとしたら恐竜の化石が見つかるかも。


中生代の地層を貫く岩脈かな?


やがて沢には、新生代の白山火山由来の岩石が目につき始めました。
こんな巨岩も火山から噴出したようです。


沢を詰め、登山道へ。
そして目に飛び込んでくるのは、活火山の白山・剣が峰。


実に楽しい「白山湯の谷・地学の旅」でした。

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