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ブナの中庭で

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白山麓の暮らし、手取川ダム建設の前と後

2017年08月31日 | いろいろ
貴重なDVDを視聴しました。

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手取川(てどりがわ)は白山から流れ出し日本海にそそぐ、石川県最大の河川です。
その川に作られた手取川ダム、着工は1969年、竣工は1979年。
日本でも最大級のダムです。
旧白峰村桑島集落をはじめ、白山麓の多くの集落が水没することになりました。

その記録を収めたDVDを視聴することができました。


場所は、金沢市の「本多の森ホール」2階にある「石川県まなびすとルーム」です。
上下2枚のDVDを無料で視聴できます。


手取川ダムは、治水・発電・取水を目的として、計画されました。
しかしダムの建設によって広大な面積が水没するため、建設反対運動が持ち上がりました。


白山麓は古い歴史と独自の文化を持つ地域だったからです。


旧尾口村深瀬の「でくまわし」




しかし、水没による転居への手厚い保障や地域活性化援助をバックアップに、ダム建設が進められました。
旧白峰村桑島も水没。


「でくまわし」の伝統技能を伝える旧尾口村でも、次々と民家が壊されていきました。


そして作られた手取川ダム。


現在、石川県民は当たり前のように一年を通して水道水を飲んでいますが、実はこの水、手取川ダムの水なのですよ~!

このDVDを見ていたら、切ない気持ちになりました。
ダムの建設で消えてしまった白山麓の集落と生活、文化や歴史も消えてしまったように感じます‥。



無料で視聴できます。
ぜひ「石川県まなびすとルーム」へどうぞ。

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