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看護師国家試験の過去問解説

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107回午前・問47

2018-09-07 07:18:59 | 107回過去問の解説

問47 老年期の心理社会的葛藤を「統合」対「絶望」と表現した人物はどれか。
1.ペック,R.C.
老年期を「引退の危機」「身体的健康の危機」「死の危機」の3つに分類した。

2.バトラー,R.N.
バトラーは、エイジズムを「年をとっているという理由で高齢者たちを組織的に一つの型にはめ差別すること」と規定した。

3.エリクソン,E.H.
エリクソンは、人生の経過を8つの発達段階に分けて論じた。
乳児期:「基本的信頼」対「不信」
幼児期前期:「自律性」対「羞恥心」
幼児期後期:「積極性」対「罪悪感」
児童期:「勤勉性」対「劣等感」
思春期:「アイデンティティの同一」対「アイデンティティの拡散」
成人期:「親密」対「孤立」
壮年期:「世代性」対「停滞性」
老年期:「統合性」対「絶望」


4.ハヴィガースト,R.J.
ハヴィガースは老年期の課題を論じた。
*体力や健康の衰えに適応すること
*引退と収入の減少に適応すること
*配偶者の死に適応すること
*同年代の人びとと親密な関係を結ぶこと
*社会的・市民的義務を果たすこと
*身体的に満足でききる生活環境を確立すること


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「理解度の判定」
*問題をもう一度読んであなたの理解度を正しく判定してください。


問47 老年期の心理社会的葛藤を「統合」対「絶望」と表現した人物はどれか。
1. ペック,R
2. バトラー,R.N.
3. エリクソン,E.H.
4. ハヴィガースト,R.J.

<チェックボタン>
赤レベル :問題文の人物の業績で分からない所がある。
黄レベル :問題文の人物の業績を答えられない。
青レベル :エリクソンの発達課題を理解している。

<医師国家試験から108回の予測問題>
15歳の女子。3歳時に両親が離婚し、母親と弟との3人暮らし。小学校では成績も優秀で友人も多く、何事にも積極的な性格であった。中学で進学校に入学し、学業とスポーツに打ち込んでいた。中学2年になり、友人関係でトラブルが起こったころから食欲がなくなり、学校を休みがちになった。自分の部屋でいやな友人の顔が浮かぶと、そのときしていた行為を最初からやり直すようになった。不潔になったことを気にして頻回に手を洗うようになった。その後も学校では普通の生活を送っていたが、家では自分だけでなく母親に同じ言葉や行動を繰り返させ、母親が正確にやり直せないとパニックを起こしたり、暴力を振るったりするようになった。
(正)この患者の心の発達において問題となるのは集団的同一性と自我同一性である。
*エリクソンの発達課題の問題を引用した。


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