さくら工房の徒然日記

宮城・仙台・塩釜 リフォームと新築現場を実況中継。
スタッフが思いつくまま、気の向くまま。
住まいのあれこれ。

建売か注文住宅か。

2019-12-09 16:02:00 | リフォーム

「建売」の広告をみて感じることがあります。

多くは区画整理された住宅地に、夢のような間取りの家。

最近のお手頃な建売だとだいたい1階にLDKと水廻り。

2Fに2~3部屋の個室。

出入口は「片開きドア」。

それ、ほんとうにみなさんの生活にマッチしていますか?

例えば、LDK。

フローリングにソファーを置いて♪

雑誌でみたあの景色を我が家にも、って思いますよね。

でも、実は炬燵大好きだったり、実は座るのが大好きだったり

できれば「ごろん」としたい派だったり。

せっかくのフローリングのリビングにホットカーペット敷いてこたつ置いたりしちゃっていませんか?!

例えば、水廻り。

判を押したように畳2枚分のスペースに

幅75㎝の既製品の洗面化粧台と洗濯機パンが並んでいます。

洗面脱衣室であなたは何をしますか?何をしたいですか?

わたしは、まさに脱衣と歯磨きと洗顔、洗濯と洗濯物を干す準備(ハンガーにかけたり)とアイロンがけがしたい。

化粧(メイク)やドライヤーはしませんし、お風呂あがりに服を着るのは個室に移動してからなので、

タオル以外の着替えを置くスペースはいりません。

あなたはどうですか?

わたしのしたいことは、畳2枚分のスペースでは絶対ではありませんが

狭くて難しい。もっとスペースが必要です。

一方、既製品の洗面化粧台はオーバースペック。

逆に洗濯ものを干す準備のためのハンガーをかけるバーやフックがいります。

例えば、片開きのドア。

ドアって洋風でかっこよく見えます。

でも、あけっぱなしには向いていない建具ですね。

そして開け閉めの動作のスペースが必要。

一方「引戸」は和のイメージ?!かもしれませんが

開け閉め動作のスペースが不要。あけっぱなし向いています。

開口幅もどちらかというと開戸より広くとりやすい。

では、なぜ建売は片開ドアなのか?

答えは簡単。安いから。

一般的に引戸より開き戸のほうがお安いんです。

誤解のないように申し上げると、建売を否定するわけではないんです。

大多数の好みと時代のニーズをとらえ商品がほとんどでしょう。

ただ、ちょっとだけ立ち止まって「それほんとうに自分たちの生活にあってる?」

と考えてみるといいのでは?と思うんです。

そうはいっても注文住宅じゃ高いじゃない!と怒られそうですが、

それは何に対して「高い」のでしょう。

必要なものには、しかるべきお金をかけ

逆に必要じゃないものにはお金をかけない。

そして、自分でできることは自分でする、というハーフビルドという方法だってあります。

固定概念で「注文住宅は高い」と思いこまずに、チャレンジしてみると面白いかも。

 

宮城・仙台のリフォーム・耐震構法・SE構法の家は さくら工房㈱ 


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