朝からかなり冷え込んでる。
車の発動機をある程度、温めてから走りだす。
車窓から見えるのは霜のある風景だった。
霜って!大阪市内では滅多と見ることができんなぁ。
たとえ真冬でも。
でも陽射しはあってかなり天気はいい。
今回行くのは以前からずっと行きたかった神社。
車を停めて神社へと続くであろう消えかけた山道を登って行く。
ここには集落があって嘗ては大勢の人たちが生活をしていた。
今でも集落があったであろう土台は残っていた。
そこを通り抜けて消えかけている道を歩いて行く。
少し道に迷ったけどもなんとか神社に到着。
神殿、社はしっかりと残っていた。
鳥居も。
狛犬はもう長年の雨?の影響から溶け崩れていた。
それでも狛犬の原型はわかる。
神殿が壊れている中に木彫りの神?があった。
それには木の根っこごとついていて神々しいまでの脅威を感じた。
ちょっとコワかった。
神社の周りはもう木々に被われていて、このままでは自然の木々に神社が飲み込まれるであろう雰囲気だった。
誰かが手入れしているような感じはなかったが、放置されてるにしては傷みが弱いようにも感じた。
不思議な光景ですね。
数ある廃墟でも人が祀った廃だけは、なんとも不思議です。
こうして静かにこの世から消えていくのでしょうか?
何件も廃墟を見てきたけど、今こうしてこの日記を書いていて初めて思う気持ち。
儚い。
人間のすることは儚いですね。
そして虚しい。
人間は何をやってるんでしょうか?
それが人間なのか?
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