◆女性職員の昇級などに数値目標――京大が男女共同参画指標 発表
(2009年3月11日『京都新聞』)
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009031100185&genre=G1&area=K00
【以下全文。強調は引用者による】
京都大は11日、男性と女性それぞれの力を生かすための「男女共同参画推進アクション・プラン」を発表した。全国の大学に先駆けて実施した病児保育など女性研究者支援センターの事業を継続・拡充するとともに女性職員昇進の数値目標を設定し、役員などへの積極登用も明記した。
大学の教育研究活動の活性化に男女共同参画が不可欠との理念に基づき初めて作成した。国からの予算が本年度に終わる女性研究者支援センターの事業継続を明確にするのも目的としている。
役員など大学の意志決定組織における女性比率の向上や、積極的な女性職員の採用・昇任を明記。10年後に課長・事務長以上で10%(現在5・1%)など数値目標を設定し研修などの対策を求めた。
教育・研究・就業と家庭生活の両立支援で病児保育や入園待機時保育、実験研究補助者制度、将来の研究者育成のための女子高生を対象にしたセミナーなど女性研究者支援センターの事業の拡充を求めた。体系的ジェンダー教育の整備や女子学生対象のキャリアサポート、国内外の大学・研究機関との連携も進める。
一方で、女性研究者を増やす数値目標や、女性の比率が高い非常勤教職員の問題については触れなかった。
松本紘総長は「女性が存分に能力を発揮できる大学になるようさらに努力したい。全国の意欲、能力にあふれる女性研究者、女子学生に京大に来ていただけるよう呼びかけたい」と話している。▲
◆京大、女性の参画推進アクションプランを発表――教職員の採用・昇任など
(2009年3月12日『読売新聞』)
http://osaka.yomiuri.co.jp/university/topics/20090312-OYO8T00328.htm
【以下全文】
京都大は11日、女性教職員や学生が活躍できる職場環境を整えるため、男女共同参画推進アクションプランを発表した。
2009年度からの5年計画。国の補助を受けて実施してきた育児サポートなどを行う「女性研究者支援センター」を大学の独自事業として継続し、教職員の採用・昇任時に性別によって不利益な評価をしないことの確認などが盛り込まれている。
19年には事務系職員の女性比率を係長で25%(昨年10月で約15%)、課長補佐級で15%(同約6%)、課長以上で10%(同約5%)とする目標も定めた。一方、教員については「性差に関係なく、能力を基本として選ばれるべきだ」などとして数値目標は盛り込まれなかった。▲
……ポストをちらつかせ<上>に意識を吊り上げておいて、現実には<下>に滞留していくパート/非正規の実態は放置。「男女共同参画」ってこういうもの、と思われてもしょうがないですね。
「体系的ジェンダー教育」では、まさか、「男に負けないくらいの「能力」を発揮してポストをつかみなさい!」なんて教えるんじゃないでしょうね。。
(2009年3月11日『京都新聞』)
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009031100185&genre=G1&area=K00
【以下全文。強調は引用者による】
京都大は11日、男性と女性それぞれの力を生かすための「男女共同参画推進アクション・プラン」を発表した。全国の大学に先駆けて実施した病児保育など女性研究者支援センターの事業を継続・拡充するとともに女性職員昇進の数値目標を設定し、役員などへの積極登用も明記した。
大学の教育研究活動の活性化に男女共同参画が不可欠との理念に基づき初めて作成した。国からの予算が本年度に終わる女性研究者支援センターの事業継続を明確にするのも目的としている。
役員など大学の意志決定組織における女性比率の向上や、積極的な女性職員の採用・昇任を明記。10年後に課長・事務長以上で10%(現在5・1%)など数値目標を設定し研修などの対策を求めた。
教育・研究・就業と家庭生活の両立支援で病児保育や入園待機時保育、実験研究補助者制度、将来の研究者育成のための女子高生を対象にしたセミナーなど女性研究者支援センターの事業の拡充を求めた。体系的ジェンダー教育の整備や女子学生対象のキャリアサポート、国内外の大学・研究機関との連携も進める。
一方で、女性研究者を増やす数値目標や、女性の比率が高い非常勤教職員の問題については触れなかった。
松本紘総長は「女性が存分に能力を発揮できる大学になるようさらに努力したい。全国の意欲、能力にあふれる女性研究者、女子学生に京大に来ていただけるよう呼びかけたい」と話している。▲
◆京大、女性の参画推進アクションプランを発表――教職員の採用・昇任など
(2009年3月12日『読売新聞』)
http://osaka.yomiuri.co.jp/university/topics/20090312-OYO8T00328.htm
【以下全文】
京都大は11日、女性教職員や学生が活躍できる職場環境を整えるため、男女共同参画推進アクションプランを発表した。
2009年度からの5年計画。国の補助を受けて実施してきた育児サポートなどを行う「女性研究者支援センター」を大学の独自事業として継続し、教職員の採用・昇任時に性別によって不利益な評価をしないことの確認などが盛り込まれている。
19年には事務系職員の女性比率を係長で25%(昨年10月で約15%)、課長補佐級で15%(同約6%)、課長以上で10%(同約5%)とする目標も定めた。一方、教員については「性差に関係なく、能力を基本として選ばれるべきだ」などとして数値目標は盛り込まれなかった。▲
……ポストをちらつかせ<上>に意識を吊り上げておいて、現実には<下>に滞留していくパート/非正規の実態は放置。「男女共同参画」ってこういうもの、と思われてもしょうがないですね。
「体系的ジェンダー教育」では、まさか、「男に負けないくらいの「能力」を発揮してポストをつかみなさい!」なんて教えるんじゃないでしょうね。。