きょうは、保育園で「育児について」の
講演を聴いて来ました。
東京にある保育園の、園長先生のお話でした。
とても面白いお話だったので
帰ってから、若院、若院の弟、実家の母に
聴いてきた事を、しゃべりまくり。。
ここでも、また書きます。
笑。
講演のメモより。
『生き物ー多様化する。
みんな同じだと全滅するので、
全滅しないために「違い」を作る。
例えば、
インフルエンザウイルスは
わざと違うコピーをする。
人類には、男と女がある。
男ー地図が読める。
女ー言葉による認知力に優れている、等。
生き伸びるために、、
人類は、生き物の中で一番
成熟度が少なく、幼さを残す。
黄色人種は、その昔、なかなか土地に留まらず
好奇心が大きい。
日本人は、世界一幼く好奇心が強い。
日本人男性は、世界一幼い。
子供は、父親から学び
母親によって定着させる。
物事を習得する力となるのが
好奇心・興味・関心の強さであり
これを作るのが、幼児期である。
子供を抱っこするのに
男ー10回違う抱き方をする(冒険)
女ー10回ほぼ同じ抱き方をする(安定)
→子供は、いろんな人から
いろんな体験をするのが大切。
ニューロ(脳の)生まれて0~1、2歳が高い。
全部身につけているのを、
加齢と同時に削ってゆく。(右肩下がり)
以前は山型だと思われていた。
ある部分が、減らずに残る
偏りが激しく突出している=障害=天才
ビルゲイツ・スピルバーグ・エジソンなど。
突出した人がいないと、できない発明の数々がある。
わたし達は、低い所を伸ばそうとするが
人間、欠けている部分は
違う能力で補おうとする。
全体が、その子がダメという訳ではない。
環境に適応しない人の方が、生き残る。
適応できない人は、考えて・工夫・知恵を使う。
完全に適応することが、いい訳ではない。
不便さが→工夫を生む。
常に与えることだけが良いのではなく
少し不便であること。
「個性」滅びないように、それぞれ違う。
社会を作るために、様々な役割がある。
戦争ー価値観をひとつにした。
「情緒の安定」じっとしている事ではなく
その子の、生まれつき持っているものを
生かせること
と言っても、協調性が必要なときがあるので
十分に、その子の力を生かせる
時間&場所を与える。どこかで発散。高い所を伸ばす。
IQ-頭がいい・知識量・認知
(成功・影響しているのは2割)
EQ-心の知能・非認知能力
(成功・影響しているのは8割)
SQ-社会的知能、家族・地域・保育園
いろんな人との関わり
これからは、EQとSQが求められる。
IQは、パソコンで可能になる時代が来る
ハーバード大、ハワード・ガードナー氏
自分自身を動機づけ
何度挫折しても立ち上がれる力
感情のコントロール
他人に共感できる、、が重要である。
子供たちが、自分の才能に
最もふさわしい方向に行けるように応援する。
EQ・SQー幼児期に学ぶもの。
ノーベル賞を受賞した経済学者、ヒットマン
→8歳以下に投資すればするほど良い。
EQ、性格スキル
�真面目さ・・・計画性・責任感・自己規律・粘り強さ
�開放性・・・新たな知的・文化的・好奇心の強さ・創造性
�外向性・・・自分の関心が人に向けられる。明るさ
�協調性・・・利己的でない
それぞれの役割を持って調和をしていける能力
→人間しかできないこと
幼児期を過ぎて、EQを学ぶには
青年期。徒弟制度が有効。親方から学ぶ。
性格、真面目さ、忍耐など。
幼児期における環境により性格を作る。
生まれつきではない。
コミュニケーション能力。人と会話・対話。
日本語の細やかな表現、母国語を身につける
→英語を学ぶときに役立つ。
十分、好きなことができると
嫌なこともできるようになる
保育園ー子供が育っていく場所
育児ー0か10じゃなく、5の力
それぞれの役割を果たす。
(教育基本法)
1、目的 ・人格形成・社会の形成者としての資質
→次世代を作る。』
以上、メモより。
だいぶ長くなりました
で、まだ続きます。笑。
この講演を聴きながら、
実際に、子どもと過ごす日々
子どもの問題ではなく
わたしの、親としての有りようで悩む所を
照らし合わせながら
ふむふむ、そうか!と思いました。
あとは。お寺っていうのは
いろんな方がいて(性別・能力・年齢など多様性に富み)
社会性が身につき
心の勉強ができて(心の知能)
人間にとって、
いちばん大切なものを学べるという点で
理にかなっているなと感じました。
そして何より
『生き物は、全滅しないために違いを作っている
』
という事実に、本当に心から感動しました!
金子みすずさんの世界です。
みんなちがって、みんないい。
強い人も弱い人も、能力の優れた人もそうでない人も
優しい人もそうじゃない人も、一番の人も最下位の人も
みんな。
すべての人間に、存在価値があって
補い合っている。
それぞれに、それぞれの役割があって
この世のすべてには、意味がある。
まさに、あらゆる命が尊い
「あらゆる命が救われる世界」というのは
お念仏の教えであり、真実真理だなと
深くうなずかされた事であります。
自分の「ものさし」で、人を見て
「違うんじゃないの?」と
ひとつの考え方が正しいとするのは
人間が、分別でしか物事を理解できないからで
そもそもはバラバラな、千差万別なもので
世界は成り立っている。
人は、そういう考え方なのね
自分は、こんな考え方かなと
その瞬間、腹が立ったり
意見が分かれたりしながらも
自分の気持ちと同じように
相手の気持ちも想像できたら。
共存していかれたら、、と
自分自身に問いかける一日となりました。完。長すぎ