道なりに歩いていこうか

週間アニメの感想や萌え語りを、筆のおもむくままつらつらと。週に1回でも更新できれば御の字かなぁ、なんて……。

おおきく振りかぶって 第21話「もう一点」

2007年08月31日 | Weblog
うお~、シビレる~~~っ!!
桐青のエース・高瀬と、西浦が誇る不動の4番・田島の息詰まるような我慢比べ。
そこに河合の“考察”が絡んで、見ているこちらのテンションは上がりっぱなし!
でも、これだけ盛り上げておいて、結局最後は伝家の宝刀のシンカーで三振に切って取られてしまった田島の心中は、察するに余りあります。
これが自分の最後の打席だったかもしれない…。
そんな、悔やんでも悔やみきれない思いがつのって、目尻に浮かぶひと粒の涙。
か~~~っ、青春だねえ!!!!(←どこのオヤジだ、おい)

にしても、今週のみならず、次回予告を見るかぎりは来週も、マトモな表情がひとつもない三橋は、ホントに人外の生物を地で行ってますよね…(汗)。
挙動不審や涙目のバリエーションがあそこまで豊富って、どんだけ~~~!!
おかげで、どんな切羽詰まった場面も今ひとつ緊張感に欠けていて、それがいいことなのか悪いことなのか、にわかには判断がつきません。
まあ、ワンナウト満塁という、これ以上ない得点のチャンスが、思いもかけず自分の打順で巡ってきたことで、一気にガチガチになった水谷をリラックスさせる“効果”はあったみたいですが…。
しかも、高瀬・河合の桐青バッテリーが、決め球として“7番用のスライダー”を投げてくるという読みを、その水谷がドンピシャで当てて、ボテボテながらも外野に抜けるヒットを放ち、結果、同点に追いついたことを考えると、三橋のヘンな顔にもそれなりのご利益(?)があるのかも、なんて……(苦笑)。
ついでに、自分の“成果”を見届けた直後、ポカンとした表情から一転、思いっきり感情を爆発させた「ウッシャ~~~!!」という叫びには、水谷というキャラにプラスして、演じている角さんの“実感”がこもっていたようにも感じました。
息子達のそんな活躍を、ある時はただただにこやかに、ある時は赤面しながら一生懸命見守る母親'Sも含めた、その辺の“自然体”が、また味があってイイんですよね、おお振りは……v

8回の表の西浦の攻撃に、丸々1話を費やした今回に続いて、次週待っているのは、帝国ならぬ前回優勝校・桐青の“逆襲”。
この後すんなり9回表に回してくれるなんて甘い考えは、もちろんチラとも抱いていませんが、何か予告でしのーかが、妙~に不吉なこと言ってませんでしたか?
三橋君の“ストレート”の攻略法が何たらかんたら、みたいな…。
神クラスのコントロールを持っている反面、球速が泣けるほどに遅いという致命的な欠点がある三橋にとって、打者の手元で不自然に伸びるストレートは、まさに生命線。
これを打ち崩されてしまっては元も子もないわけで、試合終盤に訪れたこの最大最悪のピンチを、サブタイトルにもある通り、西浦ナインが一丸となって「防ぐ」次回が、今から怖いような、でもやっぱり楽しみなような、何とも複雑な心境です……(ドキドキ)。

大江戸ロケット 第22話「たった一夜の夢だった」&桃華月憚 第22話「陰」

2007年08月30日 | Weblog
●大江戸ロケット
いや~、パロディという名の悪ノリも、ここまでイッちゃってると、いっそ清々しいような…。
源蔵のお母さんのYouTubeネタだけでもお腹いっぱいなのに、その後の源蔵の“アレ”なんて、もう……!
映画館に行くたび、映倫提供(違うかも)のあの盗撮禁止を訴えるCMを、嫌というほど見せられてきた身には、めっちゃツボに入りました!(あとベルバラもv)
それにしても、物語も大詰めにさしかかったこの時期に、駿平とおぬいちゃんのコイバナを持ってくるなんて、スタッフ、かな~り余裕かましてますね~。
もしかしなくても、本編進める気ゼロだろう!みたいな(断言)。
ただ、そこで仕込んだネタが惚れ薬騒動ってあたりが、いかにも大江戸らしいというか、何というか…。
ちなみに、薬の効果で江戸中の女性が駿平に殺到した場面、お伊勢さんや天鳳、おりくさん達の素頓狂な言動の数々には、どれも何かしら元ネタがあったんだろうとは思いますが、私、半分もわかりませんでした(悔)。
お伊勢さんがハガレンこと鋼の錬金術師、天鳳が(たぶん)おお振りあたりは、それでもぼんやりと見当がついたものの、あとはさっぱり…。
あれ、全部理解できたら、さらにいっそう抱腹絶倒だったんでしょうね、きっと。
あ、でも、個人的に今回一番ウケたのは、1人遅れて薬が効いてきたおソラさんの額に浮かび上がった文字が“恋”ならぬ“濃”で、かと思ったら突然、ミリタリー系(というか戦車?)プラモデルオタクな内容の話を滔々と始めたシーンv
可愛らしいおソラさんの口から流れ出る超!マニアックな蘊蓄は、そのギャップとあいまって、もう腹が痛いのなんの!
恐らく演じている藤村さん自身、自分が何を喋ってるんだかチンプンカンプンだったと思いますが、そんなことを露とも感じさせないような澱みない語り口は、ほとんど名人芸の域に達していたんじゃないでしょうか(笑)。
あと、何の脈絡もなく、ただ場面転換のためだけに鉄十登場させるの、そろそろ止めにしませんか……?

●桃華月憚
何か久々に、めっちゃ胃の痛い展開が来ましたね~。
鬼梗様がまともに喋って下さったことに喜んだのもつかの間、桃花の身に降りかかった凄まじいいじめの数々。
最後は、明日菜の誘惑(?)を振り切った桃香が駆けつけて事なきを得ましたが、いったい何故、桃花があれほどまでに悲惨ないじめを受けなければいけなかったのか、本編中でまったく説明&フォローがなかったことに対して、正直不満でいっぱいです(ムカムカ!)。
いや、でも、あれはもしかしなくても、胡蝶三姉妹が自分達のお楽しみ――桃香の盗撮(爆!)――を邪魔されたことへの報復ってヤツだったんでしょうか。
しかも、そこへ持ってきて、学園生徒の憧れと尊敬の的である鬼梗様に、手ずから上履きを履かせるなんて、キ~~~ッ!みたいな感じで、半自動的にいじめがエスカレートしたとか…。
どうしてそれくらいのことで、とか見ているこちらは思っても、何せ相手はあの札付きの三姉妹。
やることなすことが半端なくて、マジ困るんですが……。
ダシにされた明日菜も哀れとしか言いようがなくて、ちょっと前向きに評価するのが難しい回というのが、率直な印象です。
っていうか、なまじ作画レベルが高かっただけに、色々シャレにならないんですよね(ため息)。
何かもう、桃花がめっちゃけなげな子だけに、見ていて可哀想で可哀想で…。
桃花の異変――あの食欲魔人が寧々さんお手製のドーナツに見向きもしないなんて!――を鋭く察した寧々さんが、よし、これで何か手を打ってくれる!と期待していたら、いつになくトンチンカンなセリフを残してフェードアウトしてしまったのも痛手でした。
後々振り返って、ちゃんと意味のある回という位置付けになることを、心の底から祈らずにはいられません…。

ぼくらの 第20話「宿命」&クレイモア 第21話「ピエタ侵攻2」

2007年08月29日 | Weblog
●ぼくらの
マチの口から今語られる“真実”。
彼女がコエムシと経てきた数々の戦い、“引き継ぎ”のシステム、前の宇宙で出逢ったココペリの葛藤……。
とりあえずあのコエムシが、まだ人間だった頃から、素晴らしく性格が歪みまくった奴だったことが判明したのが、今回の最大の収穫(?)でした。
でも、彼にその役割を押しつけた先代のコエムシも、相当にあくどそうなキャラ立ちだったところを見ると、間違っても良心の呵責など覚えそうもない彼らのようなタイプが、代々選ばれる手はずになっているのかもしれません。
まあ、当然といえば当然ですが…。
ただ、そんな極悪非道のコエムシも肉親の情には弱いらしく、実の妹であるマチの言葉に耳を貸す場面があったのには、正直驚きました。
ココペリ(本当の名前はウスイ先生)が、娘の命を助けたい一心で、ひと足先に引き継ぎをすませ、それから自分が最後の操縦者として戦いたいと申し出た時、その願いを叶えてあげてと訴えたマチ。
その異例のプランを渋々承認したコエムシでしたが、しかし、そこで転んでもただでは起きないのが彼の彼たる所以。
約束をいとも簡単に破って、ココペリの娘のユウをパイロットに仕立て上げます。
そして現在の地球でも、マチの告白を盗み聞きしたあげく、カッとなって喰ってかかったカンジを、次の操縦者に“任命”する悪辣さは、もはやさすがとしか言いようがありません。
日本政府を始め、各国政界の動きが不気味さを増す中、次回、出撃を余儀なくされるカンジの運命や如何に……?

●クレイモア
ウンディーネ、フローラ、ジーン達に続いて致命傷を負ったデネブ。
駆け寄ったヘレンに向かって、「ミリアとクレアの加勢に行け! あの2人がこの戦いの要だ!」と叫んだ後、吹雪が渦巻く空に必死に手を伸ばして、「私はウンディーネを守るどころか、彼女の仇に傷をつけることさえできなかった…!」とつぶやいた場面に、こちらの涙腺は決壊寸前…。
他人を気遣う気持ちが人一倍強いデネブにとっては、肉体に刻まれた深い傷よりも、強大すぎる相手に何もできなかった無力感の方が、はるかに辛かったに違いありません。
それにしても、リガルドの強さのハンパないことったらありませんね~。
おかげでこちらは、見ている間中ヒヤヒヤハラハラ。
イースレイ配下の覚醒者達を向こうに回して一歩もひけを取らなかったミリアも、銀眼の獅子王・リガルドの圧倒的な速さと攻撃力の前にはなす術がなく、ついにその自在に伸縮する爪が彼女の体を貫きます。
もはやこれまでかと誰もが覚悟した、まさにその時、ミリアの首を取ろうと伸ばしたリガルドの腕――肘から先の部分が、何者かによってスッパリ切り落とされて…。
絶体絶命のこの窮地は、突如尋常ならざるスピードを獲得したクレアによって、辛うじて脱したものの、彼女が“限界”を越えてしまったのは、誰の目にも明らか。
避難民の口から、ピエタにクレアがいることを知って懸命に馬を走らせるラキが、次回果たすであろうクレアの再会劇を、とても手放しでは喜べない現状に、さらにプリシラ&イースレイの存在も絡んで、事態はますます混迷の度合いを深める一方です……(ため息)。

エル・カザド 第22話「目覚める女」

2007年08月28日 | Weblog
ゲスト声優陣の豪華さはこの作品の大きな売りのひとつですが、今回はいつもに輪をかけて贅沢な配役でしたね~。
だって皆さん、ナッチー野沢ですよ、ナッチー野沢!(←何故普通に野沢那智さんと言えないのか…)
過去確かに存在し、大火によって失われたとされる“魔女の村”について語り、妻もまた魔女だったという曰くありげな老人役は、これ以上ないくらいピッタリ!でしたv

さて、物語はいよいよ佳境に突入。
日銭を稼ぐため、賞金首の人喰いピューマを追っていたナディとエリスは、ローゼンバーグの操り人形と化したL・Aによって、廃虚の丘へと誘い出されます。
その中心部にそそり立つ石柱の上には、軽くひと抱え以上ある巨大なインカローズが鎮座していました。
すると突然、エリスが肌身離さず持ち歩いている石と巨大インカローズ、双方が呼び合うかのように妖しい光を放ち始め、やがて上空に毒々しいワインレッドの円盤が出現します。
“力”を使う時のように陶然とした表情をたたえ、空中に浮かび上がるエリス。
とっさに手を伸ばしたナディを、物陰から様子をうかがっていたブルーアイズが制止しますが、次の瞬間、周囲の柱が音をたてて崩壊、そのうちのひとつがブルーアイズをかばって飛び出したナディの背中に直撃して……。

普段にも増して怒濤の展開で、息つく暇もなかった今回。
あんたらどこのラブラブカポーか!と突っ込みを入れたくなるくらい、全編に渡っていちゃつきまくりだった(含む次回予告)ナディとエリスに始まり、こちらも歯が浮くようなセリフをメリッサに向けて連発しつつ、裏ではチェスの駒よろしくL・Aを自在に“操作”するローゼンバーグや、組織を離れてもなお懲りずに2人をストーキングし続けているブルーアイズ等々、例によって、見どころ聴きどころ満載でしたv

でも、今回ファンの度胆を一番――かどうかはわかりませんが――抜いたのは、ピューマとの対決で負傷したリカルドを見て、いつものニコニコ顔が一転、険しい表情を浮かべて、なりふり構わずピューマを追おうとしたリリオだったのではないでしょうか。
あのリリオでも怒ることがあるんだ!みたいな…。
リカルドのリリオに対する過保護っぷりは今に始まったことではありませんが、リリオの方も、同じくらいリカルドのことを大切に思っていることが良く伝わってくる、短いながらも印象的なシークエンスでした。
あの場面で、リリオの肩にそっと手をかけ、同じ高さに目線を合わせて、ピューマを追うのは自分に任せて欲しいこと、その代わりリリオには、リカルドを病院に連れて行くという大事な役目があることを、決して押し付けがましくなく、切々と説くナディの優しさが、またイイんだな、これが…(ほろり)。

予告を見るかぎり、ナディの怪我は幸い大したことがなさそうで、ホッとひと安心。
とはいえ、ついに動いたローゼンバーグが、今後2人に対してどんな手を仕掛けてくるのか、彼がメリッサに贈ったインカローズのイヤリング(ピアス?)には、何か特別な“意味”があるのか、そして何より、かの老人が語った“魔女の村”が、本当に目指すウニャイマルカなのか否か、この期に及んで噴出する謎の数々に、まったくもって気の休まる時がありません……(ため息)。

ヒロイック・エイジ 第21話「惑星コドモス」

2007年08月27日 | Weblog
ついに実現した銀・鉄巨頭会談。
イオラオス1人を伴って惑星コドモスに降り立ったディアネイラは、プロメ・オーと静かに語り合います。
互いの種族の相違点と共通点、スターウェーの意義、そして、諸問題の根源とも言うべき黄金の種族の真の意図について……。
プロメのこの大胆な試みを、ロム・ローとパエトー・オーは激しく非難。
しかし、意外にも銀の種族の大半はこれを支持し、当座は成りゆきを静観する方向で話が進みます。
この流れがどうにも気に食わないパエトーは、銀の種族が本来持つはずのない感情――怒りに我を忘れ、コドモス宙域で待機中のアルゴノートを急襲しますが……。

のっけから、姫様が男であるイオラオスの手を直接取り、彼のテレポート能力によってプロメが待つコドモス地表を目指すという、非常に衝撃的なシーンで幕を開けた今回。
何故、これまでのようにディアネイラが精神失調におちいらずにすんだのか、その理由については、現時点では推測する他ありません(っていうか今後、本編できっちり説明されることがあるんでしょうか…)。
それにしてもあの場面、何が不憫って、手に手を取って見つめあうイオラオスと姫様の2ショットを、これでもかというくらい見せつけられたアネーシャが、あんまりにも不憫すぎて…。
複雑極まりないであろう心中は、察するに余りありますです、ハイ……。
彼女にしてみれば、イオラオスが姫様以外アウトオブ眼中であることは百も承知。
けれどもディアネイラが、生まれ持った特異な能力故に異性を近づけられない以上、万にひとつも仲が進展する可能性がなかったことが、ある種の安心感につながってもいたわけで、その大前提が崩れ去った今、とてもとても平静でいられるはずがありません。
思い人が、“ど”のつくニブちんだったばっかりに、ホント苦労しまくりですよね、アネーシャは…(同情)。

一方のプロメは、日頃レクティに向けている気遣いを、今回はディアネイラに対して遺憾なく発揮。
突然、ヘドロンの壁をピキピキ展開しだして何事かと驚いていたら、何とそれはコドモス地表に、ディアネイラが宇宙服等の助けを借りなくても快適に過ごせる環境を作り出すためだったというオチには、かなり度胆を抜かれました。
っていうか、マジ、ええお人や、プロメはん…(←誰?)。

SFにおいて異文化交流ネタは基本中の基本ですが、20話を過ぎたこの終盤まで来て、ようやく相互理解を図る段取りに至ったヒロイック・エイジは、実は相当な野心作なのかもしれません。
なんて、エラそうなことを書きつつも、恥ずかしながら、2人の会話の内容が半分くらい――あるいはそれ以下――しか理解できなかったのは、ここだけの秘密です…。
まあ、何はともあれ、この後ディアネイラとアルゴノートが目指すべき場所が、黄金の種族発生の地・エリュシオンだということさえわかれば、今回はオールオッケーvみたいな……?(←却下!!)

電脳コイル 番外編「電脳コイル自由研究」

2007年08月26日 | Weblog
ようやく、よ~~~やく復活した電脳コイル。
いやはや、素晴らしく長い3週間でした…(しみじみ)。

とはいえ、「自由研究」というサブタイトル通り、これまでのあらすじや、登場するキャラクター・電脳アイテムの紹介が主な内容。
まあ確かに、色んな意味で一筋縄ではいかない作品ですもんね…。
チャンネル的に、本来ターゲットにしているであろう若年層(小学生~中学生くらい?)の関心をつなぎ止めるためにも、こういう回は必要なんだろうと思います。
問題は、次回予告を見るかぎり、来週もまた総集編に近い内容らしいということ(多少は新規のカットがある模様ですが)。
ううっ、実質1ヶ月以上もストーリーが進展しないなんて…。
ここまで来ると、ほとんど拷問の域ですよ、まったく……。
収穫らしい収穫といえば、オバちゃん=17才のピチピチ高校生v設定が、今度こそホントの本気で確定情報であると判明したことくらいって、どんだけ~~~!!(←ツッコミどころはそこかよ!)

それと、人様の感想にざっと目を通した感じでは、イサコ役の桑島さんとフミエ役の小島さん、お2人のナビゲートで番組を進行させるという今回の形式は、なかなか微妙な評価のようですね。
キャラを演じている声優さんご本人が顔出しして、あまつさえ、明らかに既製品そのまんまな(苦笑)電脳メガネまでかけてみせる熱演ぶりを、ある種の新機軸と見るか、もしくは、いかにも教育テレビらしいと取るか、そのあたりが分かれ道なのかもしれません。
個人的には、電脳コイルとは縁もゆかりもない、NHKの新人アナウンサーあたりが変にしゃしゃり出てくるよりは、作品をよく知っている声優さんご本人が紹介する形の方が、ずっと説得力があって良いのではないかと思いますが…。

でもって桑島さん、あんな普通に綺麗な女性が、某シムーンでは脇役も脇役の、思ったことがすぐ顔に出る直情径行熱血青年の役を、嬉々として(?)演じていらしたのかと思うと、さらにいっそう感慨深いものがありましたです、ハイ……。

彩雲国物語 第14話「石の上にも三年」

2007年08月25日 | Weblog
某世陸のために、今週はDARKER THAN BLACKとロミオ×ジュリエットはお休み。
私、基本的にスポーツ観戦はサッカーを筆頭にかなり好きなタチですが、それでもこの夏は、あれやこれや切歯扼腕することの方が多かったり…(怒)。
何ゆえ、スポーツの種族の来襲で割りを食うのは、いつもアニメなんでしょうか!?
もうホント、めっちゃ納得が行かないッス……。

とはいえ、何も書かないというのも寂しいので、今回は彩雲国物語の感想をちょっとだけ…。

念願だった国試に合格し、晴れて官吏の道を歩き出した秀麗。
しかし喜びもつかの間、彼女を待っていたのは、周囲のやっかみと軽侮の眼差しでした。
陰口を叩かれるくらいならまだしも、あてがわれた仕事がトイレ掃除とあっては、当初抱いていた意気込みもしぼむばかり。
それでも、持ち前の明るさと前向きな性格で、何とか辛い日々を乗り越えようとしますが…。

まったく、こういう世知辛い輩というのは、いつの時代もなくならないものですね~(ため息)。
秀麗とはまた別のニュアンス――過去の記録を大幅に更新する最年少での国試トップ合格――で、妬み嫉(そね)みの対象となった影月が、靴磨きを終えたとたんに蹴られたシーンなんて、危うくこっちの脳みそが沸騰するところでした。
あの場面で、ただニコニコ~と笑っている影月の呑気さが、見ていて何とも歯がゆくて仕方がなかったり…。
ここはあくまで、秀麗と影月のけなげさを黙って愛でるところ!だと頭ではわかっていても、理不尽極まりないいじめの描写が続くと、かなり精神的に“クる”ものがありますです、ハイ……。

そういえば、藍将軍の実弟にして国試次席合格のあのド変人、もし彼ならば、この嫌がらせの数々を、いったいどんなとんでもないやり方で撃退するのか、大いに興味のあるところです。
あ、でも、中身はともかく、家柄はかなりいい方だったりするんでしょうから、彼はいじめの対象から外れている可能性が高いですよね。
うーむ、それはそれで、微妙に納得が行かない…(←おいっ!)。
もっとも、仮に嫌がらせを受けたとしても、彼の場合、まず気づくかどうかも怪しいわけですが……(汗)。

おおきく振りかぶって 第20話「逆転」

2007年08月24日 | Weblog
――捕手が投手にしてやれることは…少ねえ!
なんて下唇噛みまくりの阿部ですが、あれだけ的確なリードと気遣いを連発しておいて、そりゃないだろうと小一時間…。

思うに、他の西浦ナインやモモカンが抱いている無力感は、恐らく阿部の比ではないはずなんですよね。
彼らができることは、それこそ阿部以上に限られていて、守りの時はエラーをしないこと、そして何より点を取ってやること、この2点に尽きるわけですが、前者はともかく後者については、得点するどころか、三橋が息を整える前に攻撃が終わってしまうという、何とも情けない状況。
当然、誰もが己の不甲斐なさに内心腹を立てつつ、だけど、それを決して顔には出さない。
何故なら、落ち込んでも何も始まらないから。
そのかわり、彼らは笑う。
声を出す。
絶対に後ろを向かない。
逆転されたのなら、またこっちが再逆転すればいい。
ただそれだけ――。
今回のラスト、シャワー室にこもったバッテリー(←その言い方、何か語弊が…)を外で待ち構えるナインの溌溂とした表情には、見ていて思わず胸が熱くなりました。
あれこそまさに青春!ですよね!!(泣笑)

にしても、三橋ってば、いったいどんだけ負けず嫌いなんでしょうか。
1球1球が集中力MAXの全力投球で、そこに発熱と降り続く雨が追い討ちをかけて、体力の消耗は進む一方。
7回が終わった時点で、わずか60球そこそこの球数にも関わらず、ボールを握ることすら危ぶまれるほどにガタ落ちしていた握力が、突如駆け込んできた瑠里の「叶が投げて、三星が勝ったよ!」のひと言で、一気に復活!しちゃうんですから、まったく分かりやすいというか何というか…(苦笑)。
目の前の光景が信じられずに、今一度感触を確かめて、危うく右手をつぶされたかけた阿部こそ、いい迷惑です。
あの場面で彼が一瞬涙目になったのは、肉体的な痛みよりも、むしろ精神的なショックの方が大きかったんじゃないでしょうか(同情)。
こうなると、三橋の体云々以前に、阿部の神経の方が先に参ってしまうんじゃないかと、あらぬ心配をしてしまいますです、ハイ……。

そして、来週はいよいよ田島大明神が本領発揮か!?
っていうか、そろそろ発揮してくれないと、マジ、西浦やばいんですよね(滝汗)。
今の点差のまま、うっかりコールドゲームにでもなった日には、まさに目も当てられないわけで…。
それだけはカンベン!と祈るような気持ちのモモカンに、こちらもシンクロしまくりです。
頼むぜ田島、マウンドで頑張っている三橋のためにも……!!(合掌)

大江戸ロケット 第21話「脱線は三度まで」&桃華月憚 第21話「園」

2007年08月23日 | Weblog
石川智晶さんのNewアルバム、『僕はまだ何も知らない。』を入手しましたv
まさに“珠玉”という表現がピッタリのハイクオリティな内容に、もうそれだけで大満足!でしたが、シムーンファン的には、5曲目に収められている「美しければそれでいい ~Full Size Mix」が、有難いやら嬉しいやら…。
一度シングルカットされたものとは違うバージョンを、アルバムを作るに当たって、わざわざ別録りで歌って下さったということは、石川さん自身もこの曲に思い入れがあるのかなあなんて勝手に解釈しては、一人でニヤニヤしています(←キモッ!!)。
ちなみに、私が買いに走った某アニメイトでは、発売日当日の時点で既に通常版が売り切れていて、DVDが同梱された特別版しか残っていない状態でした。
いやはや、石川さんの絶大なる人気の高さ、恐るべし……!

●大江戸ロケット
すげえ…!
今までその影の薄さひとつをネタに、引っ張りに引っ張ってきた源蔵を、ここで、というか、こんな形でフィーチャーしてくるとは……!!
でも、女装しないと人様の目に止まらないってのは、いくら何でも可哀想すぎなんじゃないかと(泣)。
源蔵本人が万事に控えめ、かつ気遣い屋さんなのが、またひときわ涙を誘います…。
それにしても、毎度のことながら、あれやこれやネタを詰め込みまくりでしたね~(笑)。
もはや劇中劇くらいでは驚いたりしませんが(桃華月憚の先々週の回『幕』と、ちょっぴりネタが被ってるよな~くらいのことは思いましたが)、そこに原作者の中島某氏は登場するわ、鉄十&おりくのお騒がせコンビ(?)は乱入するわ、もうやりたい放題好き放題。
しかも、タイトル通りの数多の脱線や暴走に振り回されつつ、一方で、話の本筋である清吉とソラの甘酸っぱいラブストーリーvも、過不足なくきっちり描いてくるあたりは、もうさすがのひと言です。
今回を見るかぎり、清吉がソラを意識しまくりなのはいつものこととして、おソラさんの方も、それなりに清吉が気になる模様。
ただ、とにかく骨の髄まで天然キャラが染み付いているおソラさん相手に、今以上に関係を進展させるためには、清吉の側からの積極的なアプローチが欠かせません。
とはいえ、清吉にそんな真似ができないからこそ、ここまで話がこじれにこじれているわけで、もどかしいことこの上ない展開は、まだしばらく続きそうです……。

●桃華月憚
桃香ちゃん、頭に刺さってる、刺さってるよ!
アイスの棒が!!(←桃花がパクついていて、食べ終わった後テキトーに放り投げたもの)
基本、シリアスな話だったのに、何もこんなところでウケを狙わなくても……。
でもって、今回の脚本は声優の能登麻美子さんだったわけですが、ワタクシ途中から、「もしかして今日のはノトマミさんじゃないかな~?」とか無性に思っていて、それがバッチリ!適中したのが、めっちゃ嬉しかったですv
何とな~く、セリフの端々がシムーンっぽいというか、リモネとドミヌーラの最後の方のやりとりを彷佛とさせたというか…。
まあ、シムーンの場合、今回とは真逆の、モノローグをほとんど排した作風だったので、違うといえば全然違うんですけどね(汗)。
それにしても、番組冒頭のタイトルコールから、すでにモノクロ演出が始まっているという徹底ぶりには、心底恐れ入りました。
普段から、次回予告――アレを予告と呼べればの話ですが――に限ってはモノクロだからこそ可能な手法ですよね、これは。
記憶が曖昧であるがゆえに、自身の存在意義に確信が持てずにふさぎこんでいた桃花が、桃香に対する恋心をきっかけに、“今ここに在る自分”を丸ごと肯定し、受け入れていく――。
その過程を、数あるモチーフの中から“色”になぞらえて物語るというのは、いかにも桃華月憚らしい野心的な試みですよね!
しかも、ラストに桃園を出現させたことで、ちゃっかり、前回の「桃」に話をつなげちゃってますし…(感心)。
ちなみに私は、西田さんがご自身のブログでそれとなくほのめかしていらしたので、「はは~ん、なるほど、そう来たか!」みたいな感じで、特に動揺はしなかったんですが、その辺の前情報を入れていない一般(?)の視聴者は、さぞかしビックリしたんじゃないでしょうか。
「あれっ、オレのテレビ壊れちゃった!?」とか…(苦笑)。

ぼくらの 第19話「母」&クレイモア 第20話「ピエタ侵攻1」

2007年08月22日 | Weblog
今年の夏大を劇的な試合展開で制した佐賀北。
公立校で、監督がリアルモモカン(こちらは男性ですが)だなんて、いったいどこの西浦ですか!?みたいなツッコミを入れたくなったのは、私だけでしょうか。
しかも決勝点が、史上初の逆転満塁ホームランって、どんだけ~~~!!(←流行りに乗ってみました)
いや~、事実は小説より奇なりとはまさにこのことだなあと、TVの前でしみじみしまくってしまいました…。

●ぼくらの
冬のある日、強引に連れ出された渋谷の公園で、ウシロは保の昔語りにじっと耳を傾けます。
それは、帆走会の若頭にして昇り竜と呼ばれた稀代のやくざ・一郎と、一介の高校生だった田中美純の出会いと別れの物語。
そしてウシロは、徐々にこれが自分と深い関わりがある――どころか、彼自身の誕生秘話に他ならないことに気づきますが…。
以前、このブログで、ウシロとカナちゃんの生みの親が田中さん、なんて書きましたが、これが大間違いのコンコンチキだったことが判明した今回(汗)。
実際は、ウシロだけが田中さんの実子、カナちゃんは姉夫婦の子ということで、2人の関係は従姉妹同士だったんですね。
でも何となく、年齢に似合わない落ち着きっぷりとか、兄の暴虐にじっと耐える気丈さなんかを見ていると、むしろカナちゃんの方が、田中さんの血をより濃く受け継いでいるように思えてならないんですが…。
まあ、血縁があるのは確かなわけで、面影はあって当然なんですけどね……。
そうして、すべてを語り終えた保は、凶弾に倒れた田中一尉の形見の品をウシロに託します。
ずっしりと重く、冷たいそれは――本物の拳銃。
「坊ちゃんは気の強い2人の血を受け継いでるんだ。もう何にも怖がることはありません」
保を見上げるウシロの頬を、いつしか涙が伝います。
「……おふくろさんがあっためてくれてるぞ」
ああっ、保のおっちゃん、それはあんまりにも反則な決めゼリフですよ……(滂沱)。
長いこと引っ張ってきたウシロにまつわる諸々の人間関係に、ひとつの区切りがついたところで、次に語られるのは、ジアース出現に至る大本のストーリー。
次回予告では、何やら別の世界のコエムシ(茶色っぽいヤツ)がふよふよ浮いていましたが、あれの声も石田さんなのかどうか、そんなどーでもいいことばかりが気になって仕方がない、今日この頃です……。

●クレイモア
世間はうんざりするほどの暑さだというのに、この作品の中だけは、やたらに寒々しいのはどういうことなんでしょうか?
吹雪が止まない天候しかり、のっけからクレイモアが死にまくりの展開しかり…。
っていうか、ウンディーネ、ジーンに続いて、フローラまで死亡!?
ぎゃ~、あり得ねえ!!(絶叫)
そりゃあ、全員が生き残ることは、さすがに難しいだろうと思ってはいましたが、こんなあっさりと大物'Sを退場させなくったって…。
前回、過去エピソードをやってもらったウンディーネはともかく、フローラなんて、人となりも何もわからないままじゃないですか!
そしてジーン…。
クレアの手助けがあったとはいえ、一度は深遠の者の手から逃れ生き延びた、不撓不屈の精神の持ち主が、たった一撃で沈むなんて、絶対にあってはならないことなワケで…!
何があってもクレアを守ると誓った、あれはいったい何だったんですか……(号泣)。
だいたい、いくら何でもリガルド強すぎッスよ!
銀眼の獅子王とか言っちゃって、覚醒者のクセに妙にカッコ良かったりするところも含めて、色々反則にもほどがあるっつーの!
しかも、彼のさらに上には、あのイースレイが君臨しているんですよね。
これはもう、絶望的どころの騒ぎじゃないような気が…(滝汗)。
ついに、プリシラの“素顔”を知ってしまったラキと共に、クレア達にこのあんまりな状況を打破する道が残っているのかどうか、私の貧弱な想像力では、まったくもって見当もつきません……。