ラミーユ浦和 活き活きクラブ

わたしたちは60歳以上のシニアのグループです。ブログを通じて「絆」を強めて行こうと開設しました。

土合界隈の昔(その2)

2013-02-12 | 情報

(その1)からのつづき

「街道と往来」の視点からみると、土合村ではなく与野町がその要所となっているようです。

講座で配布された資料「明治13,14年陸軍陸地測量部発行の地図」では与野は村では

なく町となっています。

与野は中山道からの脇街道があり、日光御成街道の鳩ヶ谷宿近くの川口新井宿辺りより

さいたまの見沼、三室、木崎を通って中山道を横断し、与野町へ至る赤山街道があり、

また羽根倉橋渡船場から大久保・上峰を経由して鎌倉街道羽根倉道が与野町へ至って

おり、物流の要所であったと思われます。

ラミーユ浦和に引っ越して来て、暫らくして(15~16年前)埼京線の与野本町駅に降り、

歩いた時、町の様子が落ち着いた住宅街で、比較的年数が経っている住宅が多くあり

与野は新興住宅地ではないと感じたことがあり、何故なのかと疑問に思っていました。

それがこの講座を聞いて、かなり歴史ある町であることが分かってきました。

この様に、自分が住んでいる界隈の歴史を知るというのは愉しいものです。

<おわり>                                  ひろちゃん

 

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土合界隈の昔(その1)

2013-02-12 | 情報

2/7土合公民館で第3回「地域の自然と歴史を学ぶ講座」が開かれ、行ってきました。

今回は「街道と往来」”市内の主な街道や宿場と土合界隈の村々のつながり”というタイトル

でした。

「土合」という地名の語源は、土が十と一が合わさったことからきており、十一の村が明治22年に

合併して土合村と名付けたとのことでした。何か由緒があるかと思ったら意外と単純でした。

講座で配布された資料によれば以下の11村です。出所は1810~1830年幕府編纂地誌で

文化~天保元年の徳川家斉の時代です。

本宿村(元宿) 明治12年に南元宿村と改称

西堀村 民戸106軒 与野郷と呼ばれた

関村  民戸17軒 鹿手袋村から分村したと伝えられる

鹿手袋 民戸47軒 1698年旗本知行地となる。高鼻庄与野郷と呼ばれた

田島村 民戸140軒

道場村 旗本知行地及び与野町圓乗院寺領

町屋村(町谷) 民戸48軒 高鼻庄と呼ばれた

中島村 民戸30余

山久保村 戸数6軒

新開村 民戸14軒

栄和村 明治10年西蓮寺村(千駄村と道場村から分村)と千駄村と合併

この資料を見ると、現在もその地名が残っていることが分かります。我が西堀村は田島村に次ぐ

大きな村であったようです。

各村は幕府領ですが、新開村は1655年に大宮氷川神社領になったとあります。明暦の徳川家綱

の時代で、何等かの理由で幕府が寄進したと思われます。

<つづく>                                     ひろちゃん

 

 

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土合公民館「地域の自然と歴史を学ぶ講座」

2012-07-20 | 情報

 

昨日、お隣の土合公民館で表題の第一回講座がありましたので参加しました。猛暑にも関わらず50名程の向学心に燃える中高年で教室は一杯でした。

講座は「江戸時代 桜区の歴史と文化」と題して、鴻沼地域開発の歴史や庚申塔の話など興味深いものでした。

八代将軍吉宗の時(享保年間、1720年代頃)和歌山藩士井沢弥惣兵衛為永により、年貢増産のため高沼の新田開発をして見沼代用水路から農業用水を引き、余った水をマンション前を流れる鴻沼川(鴻沼排水路)で排水をさせたそうです。

庚申塔は庶民の一般的信仰(庚申の日の夜は寝ずにいて長生きしようというものだそうです)で、江戸時代初期から流行りだし、その証として建立したとのこと。何故か桜区と南区には寛文9年(1669年)に沢山建てられたそうです。公民館の角の交差点脇にもありますが、これは4面に庚申塔、馬頭観世音菩薩、甲子塔、巳待塔と彫られてて、4つの石造物を一つにまとめた物のようです。文化9年(1812年)と彫られているそうです。

約2時間の無料公開講座で、過去には「武蔵武士の時代」「荒川の流路の変遷」など地元埼玉に関わるものを取り上げていますので、結構楽しめます。

                                              投稿者 ひろちゃん

 

 

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