全てを忘れるその日まで

~明日への遺書~

とし

2020年02月20日 | 山歩記
仕事が結構バタついていて

色々嫌なことやかなり気になることがそりゃぁ大層あるんだけれど…今日はお休み


何にも思わず考えず

心のうちのいろんなものを

きれいな空気でろ過洗浄

こんな時はやっぱりお山歩きに限ります


向かった先は城山さん

平日なのに登山口には車が2台

やっぱり人気の金田城




今日もここから登ります
 


スタートはゆっくりめの上り坂
 


明治陸軍造成の道を歩きます
 


途中でパスした団体さん

ガイドを務めてあるのは観光協会の局長さん

よく登山道の整備をしてくださっている女性の方もご一緒です

お仕事邪魔にならないように軽めのご挨拶

島の元気の実行部隊、観光物産協会の職員さんは

やっぱり今日も元気です!


東南角石塁
 

 


ここでジャケットを脱ぎ

今日はこのまま軍道歩き
 

 

 


前回が反時計回りだったんで、今日はその逆

緩めの傾斜の続く道

その道脇のそこかしこに

心のうちのいろんなごみ、様々な思いを不法投棄しながら


明治の道を歩きます
 

 
最後のヘアピン…
 


まっすぐ奥へと進み
 

 

 


崩れたレンガがいっぱい…
 


そのまま奥に歩いて
 

 

 


城山砲台付属堡塁を目指します
 

 


ピークに誘われフラフラしながら
 


また復帰…
 

 




付属堡塁着
 

 


よくぞ作った…

てな感じです


石塁も
 


そして


この堡塁も
 

 

 

 

 


国家レベルの事業じゃないと決して作り上げられないもの


「ここで阻止する」

という意思を明確にし

西の海ににらみを利かす
 



大陸文化の中継点と軍事の要衝


その双方を古より担ってきたのがこの国境の島 対馬なのです

 



上の土塁に駆け上がると
 

 

 


お~ 素晴らしい眺め


城山山頂も見えます
 
 

山頂には先ほどの団体さんの姿
  

…ちょっと見にくいけど



北西側は高い崖

ぎりぎりまで足を進めると
 


…なかなかの高度感



軍律の厳しかった帝国陸軍の施設

機能しているその当時はすごくきれいだったんだろうけど

主のいなくなった今

その任を解かれ

土に還り 森に飲み込まれようとしています…

 



遠い未来

人類が滅び 文明が潰え去ったあと

残された都市はこうなるんだろうな…


ふと足を止め

わずか75年ほど前にその機能を停止した

国の鎮めに
 

 

 


挙手の敬礼を行い


私はひとり城山山頂へと向かいます
 

 

 

 

 





青い山頂
 


到着です
 

 

 


絶景です


先ほどいた270P
 


奥に見える矢立山の下あたりです


溺れ谷をバックに

いつものセルフィー
 

 

 


お約束の

スノピのチタンダブルマグ
 


温かなコーヒーでほっこり


胸の中のいろんな毒気が抜けていくのがわかります


さぁて

明日からまた頑張りますか~


帰りは鋸割下りの城戸巡り
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



こちら周りがはるかに楽かと思ったけれど

そこそこ登りがあって

意外と最後は足がダルダル


おかげで口数…

いやいや字数が少なくなりました


これくらいで足に来るなんて

もう年かな…

 



って

よく考えたら


昨日も

毒抜き不法投棄って


有明山に登ってた

 


 


 



やばい


やっぱ年だわ…違う意味で