ジョエル・キナマン主演「オルタード・カーボン」シーズン1

	Altered Carbon: Netflix Altered Carbon book 1 (Takeshi Kovacs)
	Richard Morgan
	Gollancz

【Netflixオリジナル】Altered Carbon

　250年の時を経て新しい体で再生したタケシ・コヴァッチ（ジョエル・キナマン）は、自分を所有するという大富豪ローレンス・バンクロフト（ジェームス・ピュアフォイ）から、自由と引き換えに自らが被害者である殺人事件の捜査を依頼される。

Netflixオリジナルドラマ『オルタード・カーボン』2018年2月2日配信決定！


◎肉体の死が存在しない世界
人間は一歳になると皮質スタックが体に埋め込まれ、意識がスタックにダウンロードされる。スリーヴ（体）は乗り換え可能で意識の転送も可能。スタックの破損はRD（リアル・デス）を意味し再生不能。事故死は被害者保障されスリーヴは無償で提供される。上質のスリーヴは有料でリースされる。
タケシ・コヴァッチはジョエル・キナマン型と「ARROW」のヤオ・フェイ型、オリジナルスリーヴである「HawaiFive-0」のサン・ミン型の3体を使っています。

◎653号判決
犯罪被害者を再生させ証言させる法律。大司教区が再生を反対し却下された。魂救済派と来世進行派がもめている。

◎メト
969年生き死んだ"メトシェラ"が由来。長年生き長らえている富豪のこと。メトはスリーヴのコピーを何体も所有している。

◎CTAC
保護国の植民地戦術強襲部隊

◎エンヴォイ
訓練を受けた銀河一の戦闘部隊で保護国からはテロリスト扱いされている。スリーヴィング後もすぐに戦闘態勢に入れる。コンピュータやシステムに侵入し操れる。リーダーはクウェル。


＊ここからネタバレあらすじです＊

　バンクロフトはRDしていたがDHFが全領域遠隔保存されされ生き延びた。死ぬ48時間分の記憶が消えており、彼は自殺はないと断言する。コヴァッチはAIホテルに泊まることにするが、ヤクザの一味、ディミトリに命を狙われる。ディミトリはWスリーヴィングしていて双子のディミとも呼ばれていた。AIのポーの援護を受けディミトリをRDする。コヴァッチは死ぬことも考えたが依頼を受けることにする。

　バンクロフトに殺害脅迫を送った人物を突き止めようとするコヴァッチ。元海兵隊のエリオットにたどり着く。娘のリジーはバンクロフトに会いに行き殺され、スタックは無事だったがVRの中に閉じこもっていた。バンクロフトは娼婦に暴力を振るっていたことが分かる。一方、刑事のクリスティン・オルテガは規則を破ってでもコヴァッチの動向を監視する。オルテガは水死体で見つかった娼婦メアリー・ルーからスタックを抜き出す。

　コヴァッチはバンクロフト主催のパーティーのためエリオットを援護役として雇い、リジーを助けると約束。AIホテルのVRルームにリジーを預け、AIのポーに治療を任せる。同じパーティーに招待されたオルテガは悪趣味な余興を目にする。夫婦の戦闘デスマッチにコヴァッチが巻き込まれ、オルテガに助けられる。その後、娼館を訪ねたコヴァッチはディミトリ2号に捕らわれVR拷問を受ける。コヴァッチはエンヴォイで訓練を受けていた日々を思い出し、VR拷問を切り抜ける。

　ディミトリ2号はコヴァッチを警官のライカーだと思い込んでいた。コヴァッチのスリーヴはオルテガの元相棒で恋人だったライカーのものだった。ライカーはメアリー・ルーの事件を捜査していたがCTAC将校殺しでハメられて刑務所送りになっていた。ディミトリ2号は1号をライカーが殺したと思い込んでいたのだ。そんな中、コヴァッチはバンクロフトの妻ミリアムから捜査を辞めれば倍の報酬を払うと提案される。

　コヴァッチとオルテガはファイトドロームに試合の録画を確認に行く。そこでコヴァッチは前のスリーヴ（ヤオ・フェイ型）を発見。バンクロフトが息子のアイザックを殺すほど殴っていたことが分かる。殺される前日大阪で取引したのはバンクロフトではなく息子のアイザックだと気づく。父親が死ねば遺産は入らないが父親になり全てを奪えばいいのだ。コヴァッチは全ての痕跡を消し去るゴーストウォーカーがメアリー・ルーの痕跡を消していて、ライカーの事件やバンクロフト殺しと全て繋がっていると睨む。

　ディミトリ2号を尋問し雇い主を吐かせようとするが、ゴーストウォーカーが警察署内部に侵入しオルテガたちの命を狙う。コヴァッチはオルテガを搬送し彼女のスリーヴを守る。だが腕がリノベーションされ剛腕となる。バンクロフトにアイザックの件を報告すると激怒してコピーのスリーヴを破壊する。一方、ゴーストウォーカーことレオンに助けられたディミトリはコヴァッチに手を出すなと念を押される。ディミトリはそれに逆らいファイトドームのカーネージと組む。

　スズキ警部はあるメトに買収され内部情報を流していた。コヴァッチは前のスリーヴ（ヤオ・フェイ型）を着たディミトリに捕まり、オルテガと共にファイトクラブで戦わされる。ディミトリを倒してスタックを破壊する。殺害命令が出た2人の窮地を救ったのはコヴァッチの妹レイリーンだった。幼い頃、父親を殺したコヴァッチはCTACに勧誘され、レイリーンと引き離されていた。

　CTACだったコヴァッチ（サン・ミン型）は標的のヤクザを仕留めようとした時にレイリーン（ディーチェン・ラックマン）に再会し、仲間を裏切って抹殺。その後、2人はエンヴォイに捕まるが保護国への復讐心から仲間入りする。リーダーのクウェルから戦い方を叩き込まれ肉体的、精神的にも屈強な戦士となった。クウェルこそスタックを開発した張本人ナディア・マキタでこれを終わらせるべきと思っていた。コヴァッチは次第にクウェルと惹かれ合うようなる。ある日、CTACにウィルス襲撃されコヴァッチだけが生き残った。ウィルスの影響を受けなかったクウェルとレイリーンはシャトルで脱出を図るが撃ち落とされる。

　コヴァッチはこれまでレイリーンが複数のスリーヴで接触してきたことや、クウェルや仲間を殺したと言う恐ろしい事実に気づく。レイリーンは尋問プログラムを運営し、ゴーストウォーカーのレオンは手下だった。レイリーンはバンクロフトに調査終了を納得させるよう兄に強要する。コヴァッチはエリオットの妻でハッカーのエヴァを釈放させ、エンヴォイたちのスタックからマルウェアを作って欲しいと頼む。

　コヴァッチはミリアムの提案を断って、弁護士のプレスコットをバンクロフト殺しの犯人に仕立て上げる。解雇を言い渡されたプレスコットはVR店で金髪娼婦を殺す性癖を利用しウィルス攻撃のタイミングを到着に合わせ不運な事故に見せかけた。マルウェアがニードルキャストされればデータは破壊されるためバックアップを止めるため頭を撃ち抜いたと説明する。納得したバンクロフトはコヴァッチに報酬と自由を与える。その一方でコヴァッチはレイリーンが全ての事件の黒幕だと気づく。

　オルテガは謎の女のスリーヴがサイカセックのものだと突き止め潜入するが、レイリーンに襲われ捕らわれてしまう。レイリーンはオルテガのスリーヴを使ってコヴァッチの動向を探り、レオンにオルテガの家族を惨殺させる。メアリー・ルーのスタックのコードを書き換えたのもレイリーンだった。鑑識のミッキーがレオンの居場所を突き止め、コヴァッチはWスリーヴィングして捕らわれているオルテガを助けに向かう。

　コヴァッチとエリオットはエヴァやミッキーの助けを借りてヘッド・イン・ザ・クラウズに潜入し、レイリーンがバックアップする直前にローリングウイルスに感染させる。命がひとつしかなくなった彼女はバンクロフトの性癖を利用し653号判決を阻止するよう脅したと告白。バンクロフトは娼婦をRDさせ、逃げたメアリー・ルーはレイリーンと彼を追い詰められると考え飛び降りた。体は死んでもスタックは回収されるからだ。だがレイリーンがメアリー・ルーの死を不審がったライカーをハメた。バンクロフトは判決を却下させたが、記憶を消せば帳消しにできると考え自らスタックを撃ち抜いた。

　レオンはAIホテルのシステムをダウンさせ、ポーはRDする前にヘッド・イン・ザクラウズにリジーの思考を送り出す。人造スリーヴに入ったリジーがエリオットたちの窮地を救う。船が崩壊する中、コヴァッチはレイリーンとの戦いに挑む。クウェルのバックアップか妹を逃すか決断を迫られたコヴァッチは、妹を殺して崩壊する船に残る。コヴァッチのスタックは回収されたがWスリーヴィングしているため法的にはどちから1人の記憶しか残せない。

　レイリーンの告白映像でバンクロフトの悪事が暴かれる。653号判決が確定されればメアリー・ルーが証言できると分かり自首を決意。リジーの証言でバンクロフトの子を妊娠した彼女をミリアムが殴り殺したと判明。リジーを再生させないようレイリーンに頼んで精神を破壊させ流産を闇に葬った。レイリーンに見返りを求められ夫に薬を盛っていた。夫婦は互いに破滅に追いやっていて、ミリアムは逮捕される。その後、653号判決が確定しライカーも無実が証明される。コヴァッチはスリーヴを戻すとオルテガに別れを言いに行き、その後はクウェルを捜し続けるのだった。

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1周目はキナマンの肉体美とカッコよさに酔いしれたため見落としていた点がありましたが、2周目はストーリーに集中して見れました。キナマンあんなダイナマイトボディだったっけ？ずっとユニコーンと虹の絵柄のピンクのリュックを持ってるのも可愛かったw
スリーヴの保存状態が全裸なので裸のシーンもかなり多かった。ピュアフォイさんまた堂々と脱いでたしwレイリーン役のディーチェンは全裸で戦ってましたからね。ありゃ大変そう。
肉体の死がない世界…300年後ならありえるかもしれない。
肉体の死がない分、簡単に人も殺すし、VR拷問なら何度でも殺せて恐ろしい。スリーヴィングできると成りすますのも簡単で、外見と中身が必ずしも一致しないというのは犯罪が増える要因にもなりますよね。
メトはとにかく長生きしてて、庶民は支配され続ける。そんな世界だからこそ起きた事件だった。
歪んだ兄妹愛だったなー。レイリーンが生き別れた兄と暮らしたいがために執着して邪魔者を排除しようとするし、そのために罪を犯し続け昔とは別人になってしまった。あの兄妹が離れ離れになっていなかったら違っていたのかも？
サブキャラのポーもAIだけど人間に近づいてる部分も多くて感心した。彼のRDは残念だったなぁ。エリオット一家もそれぞれの能力を発揮してて、欠かせないキャラだった。
シーズン2が作られるのか分からないけど、コヴァッチがライカーのスリーヴを返してしまっていたらキナマンじゃない人がコヴァッチやることになってしまうなぁ。またコピーのスリーヴを作ってキナマンに演じて欲しい！

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