2024.7.28
早朝4:00いつもの大山・南光河原駐車場は既に満杯の賑わいだった。一番奥まで入り、漸くスペースを見つけゆっくりバック駐車、ヘッドライトを頼りに支度を整え、リュックを背に登山口へと向かった。自宅を出る際には満天の星空だったが、星は見られず雲間から三日月を淡く見ることが出来た。
辺りは真っ暗、ライトを頼りに慣れた登山口からの石段を登って行った。(登山届も忘れずにポストへ)
今日の天気予報は晴れ・気温35度。果たしてどんな景色が見られるのか?女性3人は、真夏の大山の暑さを何度も経験しているので、今回は「早朝発ち・ゆっくりペース」で山頂を目指した。
振り向いた途端に現れた『ブロッケン現象』真ん中に見える阿弥陀如来像はもちろん私の陰。光背もしっかり見られた。
こんなに楽な「大山登山」は初めてだわ~♫ 山頂到着⛰
登山の様子
登山口 4:20 1合目 4:40 2合目 5:56 3合目 5:15 4合目 5:38 5合目 5:52 6合目避難小屋 6:15
樹林下とは言え、辺りは真っ暗中歩き初めたが、3合目では空も明るくなり、小鳥のさえずりも聞こえてきた。無理のないゆっくりペースだから延々と続く木段も調子良く登ることが出来、6合目の避難小屋の広場でおやつタイムの休憩をとり、再び上へと登って行った。
7合目 6:48 8合目 7:22
6合目を過ぎると、辺りの景色は灌木の中に様々な花で彩られ、大山夏山登山の楽しみが象徴される景色へと変わって行った。
ギボウシ・蝦夷アジサイ・シモツケソウ・クガイソウ・キュウシュウコゴメグサ・ホソバノヤマハハコ・クサボタン・クルマバナ なかなか上へと登っていけない!
急登を登り終え、ようやく最初の木段へ到着7:27 辺りは花で覆われ、目線の先は山頂への稜線が青空に映えていた。
元谷から弥山へ絶景に感動していると、周りから歓声が聞こえてきた。振り返るとそこには『ブロッケン現象』が現れ、見事な阿弥陀如来様が光背に包まれて輝いていた。大きく手を振れば影も手を振る・・・・! 光背の中の影は周りがどんなに多くても、ただ一人本人しかうつることが無い光の現象。この時間、この太陽の位置、そして何よりスクリーンとなる霧。
滅多に出会うことが無い、自然現象に感動し、瞬間で消え去った阿弥陀如来様の余韻に浸りながら歩き始めた。
9合目 7:43 山頂到着 8:00 シコクフウロ・ダイモンジソウ・コオニユリ・シュロソウ
あっちを向いても、こっちを向いても男性ばかり。登ってくるのも男性。そんな中なんてカラフルで、朗らかな女性3名。雲に感動~花に感動~景色に感動~涼しさ(19℃)に感動!!!
下山開始 8:50
充分に休憩して、体力回復。元気になったから元の夏山登山道を下って行きましょう。それにしても登ってくる登山者の多いいこと、立ち止まり交互に譲りあいながら、私たちは下山したけど、真夏の登山道の暑さは只者じゃない。頑張って!と声をかけあいながら登っていく登山者を見送った。
6合目避難小屋は超満員。樹林下での登りから解放され、広がって見える山頂~ユートピア~三鈷峰の稜線、眼下に見える日本海への山麓風景と、見飽きることの無い俯瞰と涼風は、ここで時間をかけて、ゆっくりする人たちの気持ち、分かるわ~(^^♪
登山口到着 11:25
花いっぱいの大山。こんなにゆっくり登り、花や景色を堪能し、山頂近くでは思いがけないブロッケン現象まで。何度登ってもその度に違う感動がある大山。
花も良し、人も良し、山も良し。山登りは楽しいです。今度はどこを歩いてみようかな⛰
次回の山旅につづく