遊歩のリュックと登山靴

日常の近場の山歩きから縦走登山、「らくらく山歩会」の毎月の例会登山の
山行記。豊かな自然を愛し、大切に守っていきたい。

らくらく山歩会 ’24 //9月例会 :箕上山登山と秋葉山散策(鳥取市吉岡温泉の低山を歩く)

2024-10-15 21:39:17 | 日記

 2024.10.14

雲一つない秋晴れの「スポーツの日」、集合場所の吉岡温泉までの車窓では、マラソン大会や駅伝大会と催物がめじろ押しのようで、あちこちの広場や運動場には多くの人が集まっていた。

正面に箕上山山頂が見える吉岡神社の駐車場は「メタセコイヤ」の巨木が目印で、今朝の澄み切った青空に少し色づいた幹を大きく伸ばしていた。

これから向かう箕上山山頂は標高297m。標高差は少ないけど急登や激下りが有り生半可な気分では山頂へ到達できない???・・・

 

 今月の参加者  27名                                            

 

    登山の様子

メタセコイヤの広場から吉岡神社の鳥居までは、野菜畑や田んぼのある緩やかな坂道。ミゾソバの花が一面に咲き秋の農村らしい景色だった。

                       

  

神社の石段脇には、箕上山の案内板が有り、位置や登山道を確認して、杉や檜の林を抜けて緩やかに登って行くと、視界は急に開け正面に「鷲峯山」が特徴ある山容を見せていた。9:07

   

   

羊歯(ウラジロ)の繁る登山道を暫く登ると、三山口への分岐の案内が有った。9:30  道を左の「箕上山」方向に進む。暫く山すそをトラバースすれば、ピンクのテープが目に入る。そこから山の斜面を一気にコンクリートの農道まで下りて行った。9:38

   

  

コンクリート舗装の道の脇の田んぼは、以前は耕作地だったと思われるが、今は草の繁る休耕田と化していた。左斜面に「箕上山」の標識があり、いよいよ急登開始。9:56

   

   

急登をこなして、ほっと一休み。山頂はもう少し先だけど山頂と間違えそうな展望広場が有り、休憩場所にはちょうど良かった。10:24

  

笹はしっかりと刈り払われ、歩き易く良く整備され、坂道を一気に登ると、箕上山山頂へ到達。素晴らしい展望に大きな歓声が沸き上がった。10:36 

  

しばし展望を楽しんだのち、見つけたのが「コウヤボウキ」の花。しかもたった一輪だけが咲いていた。

コウヤボウキ  嘗て高野山では弘法大使の教えで、果樹や竹などの植栽を禁じられていたため、この植物で作った箒が用いられていたことによる

  

眼下には吉岡温泉の街並み、そして湖山池と日本海。素晴らしい晴天で景色も霞みががち。ゆっくりと休憩をしたら、そろそろ「つぶせ岩」へと向かって歩き始めましょう。10:47

  .

箕上山山頂からつぶせ岩までは、一気に下る激下りと、樫や赤松などの林の中を歩く、歩き易い登山道の繰り返しで、視界は悪いがなんとも歩き易く、快適な登山だった。

   

   

 

雑木林には、秋の味覚のキノコがニョキニョキ生えていて、その大きさにびっくり。しかし食べてみようとは思えなかった。

  

幾度かの坂を下り終えると平坦な、つぶせ岩への尾根道の縦走路となってきた。歩き易く樹林下の木洩れ日がとても優しくて、いくらでも歩ける登山道だった。

  

迷うこともない、親切な案内板。ほどなくして「つぶせ岩」へ到着。11:41

  

つぶせ岩  その昔、鷲峯の主と大野身宿祢(オオノミノスクネ)が博打を打ち、負けた鷲峯の頭部を持ち帰り、徳尾の森とした。鷲峯は腹を立て投げた大岩が、届かず落ちたとされる岩。

 

  

  

  

見渡せば木の葉も色づき、もう季節は秋になっていることに気づく。下山開始0:15

下山は羊歯の繁る道を、三山口分岐まで下り、合流後は今朝と同じ道を登山口へと下って行った。

   

  

ナツハゼやキノコ、萩の花に止まるバッタなど、登りとは違う目線で新発見も有り、さすが地元の低山。低いけれど密度の濃い箕上山登山を無事に終了出来ました。神社まで下山13:18

  

 

 

  下山後、秋葉山散策

萩の花と季節外れの卯の花

  

  

季節は秋。金木犀が見頃で、各家庭ごとに刈込みの形も様々で、町中にただよう金木犀の香りに魅せられた「町さんぽ」でした。

  

 

箕上山登山を終えてから、吉岡温泉の中にある「秋葉山」を散策して、今月の例会を終えました。温泉のある町「吉岡温泉」を歩いてみると、風情のある街並みで、町の中を流れる川も綺麗に掃除されていて、各家庭の庭に咲く花もとても印象的でした。温泉の湧く町「吉岡温泉町」、ゆっくり歩くのも良いですね。

来月は、岡山県の「県立森林公園」の中の、すずこ平コースを歩きます。晩秋のブナ林、落ち葉を踏みながら歩けば気分は爽快。山頂からは、倉吉市~船上山方面が広く見下ろせ、鳥になった気分で、眼下に広がる景色を鳥瞰してみましょう。

次回の山旅につづく

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男三瓶山登山:姫逃池コースで山頂へ。下山は名号コースでゆっくりと初秋の山を満喫🦋

2024-09-18 21:26:21 | 日記

2024.9.17

残暑(猛暑)の中の3連休も終わり、連休明けの火曜日。三瓶自然観サヒメルの駐車場は鳥取ナンバーの私達のグループの4台だけしか停まっていない。「もしかして山頂広場は私たちで独占かも( ^ω^)・・・」

男三瓶山の姫逃池登山口はサヒメルのすぐ裏手、登山準備万端。足元✔帽子✔飲み物✔汗拭きタオル✔ 登山口への階段を快適に登って行った。

 

  今回の参加者17名(日頃から体幹トレーニングやストレッチ教室で鍛えているけど登山初心者も有り)

   

 

◇ ◇ ◇登山の様子◇ ◇ ◇ 

サヒメル前の駐車場で各々準備。振り向けば男三瓶山頂(1126m)が真正面に見えていた。ここの標高575mすると標高差551m

                                                 

サヒメルも当然ドアが閉まっていた。階段を昇って道路を横切ると「姫逃池コース」の登山口。さあ頑張って全員一緒に山頂へ到達しょう!!

  

登山道脇、足元近くに咲く「ツルニンジン」「ヨシノアザミ」「キバナアキギリ」

   

登山口から30分ほどで東屋の建つ広場に到着。針葉樹に交じって多くのモミジの葉が天を覆い、緑陰の涼風が心地良かった。タデの花の群落有り

 

  

広場から少し登ると、中国自然歩道と交わる。直進して男三瓶へのコースを行く(左へ行くと名号登山道へ)

 

 

 

  

17名の隊列はややもすれば乱れがち。少づつ登りがきつくなってくる。後続を待ちましょう

  

「キバナアキギリ」「ミヤマボクチ」「オオカニコウモリ」

  

「ツクシガシワ」「アキチョウジ」「タマゴタケ」

   

「どんぐりの実」も大分大きく膨らんできました。イチイの実が多く見られたけど、こんなに実をつけるの珍しいと思った。

 

ツルニンジンはいたる所で咲いていて、水分補給をする度に足元近くで見ることが出来た。見上げると濃い緑の葉が空を覆い、終始快適な木陰登山だった。

  

これからが急登ですよ~! あれっ男性3名の姿が見えないですね。もうちょっと待ちましょうか 

   

山頂まであと400m付近では霧が立ち込め、ブナ林が幻想的な雰囲気だった。

  

「サラシナショウマ」「可愛いキノコ」 あと200mで山頂ですよ~~~~~!

   .

一番乗りで山頂で見たもの ①山頂の社 ②山頂碑 ③方位版  ススキが風に揺れ、山頂は秋真っただ中の雰囲気。

  

マツムシソウ」「ヤマラッキョウ」「シオガマギク」

  

  

山頂広場は予想通りの展開。ほかに登山者は無く、思い思いに各々は散らばってお弁当ランチタイム。そして展望台へ行く人、三座同定する人。

随分楽しい時間だったようで、気が付けば1時間以上山頂で鋭気を養ったようだ。

  

  

  

  

パフォーマンスも様々、どれも様になっていますよ~。山頂の景色を満喫し思い出いっぱいできました。頂いたおやつも様々食べた、コーヒーも飲んで、お腹も十分に膨らみ、満足満足✌('ω'✌ )三✌('ω')✌三( ✌'ω')✌

そろそろゆっくり下山開始としましょうか。歩き初めは滑りそうなこの木段。何年前からこの状態かな~?滑らないように気を付けて降りましょうね。

   

「足の置き場を考えて~!  体は後ろ向きが安全だよ~!」。認知症予防に登山は最適。

   

笹や草は刈って有り、整備されていた。ブナの根の張りだした箇所超えるのに難儀したけど、日頃の鍛錬の賜物、全員クリアできました。

   

下山途中では「アサギマダラ🦋」がフワ~リ・フワ~リと目線の先を上へ下へと飛び、今日の最高の出来事の気分だった。

   

間違えてしまいそうな中国自然歩道との合流地点。名号コースは右側へと進む。左の道は整備されているが姫逃池コースへと向かっているので要注意です。

      

名号コース入り口へ下山してきました。お疲れ様でした。

  

  

  

 

駐車場へ着き、まず出た言葉「暑かった~!」が全員の第一声。気温35℃は9月に入って何度目だろう?

暑さ寒さも彼岸までと言うけれど、今年の彼岸はもうすぐ。彼岸花も咲いているのを見たけど、なんだか暑さの中で異様な景色に見えるのはなぜかな???

楽しい仲間と一緒に登った三瓶山。下山と同時に次の山を期待している声も聞こえてきました。少しずつレベルアップして、景色の良い山を選んで、日頃のトレーニングが生かされる生活をしていけたらと願っています。

 

次回の山旅につづく

 

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らくらく山歩会 ’24 //9月例会 :山陰ジオパーク『鳥取砂丘東コース』と『多鯰ケ池一周』

2024-09-16 10:33:11 | 日記

2024.9.15

猛暑続きのこの夏。9月も半ばになれば日差しも弱まり、砂丘からの風も涼やかになる筈と、高低差の少ない「砂丘東コース」を計画したけれど、毎日の最高気温は35℃と真夏のような日差しで、9月に入ってからは雨も降らず、雨を待つ毎日だった。

ところが、例会当日の鳥取砂丘の天気予報は雨 「久々の傘の出番」と、用心深く片手に傘を持ち、背中にリュックを背負い、市営砂丘駐車場から多鯰ケ池へと歩き始めた。

 

  今月の参加者14名

 

多鯰ケ池一周へと歩き始めた。

雨も降りそうにないけど、雨具は持って歩きましょう。砂丘道路へは駐車場わきの階段を登っていく。飛び込んできたのは先ほど通った「砂丘トンネル」の傍の交差点の景色だった。横断歩道を渡り「多鯰ケ池探勝コース」へ。

  

  

  

 

展望の良い場所では、以前は伸び放題だった木も切って有り、多鯰ケ池越しに砂丘の展望を楽しむことが出来た。探勝路も間もなく終わり。突き当たった道路は、国道9号線の古い道で、今は通る車もなく、気ままに景色を楽しみながら歩くことが出来た。

  

  

途中、多鯰ケ池へと坂道を下り、池の水面いっぱいに繁殖している「睡蓮」の花を堪能し、バス釣りの釣り人との交流も有り、結構楽しい時を過ごせた。

  

一面の睡蓮とお別れして、池の周りの散策コースを歩く組と、元の県道を歩く組、それぞれにゆっくりと楽しい時間が過ごせたようだった。

  

  

 

その後全員出会った場所は「砂丘交差点」。3連休の中日となれば「県外からの観光客」の車が列をなし、「この暑さの中、遠路からようこそいらっしゃいました」と見ているのは「車のナンバープレート」。

皆さん、ずいぶん遠くから来てくださったもんだと、嬉しいやら呆れるやら、しばしの間交差点での車ウォッチングして、らっきょう畑へと「砂丘東コース」を登って行った。

  

峠まで登ると、飛びこんできたのが「福部砂丘のらっきょう畑」で、正面に一昨年例会で登った「駟馳山」を見ながら、道幅いっぱいに広がって歩き、一味違う砂丘の広さに感動した。しかし「ラッキョウ栽培」は、真夏の暑さの中で種を植え、一冬過ぎた初夏の暑さの中で収穫して、その後の出荷までの芽切りから洗浄と、広大な農地を見て作業の大変さにラッキョウ農家のご苦労を想像しながら歩いた。

  

  

東コースでの終わりは「五輪石塔群」。砂丘に農地を広げるために丘陵地を整地をした際に、地中から大量の五輪塔が発見されたものだそうだ。

  

コースも最終段階。お昼の休憩は「オアシス広場」でゆっくりと。

  

  

午後からのウォーキング最初は「一ツ山離水海食洞」。かつては海岸線がここまであり、海岸線の崖が浸食を受けて出来た洞窟と説明版が有った

          

その後で海岸まで下りて、海岸線を歩く。

  

  

暑さの中、無事に全行程を歩き終え、あとは砂丘ビジターセンターへ戻りだけ。雨にも合わず、暑いけれど普段見ること無い砂丘の姿に感動した。

 

 

鳥取砂丘でちょっと観光気分。

  

  

 

 

9月例会、最後は砂丘を歩きほかの観光客との交流もあり、馬の背に向かう、点としか見えない観光客の数を数え、童心に帰ったひとときだった。砂像美術館へ行ったメンバーと合流し「梨味ソフトクリーム」を全員で食べて、迷路のような松林を右往左往しながら、元の駐車場へ。

来月は、吉岡温泉の近く「箕上山」を歩きます。「箕上城跡」から「つぶせ岩」まで、城跡からは湖山池から日本海の好展望が楽しめます。

次回の山旅につづく

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らくらく山歩会 ’24 //8月例会 : お経滝トレッキング『グリーンシャワーとミストシャワーで夏を満喫』

2024-08-20 21:19:49 | 日記

2024.8.18

むせ返るほど強烈な暑さのこの夏。8月例会では、楽して涼を得る「沢歩き」をしようと、大山・三鈷峰を源として流れる阿弥陀川水系の支流上部にある「お経滝」を目指して歩いた。

瀬音を聞きながら山道を歩いて約1時間。川岸から足を入れると、川底の砂が渦巻く澄んだ水が心地よい。谷間を流れる阿弥陀川は両岸がブナや楓の樹林で、崖の上空を覆った葉は夏の陽射しを遮り、まさに「天然クーラーの中」の水中ウォークだった。

下流から上流へ向かって歩くと、渓流が間近に迫ってくるような迫力を感じる箇所も有り、深みに行かないよう足の運びに細心の注意を払って、阿弥陀川歩くことおよそ2時間で「お経滝」へ全員が到達することが出来た。

 

今月の参加者

お経滝(夫婦滝)は2017年、豪雨の際に、それまで狭い谷を堰き止めていた巨岩が動き、初めて支流があることが分かり、その後渓流釣りで深部へ遡り、行き止まりとなった崖で偶然発見された「幻の夫婦滝」。 今日のガイドは発見者の小原邦彦さん

 

 

登山の様子

県道314号の途中、車数台が駐車可能なスペースがあった。其処が「お経滝登山口」のある地点。今回は麓の「仁王堂公園」で分乗し、目的地まで走った。(7台でまでは駐車可能)ここからガードレールの脇に立つ小さな「お経滝」の標識を確認して、山道へ入っていく。県道脇登山口9:38

  

山道は、「一度草刈りをしてある」と言われていたので、安心して歩くことが出来た。

  

とは言うものの「これは大変なことです」と言いながら、背丈以上に伸びた夏草との闘いで悪戦苦闘の、ガイドの小原さんです。

  

山道と背丈以上の草の中を歩き、堰堤が見えてきたら間もなく沢歩きの始まりです。

  

なるべく流れの緩やかな、浅瀬を選んで対岸へ渡りましょう。渡渉開始10:33

  

  

これから先、右岸から左岸へ。またまた左岸から右岸へ、何度も渡渉を繰り返して上流へと登って行った。

    

   

大きな堰堤が現れた。斜面をよじ登り山へ入って、巻道の足場を確認しながら、堰堤上部へと登っていく。(落ちたら下はかなりの深みの淵)

  

 

谷の幅も狭くなり、流れも幾分早くなったようだ。転んでしりもち付かないように ”慎重に慎重に!”

  

  

両岸は共に断崖だけれど、崩落の危険は無いようだった。もう少し登れば支流への分岐へ到着。川の流れも速く感じるのは、川幅が幾分狭くなってきたからかな?ツリフネソウの花弁が澱みに集まっていた。

  

支流への分岐(お経滝の看板)11:18

  

支流入り口には小原さんお手製の梯子設置されていた。2年目を迎え古くなっているため使用不可。修理をしないと先へ登っていけない。いろいろな道具を持参されて、安心して登れるように梯子の修理に大奮闘。馬野さんが助手をして、二人の共同作業で手製梯子の出来上がり!

有難うございました。

  

  

  

 

滝が見えました~! 10:42   

  

  

滝つぼ周辺は、マイナスイオンを浴び放題、心地よい真夏の涼を体感出来た。大きなガマガエルは突然現れた見かけない集団に驚いて、腰を抜かせたのかビクともしない???

この滝、見る角度では滝の中央部に阿弥陀如来様が手を合わせている姿が見えてくる。斜め下から見上げれば虹の輪が二重三重と重なって見える。何倍もの幸せを貰った「お経滝」だった。

 

      

お経滝での休憩時間、お弁当を食べたりお茶を飲んだり、どなたかの差し入れのフルーツも食べました。

小原さんは、渓流釣りを披露されたのに、釣果ゼロ。

そろそろ下山しましょうか。行きはよいよい帰りは怖い(^^♪  下山開始 0:35

  

  

    

沢歩き、登っていくより下りの方が不安定なようだった。足の置き場に注意して、確実に足を運んでいるつもりなのに「なんで~!!」。(私が見たのは3人が沈)

県道脇の入り口へ戻りました。 14:08

意外と好評だった「沢歩き」。暑い夏場の例会は暑さ覚悟だと思っていたけど、今回の阿弥陀川トレッキングで、木陰の沢歩きがいかに心地よいか、気分は童心に返ったようだった。

これからまだまだ残暑が続くと、気象予報士の方が全員おっしゃっています。夏バテしないよう、少しでも運動して次回の例会にも参加してください。来月は鳥取砂丘の近く「多鯰ケ池と山陰ジオパーク砂丘東コース」の歩き、歩き終えたら砂像美術館に入館して、砂像見ながら運動した後の火照った身体ををクールダウンしようと思います。

次回の山旅につづく

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真夏の山さんぽ :大山北壁を見ながら登るユートピアから象ケ鼻へ

2024-08-10 21:51:53 | 日記

2024.8.4

起床後、日の出前の大山を見ると、薄い雲が山頂を覆っていた。雨の心配は無い、たとえ降ってきても毎日の猛暑で、地上にあるもの全てが潤いを求めているから「恵みの雨」になる。

そう思うと、心は既に大山ユートピアへ飛んでいる。いつものリュックと登山靴を車の後部座席へ置いて、豪円山駐車場へと向かった。

博労座の広場は早朝なのに、すごい車の数。みんなどこへ行ったのかしら?

私の停めた豪円山駐車場は、キャンプの準備中の車が1台だけ。「へ~っ❕❕登山者は居ないの?」

 

ユートピアから見た三鈷峰

 

ユートピア避難小屋で

 

登山の様子

7:03 豪円山駐車場から治山道路へ。大山山頂の雲も切れてすっきりと見えていた。コンクリート道を暫く歩き、僧兵コースの散策路を歩き、宝珠山への登山口まで歩いた。道路脇にはソバナの花が丁度見頃で飽きることなく花を楽しんで歩いた。

    

宝珠山へと急登の始まり 7:36  尾根道と合流7:58

  

  

  

宝珠山の尾根道を下宝珠から中宝珠越へ 

  

ブナ林の中、アップダウンを繰り返しながら歩くと中宝珠越の標識があった 8:36

  

ここから暫くは、崩壊の激しい岩場や今にも落ちてきそうな巨岩の斜面を、時にロープを頼りにグングン登って行った。左側の谷間を挟んで「三鈷峰」のガレた斜面を見ながら上宝珠山へと登っていく。

  

峰ウツギの花、ここではピンクへと色が変わっていくのかな? 大山北壁の荒々しい山容に、しばしの間ほれぼれと見とれてしまった。

  

後の難所、太いロープも有ったけど自分の手と足で、確りと大地をつかんで登る方が安全だった。

  

9:25 ここは上宝珠越。ここまで来ればあとは、トラバース道をユートピアと三鈷峰の分岐点まで、もう一息頑張ろう。

  

9:49 三鈷峰への分岐へ到着。三鈷峰は半分ガスがかかり、展望も悪そう。あっさりと断念してユートピアの尾根道を避難小屋へ9:56

  

  

ユートピア避難小屋を通過し、「振子山・大休峠」への標識を見ながら象ケ鼻の岩場へ 10:04

  

岩場を越えて、目的の花が咲く尾根道を進むと「立入禁止」の看板とトラロープが張られていた。以前は行ったのに・・・・・・!!!!

「君子危うきに近寄らず」何かあってからでは大変。ここで花を探そう🌼 🌼 🌼

  

  

  

  

オダマキ・ダイモンジソウ・ミヤマハハコ・オトギリソウ・キュウシュウコゴメグサ・アカモノの花と実・コオニユリ。ちょと時期が合わなかったツガザクラの群生など、一休みして見回せば幾種もの花が咲いていた。

  

 

お花畑の中でゆっくりと過ごし、時計をにると11:24  随分と長い間楽しんだユートピア尾根のお花畑。そろそろ下山するとしようかな。

 

  

  

  

象ケ鼻から元の登山道を戻った。宝珠山からの傾斜のきつい谷間の登山道はゴロ石が多く、登る時以上に気を使って下山した。13:20

治山道路を歩き、駐車場13:50

 

所要時間、6時間50分だった今回のユートピア登山。登山道の崩壊は予想通りでかなり厳しい箇所もあり、以前は平気で歩いた「砂滑り」も今回は当初から予定せず、無理のない規定通りの登山コースを歩いてきた。

象ケ鼻で休憩し、お弁当を食べていると数組のグループが下山して来られた。「ロープを越えて1636mピークまで登ってきた」と言われていた。そこはまだクガイソウなど花が咲いていたそうで、お花畑を見るために登ってきたとのこと。

来年は、もう少し早い時期に「ユートピア登山」を計画しようかな?と思っているが、花の季節は登山者も多く、狭い登山道も登る人/下る人で行き交うことも困難なようだ。今回のように少し季節を遅く登れば、一人で.ゆっくり歩き花も楽しめるのかな~?

次回の山旅につづく

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