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遊歩のリュックと登山靴

日常の近場の山歩きから縦走登山、「らくらく山歩会」の毎月の例会登山の
山行記。豊かな自然を愛し、大切に守っていきたい。

らくらく山歩会 ’25 // 3月例会 :出雲市『鰐淵寺』『韓竈神社』『一畑薬師』と安来市『社日山(日本台~世界平~毘売塚古墳)

2025-03-18 14:17:48 | 日記

2025.3.16

「3月例会は、雪を避けて穏やかな山を歩こう」と出雲市へ。前日から降り出した雨は止みそうになく「今日は日本全国雨模様だから、雨にも負けないで頑張って歩こう」とポジティブで前向き人間は当初から、「雨は小粒の真珠だから」と苦にならない様子だ。

山陰道を斐川ICで降り、出雲空港を横目に突っ走り、日本海(十六島港)へ。波は穏やかでフロントガラスに当たる雨飛沫も止み、ワイパーの動きも止まってきた。

「この様子では、難なく浮浪滝まで行けそう」

  

   今月の参加者

     

 

まず最初は鰐淵寺(浮浪滝)8:10~9:40

鰐淵寺駐車場からは鰐淵寺川の渓流に沿って緩やかに登っていき、仁王門をくぐり「大慈橋」を渡って受付で、鰐淵寺入山料を収めて「浮浪滝」までの急な山道を登って行く。

 

 

 

 

 

「浮浪滝」へは、鰐淵寺川の濡れた飛び石を飛び越えて、大杉林へと進んでいく。丁度「ミツマタ」の黄色い花が咲く時期で、目前の急な石段を見ながら小休止。

 

     

 

 

 

 

  

 

  

 

 下山途中の林には「コショウの木」の白い花が咲き、沈丁花とそっくりだけど葉の大きさで違いに納得!

  

次は十三堂までの石段を登り、さらに百八段坂の急な石段を登り終えると、ようやく根本堂へ。

  

 

傘も要らないほどの春雨の中、全員が根本堂まで登り、参拝を終えて元の石段を下りて駐車場へ。「浮浪滝」は滝の落差は18mということだけど、滝つぼから下流へと幾段にも繋がって流れ落ちる、落差のある渓流に予想以上のエネルギーと清涼感を頂き、「身も心も洗われた気分」「ミストを浴びて健康になったみたい」と、誰もが歩き終えた満足感にあふれる笑顔だった。

 

次に向かったのが

『韓竈神社』 10:15~11:15

唐川集落には韓竈神社の本殿があるらしいが、パワースポットとして一躍有名になったのが「韓竈神社:奥社」。その訳は「狭い岩の隙間」を抜けて社に辿り着く。スサノウ命を祀る古くからの由緒ある神社で、「よくもこの山奥の山頂にどうやって建てたものか?」と、摩訶不思議なお社だ。

   

 

 

 

ランダムに積み上げられた石段を登り、頭上に迫り出した巨岩を回り込むと、滑落防止の手すりが設置されている。その先が試練の「隙間すり抜け」だ。先ずはスリムな山口リーダー「なんてことないですよ。はい次の方どうぞ~」と楽勝の笑顔。体を横にして前屈みの姿勢で取りぬけてくださいね。

  

     

     

     

   

 

無事通過して、お社の参拝を終えて下山。この社の建物の資材はどうやってここまで上げて、隙間を通らせたのか??? 「神の力は偉大なり」

 

お昼の休憩を挟んで、着いたのが

『一畑薬師』の1138段の石段 12:45~13:15

 

  

 

  

    

 

 

 

朝から登った石段はいったいどれ位になるのか~?  その中で一番楽に登ったのが此処「一畑薬師様」の1138段。その訳は段差が低くて、ほぼ足を持ち上げなくても一段をクリアできるから。心配したのに30分で登り終えたのは日ごろの鍛錬の賜物????

 

本日のラスト4番は

「社日山縦走」14:55~16:00

 

開花はもう少し先になりそう。桜の頃は花見客でにぎわう社日公園も今日は開店休業、誰もいない公園内の舗装道路を登っていくと、貯水槽の大きなタンクがあり、その先からが尾根道の縦走路で、とてもよく整備されていて、今日初めての快適登山となった。雨も止み風もなく何処までも歩いて行けそうな気分だった。

  

 

「日本台」へ着きました。中海を挟んで米子市から境港市、晴れていると正面が大山と、なるほど名付け親の気持ちが分る展望だった。

 

「世界平」の台地を過ぎてから、尾根道の途中には前方が良く見えるように木も払われたところがあり「大山見平」と案内板もあり、ここが大山を正面から見る展望所だと分かった。

 

 

やっと見つけた「春蘭」のつぼみ。開花にはあと何日かな~?

  

 

「毘売塚古墳」へはあと2分。だいぶ下ったようです。

  

毘売塚古墳からの急坂を下ると山陰本線の線路が正面に走っていた。線路沿いの道を歩いていると大きな案内板が立っていた。「安来神話スポット」なるほど、ここは神話のふるさと出雲の国だった。

 

 

お疲れさまでした。日本国中雨マークの一日だったけど、神宿る国出雲は数えきれないほどの神様が、そこかしこに居られます。神様のお陰で寒くもなく雨も少雨と、すべての行程を歩き終えました。これから花も咲きだし、山歩きが楽しい時期となります。

何処を歩いても、素晴らし景色に出会えるでしょう。4月例会では「三角山」を計画しています。ミツバツツジが咲き山頂には祠があり、楽しく歩ける山です。

山陰に咲く春の花を見に一緒に歩きましょう。

 

次回の山旅につづく

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らくらく山歩会 ’25 //2月例会 :『神崎神社』から『つばきの森』へ 猛烈寒波後の雪原の琴浦町を歩く

2025-02-09 22:43:45 | 日記

2025.02.09

この冬一番の猛烈寒波で日本中が降雪と低温で苦しんだ1週間。昨晩の大粒の霰に度肝を抜かし、不安な一夜が明けた今朝の空の色。日の出の頃、東の空が茜色に染まっている。

なんだか今日は良いことがありそうな予感とともに、空に浮かぶ雲を眺めてみる。・・・・・昨日までの雲と違うふんわり・ふんわりとした雲が浮かんでいた・・・・・

今日は、登山ではないけど歩行距離は16km位になりそう、しかも昨日降った雪がまだ路上には残っている。

 

登山以上に足を使うことになりそうだけど、久しぶりの雪上歩きだから、ゆっくり雪景色を楽しみながら、あなたの知らない赤碕の野辺の道を歩いてみましょう。

 

  今月の参加者今月に入ってからの悪天候により、参加を辞退された方もあり強者15名の参加)

 

琴浦パーキングから歩き始め、脇道や農道、あぜ道など、「車の通らない・人に会わない道」を探して神崎神社まで歩いた。途中では日常では全く想像もつかない崖下の道を通り、山陰線の踏切を渡り即、国道9号線を横切りついたのが「神崎神社」の大きな案内看板のある国道脇。普段車では通っても歩くことの無い所では、民家の前で庭先ウォッチング。ようやく神崎神社へ着きました。

 

 

 

 

 

 

  

 

 神崎神社では念入りに時間をかけて参拝し、拝殿の上の龍の彫り物や階段脇の彫り物など。江戸末期か?のものであるらしいが、定かではない、と聞いている。そして本殿へと周り周囲の彫り物にも皆が驚いた様子だった。その後神社をあとに、雪中行軍が再び始まった。

あなたの知らない道を歩くのは実に楽しい。様々な家の作りに感動したり、納得したり。一面雪で覆われた畑は緩やかな起伏で、心まで緩やかな気分にしてくれる。猛烈に降る雪には閉口するけど、降雪後の景色の美しさは、冬ならではの落ち着いた景色で、「冬もいいもんだわ~!」と思いながら歩いていった。

 

  

   

山陰本線を越えて、再び農道へ。遠くに山陰自動車道の高架橋が見えてきた。今日のお弁当を食べるのはまだまだ遠い向こうの方。頑張って歩きましょう。

 

梨畑が有ったり、野菜畑が有ったり、知らないところを歩くのは実に楽しいものでした。漸くお昼のお弁当を食べる「琴浦町運動公園 赤碕野球場」のポールが見えてきた。もうちょっと頑張ってね。歓声とともに雪上にひっくり返って「あ~疲れた~!気持ちいい~!!」と早々と休憩タイムの「むかしお嬢様」

 

 

野球場の「いわゆるネット裏」の本部席の快適空間での「お弁当」。今日は特製豚汁を作りました「おいしかった~」「あったまりました」とみんなが大喜びで疲れた身体をリフレッシュ。公園の管理人様『最高の休憩場所を提供していただき、本当にありがとうございました』

 

  

ゆっくり休んだら、ここから午後の部の歩きがはじまります。管理人さんに見送られて、今回の目的地の「椿の森」へと歩き始めた。公園から道路へと近道をすると「ひょい」と越えられる柵があります「飛び越えて~」「無理か~」

 

 

 

     

今年のスギ花粉、こんなに盛り上がって付いている!!花粉症の方「早めの準備を怠りなくね」。広い畑にポツンと立つ「雪だるま」に昔コドモの頃を思い出したおばさんおじさんやおばさん達は思わずにっこり。

松谷から竹内(以西)への道には赤いきれいな橋がある。坂道を下って端まで行ってみましょう。  はて?何でだろう? 軽トラックが道の真ん中で止まっていた。ドライバーさんが居ないのは????

 

 

 優しいおじさんやおばさんは、困った農家のおじさんの車を押したり引いたりして、ようやく雪道から脱出できました。農家のおじさんは「ありがとう、ありがとう」と最後まで手を振ってお礼を言っていました。琴浦今のはなし。

  軽トラ救出劇に参加した、心優しい「おじさんとおばさん」

  

 

ようやく椿園へ着きました。

ここは、加藤三郎衛門(故人)が何十年もかけ心を込めて育てられた椿が800種・2000本以上も有るといわれている。樹齢何百年のクスノキや大王松、今咲き始めたマンサクや蝋梅、これから咲く何百本の草や木の花を見ることが出来る個人所有の『つばきの森』です。今日は加藤翁のお孫さんで4.5haの広大な森を管理されている「知久馬さん」も案内して下さって、心行くまで園内を散策をさせていただきました。

 

 

  

 

 

 

  

 

 

雪を踏んでの「つばきの森」散策。知久馬さんによれば「今年は一カ月ほど開花が遅れている」と言われていた。広い園内では白や淡い桃色、赤い椿が咲き、マンサクももう開花していた。春はもうすぐです。今この雪の季節を大切に、つばきの森を訪れたことを、「この冬の大きな贈り物」として覚えておきたいと想いながら園を後にしました。

 

 

 

道を歩けば、雪原の向こうに日本海が広がり、振り返れば船上山から大山へと、雪山が大きく広がって見える。豊かな農地の広がりに「住みよい田舎・第1位」の訳が分かる気分だった。あなたの知らない琴浦町の田舎道。今自分がどこに向かって歩いているのか全然分からないと、言っていた琴浦町民。海を見下ろしながら歩けば国道9号線に着くから迷うことないのが琴浦町です。ぜひ皆がもっと琴浦町を知ってほしい、と願っています。

来月は島根半島「鰐淵寺から韓竈神社」「一畑薬師1300段の石段に挑戦」「安来市に日本台から世界平」を歩きます。低山ですが値打ちのある場所です。ぜひとも一緒に歩きましょう。

 

次回の山旅につづく

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らくらく山歩会 ’25 //1月例会 :兵庫県赤穂市『後山から雄鷹台山縦走と赤穂城跡見学』

2025-01-15 21:34:59 | 日記

2025.1.13

 西の空、早朝に沈む怪しいほどに輝くオレンジ色の丸い月(14日月)を背に、琴浦町を発ち、東の空がほのかに曙色に染まる頃、鳥取市からの参加者と合流し、赤穂市へと向かった。鳥取ではこんなに晴れ渡った空を見るのは珍しく、今日の例会が幸先良いことに心弾ませて、目的地の赤穂駅へ到着した。

赤穂駅で登山準備を終えて「砂越駅」まで移動し、川沿いの道を歩いて登山口近くの「西山寺」へ到着。すぐ脇に建つ「高山・雄鷹台山登山口」の標識を見ながら今日の登山が始まった。クヌギの林の中には古い墓地が有り、嘗てはこの辺りが赤穂藩を支えた農村地帯で、嘗ては多くの農民たちが田畑や山林で働き、赤穂の武士や商人を支えていたであろう・・・・・?なんて思いながら、落ち葉を踏みながら登って行った。

 今月の参加者

  

 

登山の様子

 

 

クヌギ林を過ぎると眼下には、「千種川」の穏やかな流れと「赤穂線」の線路が延び、長閑な田園風景が広がっていた。これはJR赤穂線、山陽本線はもっと山側にある「なんで山陽本線があんなに山の方に大きく曲がっていて、岡山からまっすぐ東へ向かって赤穂線が出来たのだろう?」二つの路線はJR相生駅で、山陽本線だけになることの疑問が頭から離れなかった。そんなことに気を取られ黙々と登っていくと突然「なんでここに車があるの??!!」

 

「なんで??どうやって~・・??」と今度は車が気になってしょうがない・・??   

すると今度は突然に「青天を衝く」鉄塔が立ちはだかっていた。

 

この鉄塔は「高さはどれくらい??  どうやってテッペンまでよじ登るのかな??」なんて、またもや疑問が次から次へ。あ~悩ましいこと!!

な~んて考えていると、またもやびっくり!! どこからやってきたのか壊れて動かないボロボロの車が現れた。『この山は低山だけど、疑問だられで難しい山だこと』

  

「もう何があっても驚かない!覚悟はできた」と、なんとも平坦で歩き易い道を談笑しながら進んでいくと、一人の下山者に出会った。その男性曰く「この先めちゃくちゃ危ないですよ。林の中が比較的安全ですから林の中を歩いて行くと安全ですよ」と、その一言に「なんですって~!」 一本道をどんどん行くと急なガレ場が現れた。でも行くしかないから、「私は真ん中あたりを行きますね」、と歩いてみればどうってことない、スイスイと登っていくことが出来た。しかし下りでは少々危険かも・・・・・?あの男性の言われることも分る気がした。

 

 

 

 

道は一本だから迷うこともなく、何度か繰り返し現れるガレ場の急登と平坦な山道。ヤマモモの林の先に見えてきたのが「後山」の山頂かな~?

 

 

標高251mの『後山』到着。三角点の標柱と礎石の上にある小石のシンボルストーンが可愛かった。山頂は砂越方面とその先の瀬戸内の島が見える展望広場だった。

 

後山を過ぎると、道は二手に分かれ左の「雄鷹台山」方面へ。整備された道はとても歩き易く、山陰の昨日までの寒さをすっかり忘れてしまった。

 

 

後山から雄鷹台山までは、散歩道のように整備された登山道で、「アンパンマンの仲間たち」の帽子や、ロックバランシングの真似事など、微笑ましい場面に笑顔いっぱいで、最高地点の「雄鷹台山」へ到着した。

 

10:05 登山口   11:09 後山     11:46 雄鷹台山到着    0:25 下山開始

 

 

 

 

 

 

 

山口リーダーの員数確認が始まった。みんなが揃ったかな~??「24名居ますね」

 

 

下山道には葉を落としたドウダンツツジが、青空に向かって伸びていた。春には白い花が咲き、秋には深紅の紅葉が見事らしい。もう登りはないのね~・・・・?思わず笑顔がこぼれてしまう私達。

 

7合目まで下山。ひまわりの種が置いてある東家の周りでは「ヤマガラ」が何羽も飛び交い、餌を求めて掌に乗ってきた。童心にかえり、無邪気に遊ぶ昔コドモの大人たち。

 

 

 

 

 

  

 

13:05 雄鷹台山登山口(赤穂駅裏)

低山ながら、想定外のガレ場を克服し、下界の展望に心弾ませながらの二つの山の縦走は、1月とは思えない登山日和で、穏やかな天候との相乗効果で、満足度いっぱいの1月例会登山だった。寒いのは当たり前の1月、頑張って歩いたご褒美にちょっと遠足気分を味わいましょう。

 

さあ、歩きましょう!赤穂城跡へ

 

 赤穂大石神社にて

  

 

   

家老だった「大石良雄」の屋敷。家老でこの規模の大きさ、すっごい邸宅だったろうね~!

   

天守台にも登ってみた。見下ろしてみる「本丸御殿跡」や正面の山肌に「赤」の字が作られた、赤穂市の背後の山。

   

 

赤穂城跡も想像以上に見応えある城跡でした。

寒い山陰を出て、山陽道にある低山「雄鷹台山」。 難易度・歩行時間はともにお正月バテした身体には、適度の刺激が有り、来てよかった、登ってよかった一月例会登山でした。

月に一度の例会登山、今年もよろしくお願いします。

皆様の参加をお待ちしております。

 

次回の山旅につづく

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らくらく山歩会 ’24 //12月例会 :大撫山登山(西はりま天文台)と陰陽師の里散策

2024-12-09 16:43:53 | 日記

2024.12.8

 今年最後の例会登山は、兵庫県佐用町の山『大撫山』登山。山頂には「西はりま天文台」があり、天文台見学もできる兵庫の低山で、殆どの方は山頂まで車で行くらしい。ネットで調べると地元の方有志で山頂まで登っているブログがあり、登山道もしっかりとしていて歩きやすそうだった。

 晩秋から初冬にかけて時雨模様の日が多い山陰。当日も出かけるときには冷たい雨が降り、不安いっぱいでバスへ乗り込んだ。

 

今月の参加者

  

 

登山の様子

鳥取県から兵庫県へ。空模様が好転してきたのが雲の色で感じられる。

平福からは、作用川沿いに南下して県道240号線へ。作用高校の脇道でバスを降りて、目的地『大撫山』へと歩き始めた。

今回は頼りにしていた、案内兼リーダーの山口さんが急遽来られなくなり、ここから先は全く知らない道を探して歩く「ミステリーツアー」。

準備されていた様々な資料をバス乗車の際に、山口リーダーから受け取り山頂へと向かって大人の遠足が始まりました。

集落のはずれに「長尾廃寺」の説明版があり、その奥に五重塔があったとされる基礎石を見ることが出来た。道は三差路に突き当たり、

右へ折れて進むと、中国自動車道の高架橋が見えてきたので、左へ曲がり高架橋をくぐる。

本谷池が豊かに水をためていた。冬鳥が多く集まっていた、鴨かキンクロハジロだろう。

道は舗装されて歩き易いが、かなりの急こう配だった。宗教法人天常教の建物があり、民家も何軒か有ったが人影は見られなかった。

アスファルトから地道に変わり、周囲の田んぼは荒廃し背丈以上の草でおおわれていた。

 

 

 

 

最後の民家から右の地道へ入ると脇に『大撫山』と小さな標識があった。ここから山へ入っていくことが確認できたので安心。地道を歩いていくと「神羽神社」の小さな社が崖の上に建っていた。

大撫山は「鹿庭山」と言われていて、「鹿庭山に十二の谷あり、すべて鉄を出す…」と播磨国風土記にあり、この辺りはタタラ製鉄が行われていたらしい。

 

そんな歴史を感じながら、荷車が通れるほどの道幅があり、登山というよりハイキングのような快適な気分で山道を登って行った。

   

 

大雨の影響か?石がゴロゴロと出ていた個所もあったけど、歩き易い登りが続き、陽の当たる広場に到着した。ここは山田からの登山道との合流地点だった。出会いを右方向へと進む。

 

 

 

 

晩秋の雰囲気の残る「紅葉の回廊」のような道をのんびりと空を仰ぎ、深呼吸をしながら歩く。なんて登山は素晴らしい~‼

しばらく歩くと車道に出会い、道の向こう側は「スターシャワーの森 音楽堂スピカホール」があったので、庭や東家や遊具もあったので、見学を兼ねて寄ることにした。

 

今年は辰年。楓の木のオブジェがなんとも可愛らしい。目玉もちゃーんとあるのが滑稽だった。

 

 

 

 

続いて行くのが、朝霧が立つと雲海が見られる展望所へ。今日は雲海は見られないけど、景色を見下ろすには丁度良いとポジティブな私は解釈した。

 

 

ここから先は車道を歩き「西はりま天文台」」へ。入口への三差路は分かりやすい案内版とアンテナが目印。しばらく歩くと左上に天文台の建物が見えてきた。

 

 

天文台の入り口には「人間日時計」があり、どんなものか実験してみよう。現在の時間は10時15分・・・・影を見ると10時少し過ぎている。納得!!!

立つ場所は今日は12月だから、一番端の方。(縦長の石には各月の立場所が彫ってあった。)

 

 

 

今日のお目当て、「大撫山」の山頂碑と三角点は何処???天文台を遠巻きにして周囲を回ってみることに。

探していると南館の裏に小高い丘が見えてきた。目星をつけて登ってみると・・・・

 

 

三角点もありました。山頂碑もありました。今日はハイキング、標高差も328.8mと書いてあり「登山ほどでも無かった」今月の例会登山が無事終了しました。

 

陰陽師の里へ

江川地区には、安倍晴明と芦屋道満の二つの塚が谷を挟んであると聞き、今年話題の”光る君へ”。「平安時代」を想像しながらの散策を計画しました。

まずは安倍晴明塚

 

 

 

 

清明塚から「乙大木谷」の棚田を見下ろす。

 

蘆屋道満塚

 

 

「西はりま天文台」見学

 

 

 

 

 

  

 

 

南館見学「なゆた望遠鏡」とは

 

 

 

  

 

太陽の表面を望遠鏡で覗くと、太陽は綺麗なオレンジ色の球体。表面に黒いゴマ粒が点々とあるのが黒点。地球はその黒点よりも小さな点。今見ている太陽の光は、8分前のもの。よく聞くのが「天文学的数字」という言葉なんだけど、ここにいて宇宙の謎(不思議)に囲まれていると、人間社会の日常なんてほんの些細な事。デーンと構えて乗り越えて行かなくちゃ~。

今年の例会もこれで終わりました。来年1月例会も一歩一歩歩いて、登っていきましょう。

 

次回の山旅につづく

 

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らくらく山歩会 ’24 //11月例会 :岡山県立森林公園「すずのこ平」経由で園内半周

2024-11-15 22:06:27 | 日記

2024.11.10

紅葉真っ盛りの森林公園。

今月のらくらく山歩会の例会登山は、広い森林公園の数あるコースの中でも、一番きれいなブナ林と岡山県では最も鳥取県側へ突き出た「すずのこ平」へ登り、県境ルートを県境三差路まで尾根道を歩き、ブナの根が張り出した急な坂を下山する、渓流あり、ブナ林あり、展望良しと三拍子揃った、紅葉満喫登山を計画しました。

さて、ブナ林の色づき具合は如何なものか・・・・・・ 

 

 今月の参加者

 

登山の様子

公園入口の管理センター前で、コースの説明や注意事項などのミーティングを終えて、中央遠路を歩き、

登山口まで。「まゆみ園地」にようやく朝日が差し込み、まゆみの実を見ることを期待していたが残念ながら

今年は裏年?見ることができなかった。

 

 

からまつ園地」を右に見ながら先へと進む。トリカブトの花が健気にも咲き残り、その一輪に感動!!

 

中央園路の終点に到着。いよいよこれから登山の開始。登山口の標識を確認して、「熊押し滝」へと歩く。

 

 

渓流の瀬音を聞きながら、幾度かの渡渉を繰り返し「熊押し滝」到着。

 

「熊押し滝」は水量も豊富で、いくつかの段差を、九十九折れして流れてゆく水の様に心癒され、深まりゆく秋を実感。

 

滝を堪能してしばらく平坦な登山道を歩くと、突然始まる激登り。ゆっくりと足元を確かめて登っていきましょう。

禄あるブナの巨木2本。樹齢は200~300年かな~?この木1本で8~10トンの貯水量があると聞く。

「ぶなの平園地」を過ぎ、次は「奥ぶなの平」。登山道は非常によく整備されて歩きやすく、落ち葉を踏む音が靴底に心地よく伝わってきた。

「奥ぶなの平」はコースの分岐点で、左は「大杉」へ。今回私たちは右の「すずのこ平」へと登って行く

 

「奥ぶなの平」からは緩やかな登りと、激坂の繰り返しで、疲れを感じることもなく稜線まで登って行った。

 

ブナ林を超えて、笹の茂る稜線に出た。

 これは明らかに「熊の爪痕」、おそらく2.3年前の痕ではないか?でも今日は大丈夫!!🐻元気な声があちこちで聞かれ、クマも近寄れないと思う。

すずのこ平へは、稜線をいったん下り登り返す。

視界が開け、展望の良い稜線を歩く。遠く倉吉市の街から日本海まで見飽きることのない景色だった。

歩きやすい稜線を歩きようやく「すずのこ平」の山頂碑へ到着。

登山道入り口(880m)で別れた、岡山県玉野市からのグループも反対側から登って来られ、二つのグループがここで「お弁当」。思い思いの場所で陣取りゲームのようにシートを広げて、ゆっくりお弁当をいただきましょう。

山頂でのお弁当タイムも終わり、景色を眺め、思い切りおしゃべりもして、そろそろ歩きましょうか。

歩き始めは超激坂を一気に下っていきます。

下りが終われば即、登り返し。

ルートの途中、「大杉」からのルートとの合流地点。

 

激坂を一気に登り、「県境三差路」へ。ここから登山道入り口(880m)、までブナ林の中の下り坂を慎重に下山していきます。

登山道入り口の標識。

全員が無事に予定通り踏破できました。お疲れさまでした。

 

期待していた、森林公園は紅葉真っ盛りで、黄金色に輝くブナの葉の中に、赤く染まったモミジの鮮やかさが印象的だった。

””みんなで一緒に登って、みんなで一緒に下山しましょう””の言葉通りに、同じように同じ景色を楽しみ、同じように急坂で苦しみ、広い登山道を幅いっぱいに広がって歩くことができた喜び。

参加者全員が、同時に感動を共有できること、私が例会登山でいつも願っていることです。

 来月は、「兵庫県佐用町の大撫山」。山頂には西はりま展望台のある低山です。山頂広場でみんながお弁当を食べ、天文台で真昼の星が見られる山。曇っていたら星は見られない・・・・・★★★晴れてほしいな☆彡

 

次回の山旅につづく

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