笛と言っても・・・いや、なんでもないです
TVで「悪魔が来りて笛を吹く」の放映がありました。仕事でもしながら、なんて思っていたらとてもそんな片手間に見ることはできませんでした。
『昭和22年、“世紀の犯罪”とまで言われる「天銀堂事件」が起きる。その後、日本発のモンタージュ写真なるものがつくられることになったが、その写真と酷似する子爵・椿英輔氏が自殺したいとして発見される。
しかし、その後子爵の作曲したフルート曲「悪魔が来たりて笛を吹く」の旋律とともに子爵の顔をした怪人が現れる。そして殺人が繰り返される。』
原作は大好きです。
では、今回の映像化はというと、なかなかではないかと思います。なんといっても、犯人の悲しさの告白に結構な時間を割いてくれたこと。探偵ものとしてはある意味はずせない、密室の設定をいともあっさりと切り捨ててしまったのも英断だったんでしょうね。
その犠牲となってか、椿子爵の悲しさや(ネタばれになると困るのではしょります)色々な人間関係の複雑さが描ききれなかったのはしょうが無いところかもしれません。
とにかく、なりたくて悪魔になったのではない悲しき犯人像がいいですね。
オルフェノクとなりながらも人間として生きようとした木場や恒点観測員340号を描いた作品と通じるものがあると思ってます。
いずれにせよ、個人的には古谷金田一の次に稲垣金田一もいいかなと言う感じになってきているので次の作品が何なのか非常に楽しみです。
TVで「悪魔が来りて笛を吹く」の放映がありました。仕事でもしながら、なんて思っていたらとてもそんな片手間に見ることはできませんでした。
『昭和22年、“世紀の犯罪”とまで言われる「天銀堂事件」が起きる。その後、日本発のモンタージュ写真なるものがつくられることになったが、その写真と酷似する子爵・椿英輔氏が自殺したいとして発見される。
しかし、その後子爵の作曲したフルート曲「悪魔が来たりて笛を吹く」の旋律とともに子爵の顔をした怪人が現れる。そして殺人が繰り返される。』
原作は大好きです。
では、今回の映像化はというと、なかなかではないかと思います。なんといっても、犯人の悲しさの告白に結構な時間を割いてくれたこと。探偵ものとしてはある意味はずせない、密室の設定をいともあっさりと切り捨ててしまったのも英断だったんでしょうね。
その犠牲となってか、椿子爵の悲しさや(ネタばれになると困るのではしょります)色々な人間関係の複雑さが描ききれなかったのはしょうが無いところかもしれません。
とにかく、なりたくて悪魔になったのではない悲しき犯人像がいいですね。
オルフェノクとなりながらも人間として生きようとした木場や恒点観測員340号を描いた作品と通じるものがあると思ってます。
いずれにせよ、個人的には古谷金田一の次に稲垣金田一もいいかなと言う感じになってきているので次の作品が何なのか非常に楽しみです。