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映画・舞台の感想や俳優さん情報等。基本各種メディア込みのレ・ミゼラブル廃。近頃は「ただの日記」多し。

野沢那智さん死去

2010-10-30 23:35:32 | 映画・舞台等関連情報や雑感

どうしても出かけなくてはいけない用事があって、台風の中外出。雨風には当たるは、何より寒いはで大変でした。疲れた……

帰宅してもいろいろ忙しく、やっとPCを開けたら、こういうニュースが……

俳優の野沢那智さん死去 アラン・ドロン吹き替えで人気

『 映画「太陽がいっぱい」のアラン・ドロンの吹き替えや、ラジオの深夜放送などで人気を博した、俳優で演出家の野沢那智(本名那智=やすとも)さんが30日午後3時36分、肺がんのため東京都内の病院で死去した。72歳。東京都出身。葬儀・告別式は近親者で行う。後日お別れ会を開く予定。喪主は長男聡氏。

 大学中退後、演劇を志し、複数の劇団を経て劇団「薔薇座」を結成。演出家、俳優として活躍した。声優としては1965年から放送のスパイドラマ「0011ナポレオン・ソロ」の軽妙な吹き替えで一躍人気に。アラン・ドロンやブルース・ウィリス、アニメ「ベルサイユのばら」のフェルゼン役などで知られた。

 67年から深夜ラジオ番組「パック・イン・ミュージック」で放送タレントの白石冬美さんとのコンビが長年、熱心な聴取者に支持された。

 女優戸田恵子さんら後進の育成にも熱心で、俳優養成校「パフォーミング・アート・センター」を設立、代表を務めていた。』


自分にとっては、洋画(という言い方が相応しい気がします)吹替え界のスター。アラン・ドロン、アル・パチーノからブルース・ウィリス、更にC-3POに到るまで楽しませて頂きました。
字幕至上主義の人は吹替えというだけで拒否感を示したり、馬鹿にしたり、「必要悪」などという言い方をしたりしますが、外国映画に親しむきっかけでもあり、それ以上にテレビ放送草創期からの立派な「文化」だと、私は思っています。もちろん那智さんも、その文化を支え続けたお一人でした。
ロードショーでの吹替え版上映が増え、その際にも一般のタレントさんを起用して話題作りをするという最近の風潮には首を傾げてしまいますが、一方でテレビの「洋画劇場」枠は減少し、そこで活躍された声優さんたちの訃報に接する度に、時代の移り変わりを感じます。

長い間、ありがとうございました。どうぞ安らかにお休み下さい。

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