
昨日とうって変わって寒い…
このタイトルのエントリー117、118でお伝えした Newport Beach Film Festival での "Three Dollars" 上映について、最初にこの情報を伝えてくれた The One Ring.net にレポートが出ました。
こちらでどうぞ。
これによると、お客さんの数はとっても少なかったみたいなんですが…でも、大都市ではない場所でのオーストラリア映画上映なんて言ったら、そんなものでしょうか?
他サイト様等で、原作を映画化した際の脚色、もしくは重点の置き方に疑問があるとされていましたが、やはりこれは、オーストラリア以外の人や(私のような)原作未読者には、「社会派ドラマ」ではなくて「ウェルメイドなホームドラマ」 として受け止められているようです。
まあ今回のように、けっこう各国の映画祭に参加しているということは、この映画が豪国外に展開して行く可能性も視野に入れている訳で、であるならば、主題の置き方やキャラクター解釈が原作と異なってくるのも或る程度はやむを得ないかな、とも思います。
TORnには主演デイヴィッド・ウェナムの新画像も上がっています。こちらでどうぞ。
ついでに(?)リンクしておくと、このサイト内でのデイヴィッド画像はここでまとめてくれています。
一方、デイヴィッド限定の話題ではありませんが、"The Proposition" の新たなレビューが出ました。
Monsters and Critics.com
以前お伝えした幾つかの評と同様、この映画の的確な評としてはこうなるだろう、というようなレビューです。
こちらは、ニューヨーク及びロス・アンジェルスで5月5日から限定公開されるとのこと。デイヴィッドもそれまでLAにいたりするのかな、と思ったんですが、どうでしょう?
それより、こうして英米でも好評だし、日本でも単館上映でいいから公開してくれないものでしょうか。
或る意味 "Three Dollars" と対極と言うか、これこそ「オーストラリア」でなくては作り得ない映画でありながら、普遍的な人間性(善悪ともに)や「歴史」というものの実相に迫った傑作だと思います。
表面的な暴力性や血腥さに拒否反応を示さず、是非多くの人に観てほしい映画です。