
娘と共に出かけた6/4〜5の上野・神田一泊ツアー、石丸幹二さんオーケストラコンサート以外の覚書です。
用事があるのは上野でしたが、宿泊したのは「おでかけおかえり」にも記したように神田のドーミーイン。
【公式】明神の湯 ドーミーインPREMIUM神田 - 最低価格保証 | ドーミーイン
都営地下鉄の小川町駅から、少し迷いつつホテルへ向かいました。以前にも止まった場所ですが、地下鉄の出口を少し間違えてしまったようで……でも娘のスマホのおかげで無事辿り着きました。

ホテルまでの道の途中にある、蕎麦の名店《神田まつや》。ランチタイムに差し掛かっていたからか、平日とは言え海外からのお客さん含め長蛇の列ができていました。自分たちは荷物もかさばるため、そこへは立ち寄らず、写真だけ撮りました。娘は以前に地方のお友だちと一緒に来たことがあるそうです。
ホテルに着いてとりあえず荷物だけ預けました。到着を遅くして上野での用事は夕方すべて済ませるか、または用事を済ませた後、夜遅くにチェックインしようかとも考えていましたが、娘の提案でもう少し余裕をもって行動することになりました。
まずはお昼を食べるため、JR神田駅前へ。以前この方面に来た時にも寄った牛たんの《ねぎし》に入りました。都内の店舗はたくさんあるのでトップページにリンクしておきます。
ねぎしのメニュー|牛たん・とろろ・麦めしのねぎしフードサービス
やはりランチタイムにつき、地下になるお店の前には少し列ができていましたが、それほど待たずに入れました。場所が場所だけに、他のお客さんはほぼオッサn──サラリーマンさんばかり。旅行者母娘は若干場違い感があります。

ランチメニューもいろいろありましたが、母娘ともこの「わんぱくセット」にしました。「赤たん」「白たん」の他、牛ロースや豚旨辛焼き、みそポークも楽しめます。
肉類はもちろん、テールスープもとろろもお漬物も美味しいです。以前は舌を刺すほど辛かった青唐辛子の味噌なんばんも今は食べやすくなっています。
牛たんのお店にはチェーン店含め何種類か行ったことがありますが、結局《ねぎし》が一番美味しいのではないかと思います。
食後は山手線に乗って上野へ。いつも思うことですが、神田→秋葉原→御徒町→上野、そして神田の一つ前の東京駅と、各駅ごとに街の雰囲気がガラッと変わるのが山手線、そして都心部の面白いところです。
とりあえず上野に来た目的は、美術館か博物館へ行くことでしたが、上野駅前は修学旅行か都内見学なのか、高校生くらいの子たちでいっぱいでした。目的地は上野に数多くある美術館や博物館でしょうか。
まず、本来の目的地である東京文化会館を軽く偵察(?)した後、その前を通り過ぎて、お隣くらいに位置する《上野の森美術館》へ行きました。
お目当ては現在開催中の『五大浮世絵師展』です。
トーハクこと国立博物館で開催中の『蔦屋重三郎展』にも行きたかったのですが、会期終了が近づいて混んでいそうだし、何しろ駅から遠いので、他に予定がある時は避けたく、同時代の作品を展示しているこちらに来ることにしたのでした。
チケット列はそれほど長くなく、窓口で代金を支払った後はレシートのQRコード読み込みで入館する方式です。音声ガイドはスマホを使って無料で聴けるそうですが、そちらはパスしました。しかし入り口はともかく、館内はかなり混み合っていました。
展示作品は歌麿・写楽・北斎・広重・国芳と「五大絵師」の作品がほぼ時代順に並んでいます。一部作品は写真撮影可。


しかし自分が撮れたのは、この写楽の三世沢村彦三郎の鷺坂左内と、広重の日本橋(東海道五十三次)くらいでした。
そもそも浮世絵は錦絵といえども一枚あたりそれほど大きいものではなく、「絵」として見る分には現代の印刷物でもあまり変わりなかったりするので、無理に撮らなくても、という感じです。
しかし他の絵師たちと並べて見ると、写楽の前期作品である大首絵は、やはり飛び抜けて異色ですね。
ほか、北斎の芝居絵や六歌仙絵という(自分にとっては)珍しいものが見られたり、広重の構図のセンスはやはり抜群だなと思ったり。母娘とも気に入ったのが東海道五十三次の「亀山 雪晴」でしたが、残念ながらポストカードにはなっていませんでした。
そして国芳となると、三枚続の錦絵がまさに三枚で構成されることに意味ができてきます。パノラマ的というか、映画で言うと70mm時代が到来したくらいの驚きがあったのではないでしょうか。名高い「相馬の古内裏」もそうですね。「元祖・劇画」とも言われる国芳ですが、だまし絵なども含めて感覚がもう現代のマンガなのです。構図や技法に西洋画の影響もあり、この人は近世ではなく既に近代の絵師ですね。
さて、上でちょっと言及した音声ガイドのナビゲーターは尾上松也さんですが、館内には松也さんを描いた現代の浮世絵も展示されていました。


壁にご本人のサインも。
ミュージアムショップでは図録の他、チケットホルダーなどを買いました。このところあちこちで買っているマグネットは、北斎の富嶽三十六景から二大有名作モチーフのもの。ポストカードは変わったところで国芳の壁の落書き風「むだ書き」を。
ミュージアムショップから外に出た後、東京文化会館の裏をぐるっと回って駅前に戻りましたが、戻ってびっくり!西洋美術館の前に長蛇の列が……先ほどもちょっと触れましたが、ロダン作品の並ぶ前庭も学生団体さんらしき人たちで溢れていました。こちらに立ち寄らないで良かったです。
一休みするため文化会館のカフェに寄ろうかと思いましたが、テラス席まで満席でした。エキュートの一部である駅外のお店もどこも満席。とりあえず改札を通って、ふと目についた構内のカフェに入ることにしました。
エキュート上野店 MENU | Coffee & Bar gg GENIE KURAMAE
本店は蔵前で、後で調べたところエキュート上野店は今年4月末にオープンしたばかりだそうです。
| Coffee & Bar gg GENIE KURAMAE

可愛いくまちゃんボトルで提供されたキャラメルラテ。ボトルは持ち帰り可です。座って甘く冷たくほろ苦い(そして可愛い)ものをいただいて、生き返る心地でした。
ひと息つけたので、再び電車に乗り、いったん神田に戻りました。よく見ると、JR駅からホテルまでけっこう飲食店が並んでいますが、以前来た時のように日曜日だと休業のお店も多く、夜しか開かない所もあります。
ホテルではチェックインに少し手間取りましたが、無事荷物を受け取って部屋へ。ツインルームではないけれど、ソファもテーブルもある広いお部屋でした。1時間ほどそこで休み、汗をかいたシャツだけ着替えて(そんなこともあろうかと、着替えは多く用意していたのです)再度上野へ向かいました。
コンサート終演が遅くなることが予想されたので、晩ごはんは4時台に食べることに。ふたたびエキュート内で、先ほどのカフェのすぐ近くにある《たいめいけん》に入りました。たいめいけんに来るのは、昔々日本橋本店に行ってから何十年ぶりでしょうか。エキュート店に寄るのも念願でした。ランチタイムなど40分待ちという話も聞き恐れをなしていましたが、店内混み合っているとはいえすぐ案内されました。

たいめいけん名物、食前のボルシチ(スープ)とコールスロー。価格は今もそれぞれ100円です。

自分が頼んだのはオーソドックスなオムライス。ライス少なめタイプです。娘はデミグラスソースオムライスでした。オムライスが本当に美味しいお店は実はなかなかないけれど、こちらはさすがに美味しかったです。
自分たちがお店を出る頃、外には待機列ができていました。遅めランチから早めディナーまで、お客さんは切れ目なく来るようです。
満ち足りた思いで、改めて東京文化会館へ。コンサートについては昨日簡単にレポを書きましたが、素晴らしい内容に心も満ち足りました。
またまた電車で神田に戻り、ホテルに着いた時には9時を少し回っていました。部屋に手荷物を置き、9時半にレストランへ。

ドーミーイン名物、無料サービスの「夜鳴きそば」(ハーフサイズラーメン)です。晩ごはんを早めにしたのは、お夜食としてこれをいただく楽しみもあったからです。あっさり目の醬油ラーメンが、汗をかいて疲れた体に沁みました。
部屋に戻り、TVをつけて『特捜9』ではなく、Eテレの【3か月でマスターする 絵を描く】の後半だけ観ることができました。娘も趣味で絵を描く人なので楽しかったと思います。
少しお腹が落ち着いてから大浴場へ。遅めの時間でしたが、平日だからか10時過ぎでも空いていて、洗い場で焦らされることもなく、中の浴槽でも露天風呂でもゆっくりのびのび体を休めることができました。
翌日は家に帰るだけとは言え、就寝は少し遅くなりました。
さて──
コンサートレポの拾遺として記しておきますが、第2部の方で石丸さんが思いがけず歌ってくださったのが、NHKドラマ『坂の上の雲』のエンディング曲「STAND ALONE」。
曲名を記すのには理由があります。
上野の森美術館から文化会館の裏を通って上野駅に向かう途中、「正岡子規記念球場」というものがあるのを発見。野球愛好家として知られる子規の句碑と、その業績を記した銘板の写真を撮りました。

句碑には「春風やまりを投げたき草の原」という句が刻まれています。実際、子規は上野公園内のこの辺りの空き地で野球を楽しんだそうで、その様子はドラマでも描かれていました。
そして「STAND ALONE」の歌詞は、巷説で言われる「明治の軍人たちの歌」などではなく、自分にとっては圧倒的に子規(香川照之さん)とその妹・律さん(菅野美穂さん)のためのものでした。
ですから、石丸さんがその曲を歌ってくださったことに心から感動しました。上の写真を撮った時には、その後のコンサートでそれが歌われることなど全く知るよしもありませんでしたが、これも何かの巡り合わせだったのかもしれません。
用事があるのは上野でしたが、宿泊したのは「おでかけおかえり」にも記したように神田のドーミーイン。
【公式】明神の湯 ドーミーインPREMIUM神田 - 最低価格保証 | ドーミーイン
都営地下鉄の小川町駅から、少し迷いつつホテルへ向かいました。以前にも止まった場所ですが、地下鉄の出口を少し間違えてしまったようで……でも娘のスマホのおかげで無事辿り着きました。

ホテルまでの道の途中にある、蕎麦の名店《神田まつや》。ランチタイムに差し掛かっていたからか、平日とは言え海外からのお客さん含め長蛇の列ができていました。自分たちは荷物もかさばるため、そこへは立ち寄らず、写真だけ撮りました。娘は以前に地方のお友だちと一緒に来たことがあるそうです。
ホテルに着いてとりあえず荷物だけ預けました。到着を遅くして上野での用事は夕方すべて済ませるか、または用事を済ませた後、夜遅くにチェックインしようかとも考えていましたが、娘の提案でもう少し余裕をもって行動することになりました。
まずはお昼を食べるため、JR神田駅前へ。以前この方面に来た時にも寄った牛たんの《ねぎし》に入りました。都内の店舗はたくさんあるのでトップページにリンクしておきます。
ねぎしのメニュー|牛たん・とろろ・麦めしのねぎしフードサービス
やはりランチタイムにつき、地下になるお店の前には少し列ができていましたが、それほど待たずに入れました。場所が場所だけに、他のお客さんはほぼオッサn──サラリーマンさんばかり。旅行者母娘は若干場違い感があります。

ランチメニューもいろいろありましたが、母娘ともこの「わんぱくセット」にしました。「赤たん」「白たん」の他、牛ロースや豚旨辛焼き、みそポークも楽しめます。
肉類はもちろん、テールスープもとろろもお漬物も美味しいです。以前は舌を刺すほど辛かった青唐辛子の味噌なんばんも今は食べやすくなっています。
牛たんのお店にはチェーン店含め何種類か行ったことがありますが、結局《ねぎし》が一番美味しいのではないかと思います。
食後は山手線に乗って上野へ。いつも思うことですが、神田→秋葉原→御徒町→上野、そして神田の一つ前の東京駅と、各駅ごとに街の雰囲気がガラッと変わるのが山手線、そして都心部の面白いところです。
とりあえず上野に来た目的は、美術館か博物館へ行くことでしたが、上野駅前は修学旅行か都内見学なのか、高校生くらいの子たちでいっぱいでした。目的地は上野に数多くある美術館や博物館でしょうか。
まず、本来の目的地である東京文化会館を軽く偵察(?)した後、その前を通り過ぎて、お隣くらいに位置する《上野の森美術館》へ行きました。
お目当ては現在開催中の『五大浮世絵師展』です。
トーハクこと国立博物館で開催中の『蔦屋重三郎展』にも行きたかったのですが、会期終了が近づいて混んでいそうだし、何しろ駅から遠いので、他に予定がある時は避けたく、同時代の作品を展示しているこちらに来ることにしたのでした。
チケット列はそれほど長くなく、窓口で代金を支払った後はレシートのQRコード読み込みで入館する方式です。音声ガイドはスマホを使って無料で聴けるそうですが、そちらはパスしました。しかし入り口はともかく、館内はかなり混み合っていました。
展示作品は歌麿・写楽・北斎・広重・国芳と「五大絵師」の作品がほぼ時代順に並んでいます。一部作品は写真撮影可。


しかし自分が撮れたのは、この写楽の三世沢村彦三郎の鷺坂左内と、広重の日本橋(東海道五十三次)くらいでした。
そもそも浮世絵は錦絵といえども一枚あたりそれほど大きいものではなく、「絵」として見る分には現代の印刷物でもあまり変わりなかったりするので、無理に撮らなくても、という感じです。
しかし他の絵師たちと並べて見ると、写楽の前期作品である大首絵は、やはり飛び抜けて異色ですね。
ほか、北斎の芝居絵や六歌仙絵という(自分にとっては)珍しいものが見られたり、広重の構図のセンスはやはり抜群だなと思ったり。母娘とも気に入ったのが東海道五十三次の「亀山 雪晴」でしたが、残念ながらポストカードにはなっていませんでした。
そして国芳となると、三枚続の錦絵がまさに三枚で構成されることに意味ができてきます。パノラマ的というか、映画で言うと70mm時代が到来したくらいの驚きがあったのではないでしょうか。名高い「相馬の古内裏」もそうですね。「元祖・劇画」とも言われる国芳ですが、だまし絵なども含めて感覚がもう現代のマンガなのです。構図や技法に西洋画の影響もあり、この人は近世ではなく既に近代の絵師ですね。
さて、上でちょっと言及した音声ガイドのナビゲーターは尾上松也さんですが、館内には松也さんを描いた現代の浮世絵も展示されていました。


壁にご本人のサインも。
ミュージアムショップでは図録の他、チケットホルダーなどを買いました。このところあちこちで買っているマグネットは、北斎の富嶽三十六景から二大有名作モチーフのもの。ポストカードは変わったところで国芳の壁の落書き風「むだ書き」を。
ミュージアムショップから外に出た後、東京文化会館の裏をぐるっと回って駅前に戻りましたが、戻ってびっくり!西洋美術館の前に長蛇の列が……先ほどもちょっと触れましたが、ロダン作品の並ぶ前庭も学生団体さんらしき人たちで溢れていました。こちらに立ち寄らないで良かったです。
一休みするため文化会館のカフェに寄ろうかと思いましたが、テラス席まで満席でした。エキュートの一部である駅外のお店もどこも満席。とりあえず改札を通って、ふと目についた構内のカフェに入ることにしました。
エキュート上野店 MENU | Coffee & Bar gg GENIE KURAMAE
本店は蔵前で、後で調べたところエキュート上野店は今年4月末にオープンしたばかりだそうです。
| Coffee & Bar gg GENIE KURAMAE

可愛いくまちゃんボトルで提供されたキャラメルラテ。ボトルは持ち帰り可です。座って甘く冷たくほろ苦い(そして可愛い)ものをいただいて、生き返る心地でした。
ひと息つけたので、再び電車に乗り、いったん神田に戻りました。よく見ると、JR駅からホテルまでけっこう飲食店が並んでいますが、以前来た時のように日曜日だと休業のお店も多く、夜しか開かない所もあります。
ホテルではチェックインに少し手間取りましたが、無事荷物を受け取って部屋へ。ツインルームではないけれど、ソファもテーブルもある広いお部屋でした。1時間ほどそこで休み、汗をかいたシャツだけ着替えて(そんなこともあろうかと、着替えは多く用意していたのです)再度上野へ向かいました。
コンサート終演が遅くなることが予想されたので、晩ごはんは4時台に食べることに。ふたたびエキュート内で、先ほどのカフェのすぐ近くにある《たいめいけん》に入りました。たいめいけんに来るのは、昔々日本橋本店に行ってから何十年ぶりでしょうか。エキュート店に寄るのも念願でした。ランチタイムなど40分待ちという話も聞き恐れをなしていましたが、店内混み合っているとはいえすぐ案内されました。

たいめいけん名物、食前のボルシチ(スープ)とコールスロー。価格は今もそれぞれ100円です。

自分が頼んだのはオーソドックスなオムライス。ライス少なめタイプです。娘はデミグラスソースオムライスでした。オムライスが本当に美味しいお店は実はなかなかないけれど、こちらはさすがに美味しかったです。
自分たちがお店を出る頃、外には待機列ができていました。遅めランチから早めディナーまで、お客さんは切れ目なく来るようです。
満ち足りた思いで、改めて東京文化会館へ。コンサートについては昨日簡単にレポを書きましたが、素晴らしい内容に心も満ち足りました。
またまた電車で神田に戻り、ホテルに着いた時には9時を少し回っていました。部屋に手荷物を置き、9時半にレストランへ。

ドーミーイン名物、無料サービスの「夜鳴きそば」(ハーフサイズラーメン)です。晩ごはんを早めにしたのは、お夜食としてこれをいただく楽しみもあったからです。あっさり目の醬油ラーメンが、汗をかいて疲れた体に沁みました。
部屋に戻り、TVをつけて『特捜9』ではなく、Eテレの【3か月でマスターする 絵を描く】の後半だけ観ることができました。娘も趣味で絵を描く人なので楽しかったと思います。
少しお腹が落ち着いてから大浴場へ。遅めの時間でしたが、平日だからか10時過ぎでも空いていて、洗い場で焦らされることもなく、中の浴槽でも露天風呂でもゆっくりのびのび体を休めることができました。
翌日は家に帰るだけとは言え、就寝は少し遅くなりました。
さて──
コンサートレポの拾遺として記しておきますが、第2部の方で石丸さんが思いがけず歌ってくださったのが、NHKドラマ『坂の上の雲』のエンディング曲「STAND ALONE」。
曲名を記すのには理由があります。
上野の森美術館から文化会館の裏を通って上野駅に向かう途中、「正岡子規記念球場」というものがあるのを発見。野球愛好家として知られる子規の句碑と、その業績を記した銘板の写真を撮りました。

句碑には「春風やまりを投げたき草の原」という句が刻まれています。実際、子規は上野公園内のこの辺りの空き地で野球を楽しんだそうで、その様子はドラマでも描かれていました。
そして「STAND ALONE」の歌詞は、巷説で言われる「明治の軍人たちの歌」などではなく、自分にとっては圧倒的に子規(香川照之さん)とその妹・律さん(菅野美穂さん)のためのものでした。
ですから、石丸さんがその曲を歌ってくださったことに心から感動しました。上の写真を撮った時には、その後のコンサートでそれが歌われることなど全く知るよしもありませんでしたが、これも何かの巡り合わせだったのかもしれません。