


今日も概ね晴れ。目覚ましは仕掛けたものの少し寝坊。洗濯はできました。
お昼少し前に駅前で娘と待ち合わせ。電車に乗ってちょっと遠出するためです。
しかし、その前にまずお昼を食べようと、寿司割烹の《銀蔵》に入りました。

自分が頼んだのはこの海鮮ちらし丼。ランチにはお味噌汁と茶碗蒸しが付いてきます。娘は天ぷら刺身定食でした。
食後は駅前ショッピングセンターの新店舗を探したり、ちらっと覗いたり。5月には更に新しいお店もできるようです。近頃どうにも盛り下がり気味のこの駅前ですが、少しは景気の良い話題もほしいところです。
電車に乗って向かった先は海老名。そちらの文化会館で行われる石丸幹二さんとジャズピアニストのクリヤ・マコトさんのコンサートを観るためです。
公演情報はこちらのページに。全国を回るツアー公演ですが、その中で家から最も近い場所が海老名だったというわけです。
文化会館のページは公演終了後、早くも削除されてしまったようなので、代わりにこちらを貼っておきます。
石丸幹二コンサート with クリヤ・マコト ~ちょっと懐かしい歌たち~【令和7年4月19日(土)】 – えびなめぐり
と、その前に──
小田急線海老名駅に着いたのが思ったより早かったため、少し駅前を散策することにしました。
が、その賑わいにまず圧倒されました。駅前一帯が「ビナウォーク」と呼ばれ、ショッピングモールあり、広場のような遊歩道もあり、奥にはTOHOシネマズもあり──事前に地図で調べただけでは判らない壮大さに、辺境TAMAの住人は目を白黒させるばかりです。

ビナウォークのごく一部。

相模国分寺の七重塔をモデルをしたという名物モニュメント。これがショッピングモール中の広場に建っています。塔の前では野外ライブ開催中。音楽イベントもよく行われるようです。
ところで今日は最高気温が28℃まで上がるという予報が出ており、夏服と言うほどではないものの初夏の装いで出かけましたが、それでもかなり暑かったです。広場には短い水路(池?)もありましたが、そこで子供たちが水遊びをしていたくらいです。
そこを離れて再び駅構内に戻り、反対側コンコース沿いのショッピングビルなども覗いてみました。更に少し進んだJR相模線側には《ららぽーと》もあるそうですが、そちらまでは行きませんでした。
小田急線の駅の脇にはロマンスカーミュージアムもあり、子供たちが小さい頃だったら行きたがっただろうなと思います。
地上に降りてみると、近くの広場でも何かのイベント開催中で、フードカーやマルシェも並んでいるようでした。
その広場脇から線路沿いの道を歩くこと約5分。海老名市立文化会館に辿り着きます。トップ画像は文化会館前の看板です。

こちらは会館内のポスター。もっと大きいサイズのパネルなども撮りましたが、自分が写り込んでしまったので……
早く着いたことだし、事前情報で館内にカフェがあると聞いていたので、そこで一休みしようと思ったのですが、店内は満席。予約のお客さんまでいるようでした。
あえて駅周辺の喧騒の中にあるカフェには寄らなかったと言うのに出鼻をくじかれた思いです。ともあれ、名前を書いて外のソファで待つことに。
しかし中のお客さんたちも大部分はコンサート開演待ちと思われ、これは早くとも開場時間の3時まで皆さん出て行かないであろうとの嫌な予感が高まります。いっそ外の自販機で何か買って適当に飲むか、と考え始めた頃、やっと席が空きました。

何しろ暑い中を歩いて来たので、ジンジャーレモネードでやっと一息つけた思いです。娘はアイスメロンソーダを頼みました。
少しは元気回復して、いざコンサートホールへ。座席はかなり前方のセンターでした。
セットリスト配布はなく、館内掲示等もありませんでしたが、第一部は財津和夫さんの「切手のないおくりもの」に始まり、昭和〜平成のポップスや歌謡曲中心。この種の小規模ライブでよくお歌いになる曲や、現時点の最新アルバム『with FRIENDS』からの選曲が多かったです。谷村新司さんの「昴」は、このところTVで歌われるのを聴く機会もありました。自分は加藤登紀子さんの(と言うより映画『紅の豚』エンディングの)「時には昔の話を」が好きです。
15分の休憩を挟んで第二部は、クリヤ・マコトさんのピアノソロから。クリヤさんはエヴァンゲリオンのエンディングテーマ「FLY ME TO THE MOON」のピアノ演奏もされていますが、このたびはそのエヴァから4曲をジャズアレンジメドレーとして演奏されました。実はほぼ全部アドリブだったそうです。途中『鉄腕アトム』のあのテーマ曲のアレンジなども交えつつ、最後はもちろん「残酷な天使のテーゼ」でした。
石丸さんはミュージカル曲も、ということで、「アンダー・ザ・シー」(リトルマーメイド)、「虹の彼方に」(オズの魔法使)に続けて、舞台『スカーレット・ピンパーネル』の「ひとかけらの勇気」(宝塚版の歌詞)も歌ってくださいました。
そう、これこれ!これが聴きたかったの!と心の中で叫びました。この曲が、と言うよりこういう歌唱が。ご自身がおっしゃるように、歌詞の内容が(特に後半)世界中で争いの絶えない今の時代にむしろマッチしてしまったのは皮肉なことかもしれません。
実は休憩時間中、娘と「スカピンは(年齢的に)もう再々演はないないかもね」などと話していたのですが、それを聞き届けてくださったようなこの選曲。もしかして本当に再々々演もあるかも?と淡い期待を寄せてしまいます。
やっぱりミュージカル曲を歌う石丸さんが一番好きです。ミュージカル以外の曲も、その背景が見えドラマが見えるのですよね。自分が見たかった(聴きたかった)石丸幹二さんと久しぶりに会えた思いです。
実は娘は2ヶ月ほど前に観た舞台のトラウマ甚大で、あの時みたいに石丸さんの歌からさえ何も感じられなくなったらどうしよう……と悩んでいたそうですが、そんなことはなく、自分たちが好きないつもの石丸幹二さんが見られて(聴けて)本当に良かったと安堵していました。逆に、それによって例の舞台の空疎さを再確認することとなり、改めて怒りがこみ上げて来たりもしたようですが、その気持ちは自分もわかります。
今年はコンサートと映像作品中心で、ミュージカル舞台へのご出演は当面ないのでしょうか。でもやはりミュージカルを演じる石丸さんが見たいのです。
というわけで、石丸さんご自身の投稿を。
今日は #海老名市文化会館 大ホールにて#クリヤ・マコト さんとのコンサート🎹楽屋の名前のところにマスコットの絵がクリヤさんのところはピアノを弾く #えび〜にゃ❣️私のところはマイクを持った えび〜にゃ❣️コンサートいかがでしたか?お次は前橋に伺います!#石丸幹二 pic.twitter.com/4HrLDN1fmo
— 石丸幹二 (@team_kanji) April 19, 2025
自分も自販機(?)の脇にいた「えび〜にゃ」さんを貼っておきます。

文化会館を出る頃には、もう6時近くになっていました。晩ごはんタイムですが、よく知らない街で探すのも心配なので、小田急線に乗って新百合ヶ丘まで戻ることにしました。待ち時間は長かったけれど、快速急行に乗れば新百合まではすぐです。
駅に着いてからは、あまり迷うことなくミロードの《しゃぶしゃぶ但馬屋》に入りました。疲れてお肉が食べたかったのと、以前に調布の《しゃぶ葉》で食べ損ねた鬱憤を晴らしたい気持ちもありました。

食べ放題コースですが、初めに牛と豚がそれぞれ一皿出ます。牛肉は一切れずつが大きく、質も良かったです。手前の野菜皿はきのこばかりですが、その他の野菜もどっさりいただきました。〆は白湯スープでラーメン。デザートアイスまで食べてお腹いっぱいです。
時間も遅くなったので、他にはどこにも寄らず買い物などもせず、電車に乗って帰りました。
最寄駅前で娘と別れ、家に着いた頃には8時を回っていました。暗い部屋の中で、視聴予約していたTVだけが明るく光り、フィギュアスケート国別対抗戦放送がもう始まっていました。観られたのは女子フリーの後半だけですが、どの国の選手も良い演技でした。
【新美の巨人たち】の岡山後楽園は流し見。でも、思っていた以上に美しい庭園でした。
シャワーしたのは遅い時間になってから。そのせいもあって、ブログを書き終わるまでに時間がかかりました。