
昨日の夕方にコーヒーを飲んだせいか夜はなかなか寝つけず、夜中にも何度か目を覚ましたりで安眠できませんでした。
というわけで、今朝の起床は9時くらい。朝ごはんを軽めに食べ、【ドキュメント72時間】の上野の格安洋品店回を観て、【題名のない音楽会】も。朝から素晴らしいオペラの名曲がいろいろ聴けて嬉しかったです。
さて今日は買い物その他の用事があるため、駅前まで出かけました。まず図書館へ行き、予約していた(市内の他の館から取り寄せた)本を受け取りました。続いて書店で欲しかったムックを買ってスーパーへ。また寒くなる日のためにラーメン(袋麺)を幾つかと、今日明日用に厚揚げなどおでんの具になる物、そして恵方巻を何種類か買いました。
そう、今日は節分です。もともと東京に恵方巻の風習はないので、長らく抗っていましたが、最近ではただ「美味しい巻き寿司を買って食べる日」と割り切っています。スーパーで海鮮巻き寿司、お弁当の美味しい肉屋さんで焼肉巻き寿司を、そしてとんかつの《さぼてん》で招福巻きかつを買いました。恵方巻は何れもハーフサイズです。
いろいろ買い込んだせいで(本類も合わせて)荷物はかさばって重く、家に着く頃には汗びっしょりになっていました。
帰宅後、お昼ごはんとして食べたのは焼肉巻と巻きかつ。かつは買った時まだ揚げたてだったようで、少し冷めても美味しくいただけました。お昼を食べながら、昨夜録画した『おっさんずラブ リターンズ』を視聴。切ないラブとギャグに加え、今回は破茶滅茶バトルもあって、もう何が何だか……面白かったですけどね。
借りた本を少し読みつつ一休みして、夕方はTBSが時々放送する舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』関連番組を視聴。今回は修学旅行で観劇する学校や生徒さんたちに取材していました。以前、娘と共に観に行った時(石丸幹二ハリーの第一次サヨナラ公演)にも修学旅行または学校の鑑賞会らしき団体さんがいたことを思い出します。
晩ごはんはパックおでんに厚揚げやシャウエッセンを足して温め、海鮮巻き寿司も食べました。豆まきはせず、数日前にコメダで買っておいた豆菓子をお茶請けにするにとどめました。子供たちがいなくなってからも一人で豆まきを続けていたのですが、寒いベランダで一人「福は内〜」などと声を上げるのも、さすがにどうかと思うようになりまして……
夜は【ブラタモリ】の鎌倉探訪を視聴。大倉御所の全容も明らかになりつつあり、平等院鳳凰堂によく似ていたという永福寺(ようふくじ)の跡地で往年の姿にも思いを馳せるなど、頼朝の「デベロッパー」としての側面が興味深かったです。『鎌倉殿の13人』を観ていた頃は、本編後の「紀行」を観ても地図を開いてもイメージが湧かなかった大倉御所ですが、タモリさんと解説の先生が町を歩くことで、少し実感できた気がします。
続く【突撃!カネオくん】は、ノブさんならぬカネオくんいわく「ブラタモリに合わせて」の「お城」特集で、こちらも面白かったです。現在の首里城再建に海外の資料が役に立っているのも意外でした。
今日はふしぎ発見はお休み。その時間にシャワーして、10時からはNHKの新ドラマ『お別れホスピタル』を視聴。原作者に脚本家、その他スタッフも『透明なゆりかご』とほぼ同じということで、是非観ておきたかったのです。舞台となる「療育病棟」は認知症の患者さんもいるし、いわゆる終末期病棟とはちょっと違うのでしょうか。予告で見た患者さんたちが早い段階で殆ど亡くなり、そこがどういう場所かを突きつけます。そして入院前から主人公の看護師・歩(岸井ゆきのさん)と交流があり、これからも彼女を見守る立場になるのかなと思っていた古田新太さんのショッキングな最期——更に歩の家庭にも別の問題があることが明らかになるなど、もしかしたら『ゆりかご』以上につらい展開になるかもしれません。
【新美の巨人たち】は録画しました。
11時からはETV特集「二風谷に生まれて」を視聴。アイヌの立場から二風谷ダム建設に反対し、闘争や交渉を続けてきた貝澤正氏とその家族三代の物語。土地を収奪され差別を受け続けてきた世代と、特に偏見なく「アイヌを誇りに思える」と言う新世代アイヌとの対比にも触れていました。
彼らの戦いの歴史を見ただけでも、映画も大ヒット上映中の『ゴールデンカムイ』がいかに「漂白」され、その文化を消費するだけのオハナシだったかがわかります。あまつさえ原作者が「アイヌは差別などされていない。和人と協力して素晴らしい文化を保存している」と主張するに至っては唖然とし失望するばかりです。原作マンガを愛読し続けていただけに、特に最終回の「やってはいけない」悪ノリつるべ打ち及び単行本でのダメ押しエピローグにはショックが大きく、今や単行本を全て売り払っても惜しくない気持ちです。
——胸痛む特集を観た後で、それこそ便乗するように怒りをぶつけて申し訳ないとは思いますが。