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皆様ご覧になりまして?もちろん、あの白馬のプリンス、レオポルド様をですわよ!
……って、のっけから嫁選びパーティに集うオナゴどもみたいな口調で失礼します。
だって、私にとってあの映画ってば、一にも二にもレオ様(ヒュー様)鑑賞映画なんですもの。
もうね、見れば見るほど「何て綺麗なお顔


初めて観た頃、ヒュー・ジャックマンと言えばX-MENか『ヴァン・ヘルシング』しか知らなかったわたくし、この公爵を見て「この人こんな役もできるのか!?」と驚嘆しました。
だって「白馬に乗った王子様」ですよ!比喩でも何でもなくてそのまんま!
本当に、ああいう役をギャグにせずに堂々と演じられるってすごいです。むしろヒューのいい所が最大限出た役だと思います。
(その後、2004年トニー賞授賞式を観てまたびっくりして……現在に到る……)
えーと、心配していたTV版ヒューの吹替ですが、思ったよりずっと良かったのでホッとしました。むしろメグの吹替の方が……

放送時間を長めに取ってあるので、ノーカットかな?と思っていたら、スチュアートの病院での悪戦苦闘は殆どカットされてしまいましたね。あの「虹を見た犬」の件りを観たかった……
映画はロマコメとしてよく出来ていると思いますが、惜しむらくはケイトのキャラクターがあまり魅力的に感じられないこと。ケイトがレオに惹かれるのはいいとして、彼の方がケイトのどこに惹かれたのかが、やはりよく判りません。演じているのがメグでなかったら、多分もっと嫌な感じの人になっていたんじゃないでしょうか。
どこか '50~'60年代映画の香りも感じさせる作品ですが、その頃の、たとえばオードリー・ヘップバーン主演映画では、グレゴリー・ペックやハンフリー・ボガート、そしてゲイリー・クーパー等のベテランスター俳優たちが、彼女に「胸を貸す」形でその魅力を引き出していました。
この映画自体『ローマの休日』の変形とも言えますが、ここでは逆に、ヒューがメグの「胸を借り」てその美質を引き出して貰っているという感じです。それが時代の流れを思わせたりもして、面白かったです。
それにしても、ヒロインがああいう感じなので、公爵はじめ、スチュアートとかチャーリーとか、男性陣の方が可愛く思えてしまいます。J.Jも結局「いい人」だしね。
ちなみに公爵は、こっちの世界に来たばかりでオタオタする姿も可愛いけど、チャーリーくんに「恋のアドバイス」とかしている時の、なんだかエラそーな態度がいちばん可愛いと思います

で、そのチャーリーとか子どもとか犬とか馬とか、あらゆる生き物になつかれちゃうんだよね

「獣も人もともに掌握できるお方」っていう表現を彼に使ったらまずいでしょうか?
そういう人たちが窓からどんどん勝手にはいって来ちゃうスチュアートの部屋っていうのも、舞台装置として効果的に働いていました。ドアはがっちりロックしてある(つもりだったりする)のにね。
DVDは現在、未公開映像を加えた「DTSディレクターズカット・エディション」も出ているのに、あえてこちらを紹介するのは、この「特別編」の特典でしか見られない未公開映像があるからです。
それは二度に及ぶ公爵の入浴シーン…ではなくて!いや、確かにそれもありますが、そういう意味ではなくて!

タクシーの中でのスチュアートとチャーリーの会話も、「スチュアートがなぜケイトを送り出さなくてはいけなかったか」の理由を明確にしていましたし。ディレクターズカットでは、始まりの方の或るシーン及び台詞でそれをネタバレしていましたが……
総じて「ディレクターズカット」の追加映像は、ケイトの心理や事情(仕事の鬼と言いつつ、かなりのストレスを溜めているとか)をよりはっきりと描くためのものでした。
レオポルド側を見たければ、この「特別編」(+未公開映像)を断然お奨めします。
ところで、スチュアート役リーエフ(と発音するらしい)・シュレイバーと言えば、昨年度トニー賞演劇部門助演男優賞受賞者でもありますね。ビリー・クリスタルからトロフィーを受け取った後、司会のヒューとハグする姿が何となく嬉しかったです。
ゴシップ記事的な話題ですが、彼は現在ナオミ・ワッツとおつきあいしてるんでしたっけ。もしかしてヒューが紹介したのかな?なんて考えたりもします。
そうそう、オーティスさんと「エレベーター」の関係については、rukkiaさんの所でこういう面白いお話がありました。
あなたも町中で「オーティス」を探そう!
…そして俳優としてホンモノだなと…。
というわけで、オーストラリアにもいってまいります。
TVでファン、増えたかな…。
>rukkiaさん
そりゃ増えたと思いますよ。日本ではなかなか豪流が起こってくれないのでやきもきしてますが(笑)、今回の放映による密かな(?)ブームが「X-MEN3」「The Fountain」でドカーンと爆発すれば良いなぁ。その前に「The Fountain」完成いつなんだろう?!
ヒューを吹き替えた方は他にウィルスミスの吹き替えをよくされてる方だと思います。
僕はアニメはそれほど詳しくないですが、洋画はTV劇場で好きになったので吹き替えにはそれほど抵抗はないんです。今はDVDで両方見れるから良いですね。
で、ヒューの地声が良いのは百も承知で(笑)、ヒューに合う声優さんはと考えると、僕は山寺宏一さんでは無いかと思います(でもヒューはまだ担当してません)。他には大塚芳忠さん(「LOTR」のアラゴルン役で知ってる方も多いのでは?)とか井上和彦さんも合うかも。ちょっとゴツイかもしれないけど大塚明夫さんも結構合うかもしれません。
マニアックな余談ですが大塚明夫さんの実父である周夫氏がレオポルドの父親を演じてました。
上記の方々は声優やアニメ好きな人以外にも結構知られてる、名前を知らなくても声を聞いたらわかるって人は多いのではと思います。
公爵は「ファンになる」と言うより、とにかくびっくりする方が先かも知れません
知らなければ本当に、「ウルヴァリンの人」だなんて思わないのではないかと…
アクション系の人かと思っていたら、実は芸域の広い人だったという驚きが、彼のファンになった理由の一つでした。
>バーンズ様
私も、TVの映画劇場で洋画を学び、子ども時代に第一次(?)声優ブームを見て来た世代ですので、吹替え自体に違和感は特にありませんし、うまい声優さんは好きです。
おっしゃる通り東地さんはウィル・スミスのイメージが強かったので、どうかなあと思っていたのですが、案外良かったですね。
ヒューの声優さんと言うと、よく知られているのは山路さんですが、ウルヴァリンかヴァン・ヘルシング限定という感じがします。
山寺さんもいですねえ。公爵でもアクション系でも行けそうですし。
ただ、本来たいへん優れた声優さんだと思いますが、現在は「ご本人」のイメージが先行し過ぎてしまった感もありますね。
今回の『ニューヨークの恋人』、子どもたちには、叔父さんの声とスチュアートの声が「(乱太郎の)山田先生と土井先生だ!」と、何だか違う意味でウケていました…
ヒューは本当に良い声ですよね。あっさり「美声」ですよねぇ~。うっとり。
吹き替えって悩ましいですね。本人の声質と近い方がいいけれど、それも簡単じゃないし、それに加えて吹き替えた人の演技が本人と近いかどうかの問題もあるし。
こんにちは。この役がいちばん「ヒューらしい」と感じられるのも「舞台」な雰囲気があるからかも知れませんね。
公爵はともかく、映画やテレビの俳優としての彼は、むしろ「地味な演技派」タイプだというのも意外性の一つでした。
吹替え声優さんは、確かに声質も大事ですが、やはり問題は演技力の方だと思いますね。
オリジナル『スター・トレック』のミスター・スポック=久松保夫さんなど、声質は元のレナード・ニモイと異なるのですが、ニモイ氏が表情等で表現していたニュアンスを、声のみで的確に「描写」していたことに感嘆しました。
私はXmen見てなんていい声と(いい体、オイオイ)なのかしら、と声で先にファンになったクチなので、日本の吹き替えって想像できません。
そうですよね。いきなりあれを見て「ウルヴァリンの人」と気づくことは、まずないのではないかと思います。
でも、姿勢の良さや身のこなしのシャープさは共通しているかな。
そうかと思うと、Someone Like Youのエディみたいな本当に「普通の人」もサラッと演じたりして、やはり意外性の人だと思います。
声はやはりご本人が一番なのは当然です!元々があれだけの美声だと、吹替えは誰がやっても不満は残るんですけどね…