日々好日

思いつくままの日記です。主に、経営、人生、ロータリークラブなどを話題とします。

会員増強について

2006-10-17 23:59:47 | Weblog
21世紀のロータリーを活性化するためは、いかにすべきか。その方策の一つとして、会員増強が挙げられています。
現在、盛んに言われています、効果的なクラブとなる4つに指針のひとつが会員増強であり、これを受けたCLPにおいても、これが常任委員会となっています。
確かに会員数だけをみますと、日本のロータリアンの数は、1997年から減少傾向になっており、本年7月現在では、99,503名となり、ついに10万人を切りました。最高、約13万人(129,658名)在籍しておりましたので、ざっと、3万人減、率にして約23%減少しており、未だにその傾向に歯止めがかかっておりません。
そういう面から見ると、会員増強は大変差し迫った問題かと思います。
しかし、そうかと言って、むやみやたらな 増強は如何なものかと考えております。

一見ただの石ころに見えても、ダイアモンドの原石であれば磨けば、すばらしい光沢を発しますが、そうでなければ、何の変化もなく時間の浪費に終わります。
まさに、悪貨が良貨を駆逐する事態が起こって参ります。

やはり、優れた素質、能力をもった、よりぬきの人材を会員とすることが必要かと思います。

1957年にガバナーを務められた神戸RCの、直木太一郎氏の「今しばし拡大を留めて、原石を磨くべし」の言葉を残しておられます。今一度、我々はこの言葉をよく噛み締める必要があるのではないかと思います。

また、例会の回数を減らしたら、会員が増えロータリーが活性化するのではないかとの意見を聞くこともありますが、この意見にも同意しかねます。

ライオンズ・クラブは2週間に一度の例会を行い、ロータリーは毎週ですが、果たしてライオンズの会員が増えてロータリーだけが減少しているのでしょうか。
現実は、ライオンズにおいても会員減少が大変著しいと聞いています。
日本のロータリーの創設者、米山梅吉さんは「例会は人生の道場」という名言を残しています。
ロータリーでは創立時より例会出席をもっとも重要な原理原則として捕らえて参りました。
したがって、例回数を減らすことによって、ロータリーが活性化するとは思われません。

やはり、エリートの人材を見つけ出し、そのような人を増強することが、ロータリーの活性化に繋がるものと思います。

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