小野寺 喜佐雄の試案

バンド“極東ピーコック”のドラマー、小野寺 喜佐雄による不定期ブログ!宣伝も兼ねて。

精神的融合への誘い

2015-08-29 03:56:09 | 日記
OTOTOYで、極東ピーコックの特集記事を組んでもらえました。ありがたい!皆絶対読んで!
◇「極東ピーコック、結成10年にして初音源を配信開始%26ロング・インタヴュー掲載」
http://ototoy.jp/feature/2015082105/

今回の記事で、配信限定の1stシングルを無料ダウンロード出来るようになってます。『精神的融合への誘い』。
「精神的融合への誘い」が出来た経緯は、正直あまり覚えてないんw
けど、ライヴで皆がアガってくれる曲だなという印象。割と演奏は難しく、演者自体が融合出来てるかどうかはライヴで見分けてほしい。という無責任な思い。
スペインっぽいリフだなと思って、そのまんまのドラムパターンを乗っけた記憶がある。いや、そのまんまって、フラメンコのリズムをそのまんま~とかではなく、アクセントだけ参考にして。歌が潰れるぐらいみっしりしたドラムを意識して作ったんだったかな、確か。
ベースで始まるところ、小松さんのリズムが「今日のお前のバイオリズムか!」ってぐらい毎回違ってて、正直面白い(困るとかの段階は最初から通り越してた)。

カップリングで収録されてる「平和行進二〇〇六」は、俺が入る前から出来てたけど、俺が入るまでバンドで鳴らせたことがなかったっていう、極東ピーコックの最も古いバラード曲。
雪のない場所でのクリスマスを歌った歌で、岡田さんの私情が、多分ふんだんに盛り込まれている。
この曲はずーっとやってたんだけど、最近はあまり演奏してない。バラードが増えてきてるってのもあるんだけど、「想像葬送歌」同様、長さもあいまってあまり披露する機会に恵まれない。
けど、とても思い入れのある楽曲で、1st感の強い曲だから、アルバムには入れられなかったけど、今回こういうかたちで世に出すことが出来た訳です。
まあ、レコーディングが本当に大変だったなっていう記憶。

「笹舟のような僕ら」は、岡田さんが以前友達と部屋かどっかで録ったテイクがどうしても良くて、新しく録ったのも結局これに勝てなくて、リマスタリングってかたちでもう一度発表した音源。
実は、昔俺が自主映画を撮ってた時に、岡田さんが主題歌として提供してくれた曲でもある。
「分かりやすく、どポップなフォークソングを」とお願いして出来た曲だから、実は依頼されて初めて作った曲でもあるという。何気に貴重な曲。

シングル自体のボリュームも、こんなように大変大きい訳です。
少しでも気になったら、是非聞いてみてほしいです。
ちなみに僕の両親が好きな曲は、圧倒的に一位が「平和行進二〇〇六」らしいです。
「こういう曲ばっかり作ればいいのに、岡田」と父が電話で言ってて笑った。
お母さんに「BABY BABY」みたいなのばっか作ればと言われた、銀杏BOYZの峯田さんみたい。

年度末の初夏

2015-08-10 16:11:50 | 日記
「年度末の初夏」。

今回のアルバム『渾身の遺書』の1トラック目を飾る記念すべき曲。
岡田さんが極東ピーコックを始めてすぐ作った曲で、10年間アレンジがほとんど変わっていないらしい。
少なくとも俺が入ってからは、全く変わらない。ドラムのフレーズも、前任のデモを耳がくたびれる程聞いて、ほぼコピーに近い状態で覚え、身につけたもの。それを今でも叩き続けてるんだよ!けっこうヤバいよね、ファック!

別のメンバーが入る度に最初に合わせる曲で、新メンバーにとっては課題曲みたいなものでもある。
複雑怪奇で、気持ち良く弾けるものじゃないから、その弾きこなし方でそのメンバーの性質がなんとなく見える。
岡田さんがそれを毎度どう見てるかは判らない。俺はこの曲を弾くメンバーを観察する岡田さんをずっと見てきた。

難しすぎて、未だにうちらはこの曲を上手く演奏できない。音源のテイクも、決して上手くはない。
けど、本当の意味で自己紹介になりそうな曲!
だから今後も下手くそだけど、なんなんだよこの曲はと思いながらだけど、演奏し続けると思います。

ようやく公式に聞いてもらえる!感慨深い。