南十字星からアジアQZSS(日)/IGSO(中・印)を眺める

グローカルイースト視点
アジアQZS/IGSO軌道モニタ
高橋冨士信 fj鷹@gmail.com

2019 09/03 9月は印月南極軟着陸とBDS-1,4,7三姉妹(赤緑どちら?)の同期太陽合を追う

2019年09月03日 | アジアンQZSS(日)/IGSO(中印)軌道
2019 09/03 9月はインド月面南極軟着陸と並行して、中国IGSO東輪BDS-1,7,と西輪4の三姉妹の同期太陽合の舞を追いかけてゆきます。昨年と同様の位相で三姉妹の編隊飛翔が見られるかどうか興味深いです。

以下のアニメGIFは中国IGSOがBDS三姉妹を赤線と緑線の2トリオを持っていることを示しています。どちらのペアが次の同期太陽合を生起するのでしょうか。注意してご覧ください。


インドに続き、中国も次の月面軟着陸・探査機を準備しています。アジアが主役の月面探査競争・協力時代が、アジアGNSS/QZSS発展と合わせて到来してきているといえるでしょう。

以下のQZS/IGSO軌道描画フォームにアニメGIFを記録します。
2019 09/03 QZS/IGSO軌道の2倍拡大アニメGIFを記録します。


2019 09/03 QZS/IGSO軌道の4倍拡大アニメGIFを記録します。


【先頭のクイズの答え】赤線ですね。QZS-1太陽合の後、赤線が太陽軌道に接近しています。1ヶ月後には赤線三姉妹、そして次がQZS-4の順になるでしょう。

インド・太平洋宇宙連携の中核となる大国インドの宇宙大国化動向などユーラシア上空のQZSS/IGSO軌道運動を、測位衛星と太陽との天体エベントに注目して頂くことができればと思います。



平成期の日本宇宙陣は欧米のMEO重視の壁を乗り越えて、先駆的RNSSとして脱MEOという大胆なQZS計画実現を頑張りぬきました。これが、アジアのGNSS情勢のMEOからの脱皮、端的にBDSS-IGEO/IGSOの充実を産み出しました。日本はQZSSを月面探査日印協力を基盤に軌道運動・測位へ活用展開を目指すべきでしょう。

中国側は日本QZSSの自立した踏ん張りを見守りながら、将来のIGSOエコシステム構築の展望を描いているでしょう。これがインドのIRNSS NavICや、ロシアが計画中のポストGlonassたる高々度亜QZSS型衛星軌道セグメントの実現にも大きな影響を与えるでしょう。
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