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21.10.15 モーニングショーもっと冷静な分析を,間違い「日本人の同調圧力体質が日本の若手を駄目に」

2021年10月15日 | 時事・歴史
21.10.15 モーニングショーは,この件に関しては,もっと冷静な客観分析をすべきです.「日本人の同調圧力体質が日本の若手を駄目に」は大間違い,筋違いです.


ポイントは岸田新総理も総裁選立候補の際に演説した中で指摘された、新自由主義による日本経済への破壊的な政策でしょう.

コロナ禍のおかげでテレ朝のモーニングショーを見るようになりました.コロナ禍では他のワイドショーだけではなく,ドキュメンタリー番組をも凌駕する適切な分析の積重ねの番組構成には,敬意を表します.しかし本日朝の米国籍日本人のノーベル賞受賞のコメントに引きづられた「日本人の同調圧力体質が日本の若手を駄目に」は間違い,筋違いです.

端的にはJapan As No.1が叫ばれていた1980年代も高度成長の1960から70年代も,日本人の国民性には今とは何ら大きな違いはありませんでした.当時も「日本人の同調圧力体質」はしっかりありました.日本人の国民性・体質がバブル崩壊後や21世紀に入ってから急に変わるわけがないのです.本日の議論は完全な間違い,筋違いです.

主要な変化の要因は,岸田新総理自身が認めて力説していたように,「新自由主義が日本経済をぶち壊し,経済成長を停滞させ,日本の中流家庭を全面的に崩壊させてきた」ことです.この明確な新自由主義主因論を覆い隠そうとして,日本人の同調圧力主原因にすり替えようとする大きな圧力が,ノーベル賞コメントの話題を巧妙に利用して,一気に世論を変えようとしています.最近は岸田新総理自身も、選挙戦略上かどうか、新自由主義主因論を言わなくなり,「新しい資本主義」の追求と言い換えましたが....

新自由主義を打破すれば,日本列島には本来の活力が戻り,GNPも生産性も人口も他国同様に,しっかり増えてゆくでしょう.
モーニングショーは,こういう主要因の客観分析をこそ行うべきでしょう.影響力の大きなワイドショーなので,特に厳しく注文をつけておきます.
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