南十字星からアジアQZSS(日)/IGSO(中・印)を眺める

グローカルイースト視点
アジアQZS/IGSO軌道モニタ
高橋冨士信 fj鷹@gmail.com

21.6.2 東京新感染487 73 (前週743 70 前々週766 73) BDS三姉妹太陽合次々と、続いてBD長大衛星縦列先頭BD-I2-SからBDIGSO-2,-5の太陽合モニタリング

2021年06月02日 | アジアンQZSS(日)/IGSO(中印)軌道
2019 06/02 QZS-2太陽合6月第2週生起予想 IGSO/QZS軌道2/4倍拡大アニメGIF
2019 06/02 着実なQZS-2の南下は6月第2週太陽合生起を目指して進行しています。太陽赤緯が最高に達する夏至へ向けて、QZS-2に続き6月中旬までは、BDSS太陽合生......

2020 6/2 コロナ新規感染34名東京アラートか! QZS-2太陽合ピークアウト⇒6月:BD三姉妹並行合⇒6-8月:BD十字星連続太陽合⇒8月:NavIC-1E,-1Iペア並行合

本年と昨年の6/2のアニメGIFの比較については、以下引用記事内のアニメGIFと比較しながらご覧ください。昨年のQZS-2太陽合は1週間強、本年より遅れていることが確認できるでしょ......

2021.6.2 東京新感染487 重症73 (前週743 70 前々週766 73) 前週比66%
東京コロナ第4波レベルは前週比66%です。今後のインド株第5波へのリバウンドが怖いです。

BDS三姉妹(BD3-IGSO-1,BD-IGSO-3,BD-IGSO-6)が太陽合状態に入りました。わが国の報道は、五輪・ワクチン対応話題で、NEWSもワイドショーも手一杯の状況です。
しかし、当ブログはBD衛星配列太陽合が一番濃厚に連続する2021夏至前後時期のBDデイリーモニタリングにできるだけ全集中します。

現在同期太陽合状態に入っているBD三姉妹(BD3-IGSO-1,BD-IGSO-3,BD-IGSO-6)に続き、BD長大衛星(BD-I2-SからBDIGSO-2,-5等々)の南下縦列が続きます。
この夏至前後のBD衛星縦列が、東南アジアやインド洋へ連なる長大な連続南下している意義は、充分には見えていませんが、巨大な衛星連続縦列であることは一目瞭然の事実です。
BD十字衛星列の先頭であるBD-I2-SからBDIGSO-2,-5等々と続きます。

東アジアとインド・太平洋の緊張の高まりからみて、ますますQZS/IGSOモニタリングは重要な課題となってきています。
ご自身で以下のN2YOのURLを叩いてご確認されるのが、なにより大切であると思います。。
https://www.n2yo.com/?s=42951|42917|36828|37256|37384|37763|37948|41434|42738|37158|42965|39635|40547|41241|44441|43286|43539|44204|40938|40549|44709|44337

上記のn2yoサーバによるアジアンQZS/IGSO軌道群図を、以下のQZS/IGSO軌道描画フォームにアニメGIFを記録します。

QZS/IGSO軌道の3倍拡大縦アニメGIFを記録します。
Navic西輪軌道が重要になってきていますから、西NavIC軌道までカバーするように経度方向に西側へ拡大しています。


日本QZS-2と太陽との最小離角、BD三姉妹(BD3-IGSO-1,BD-IGSO-3,BD-IGSO-6)の太陽との最小離角を赤色円にて、続く南下縦列BD衛星列(BD-I2-SからBDIGSO-2,-5等々)を緑線にて示しています。
太陽赤緯軌道は、夏至へ向けて、北回帰線にグングン接近してきていることが分かります。2021夏至前後のIGSO宇宙空間は熱くなりそうです。

なお以下のようなコマンドによるImageMagickを使用する240枚のスナップショット画像のアニメGIF作成に要する時間は、SSDに換装したことにより半分近くになり、高速化となりました。
>magick convert -layers optimize -delay 15 -loop 0 *.jpg QH2021mmdd.gif



インドNavIC系については、NavIC-1D,1E同期プロットの正象限と反象限の切り替りは黄道に近接して起きていることがわかりました。昨年4月初めに起きていたNavIC -1Eと NavIC-1Iペアの東西両輪での遠近交代からちょうど半年経って、昨年10月初めにNavIC -1Eと NavIC-1Iペアの東西両輪での遠近交代が起きています。相棒の東西両輪NavIC-1Dと -1Bペアについては位相が重なり過ぎのためか、こうした現象は見えません。NavIC IGSO 4衛星について太陽軌道との交点問題について、位相幾何学的な象限問題があります。インクリの一番小さいIGSOであるNavICにおいて、太陽軌道との交点問題の位相幾何学的な象限問題は、一番理解し易いことが見えてきました。軌道線間の交点の解が2つの象限に分かれる場合にどちらを選ぶかという問題です。

この半年ごとに生起するNavIC -1Eペアの遠近交代のタイミングが、ちょうどQZS-1軌道太陽最短距離が交差するのは日印の宇宙空間ご縁の偶然的発見といえるでしょう。インド太平洋経済構想に日本QZSSとインドNavICが果たすべき役割の鍵を暗示しているかもしれません。

新型コロナ疫対応での東アジア各国の科学技術力は、欧米に対して先進的になってきています。本ブログが扱ってきているアジアQZSS/IGSO技術を、現在の新型コロナ疫における「検査・追跡・保護」基盤にて存分に活かすためには、アジア特に中・印の科学技術力は国際社会に対してより誠実かつ透明であるべきといえるでしょう。このためにも、特にわが国とQZSS測位衛星の果たすべき役割は重要でしょう。

衛星の軌道6要素は、春分点や軌道仰角や昇降点引数など殆どが太陽中心座標系と密接しています。太陽合エベントは衛星軌道運動の特徴を把握できる優れたキーといえます。特に月面着陸などの将来実験においてIGSO/QZSSの軌道運動位相を太陽系慣性座標(前世紀用語で歴表時系)規模で捉える基準として、太陽合同期状態の活用・分析が効果的といえるでしょう。

インド・太平洋宇宙連携の中核となる大国インドの宇宙大国化動向などユーラシア上空のQZSS/IGSO軌道運動を、測位衛星と太陽との天体エベントに注目して頂くことができればと思います。


平成期の日本宇宙陣は、欧米のMEO重視の壁を乗り越えて、先駆的RNSSとして脱MEOという大胆なQZS軌道測位衛星実現を頑張りぬきました。これが、アジアのGNSS情勢のMEOからの脱皮、端的にBDSS-IGEO/IGSOの充実を産み出したといえるでしょう。日本はQZSSを月面探査日印協力を基盤に軌道運動・測位へ活用展開を目指すべきでしょう。
この記事についてブログを書く
« 21.6.1 東京471 コロナ第4波... | トップ | 21.6.2 東京487 コロナ東京第... »

アジアンQZSS(日)/IGSO(中印)軌道」カテゴリの最新記事