南十字星からアジアQZSS(日)/IGSO(中・印)を眺める

グローカルイースト視点
アジアQZS/IGSO軌道モニタ
高橋冨士信 fj鷹@gmail.com

21.5.5 東京新感染621 69(前週925 53 前々週843 48) 前週同曜日比67%の減 5月連休後の印NavICペア東西並立太陽合まで約1週間

2021年05月05日 | アジアンQZSS(日)/IGSO(中印)軌道
2019 05/05 QZS-4合総括と次のNavICとQZS-2との太陽合競争 IGSO/QZS軌道群の2/4倍拡大アニメGIF
2019 05/05 以下のQZS-4軌道太陽合の総括画像です。次いで、すれ違い型のインドNavIC東西両輪1D機/1B機と日本QZS-2の同期太陽合が競争的に進展する様子が......

2020 5/05 科学的大阪府コロナ出口戦略凄い!! コロナ東京新規感染者57名 対象太陽合は5月中旬の印NavIC-1B,-1D南下ペア⇒6月初め南下QZS-2⇒6月中旬北上BD三姉妹
大阪府出口戦略基準は①感染経路が不明な新規感染者が10人未満②検査を受けた人に占める陽性者の割合(陽性率)が7%未満③重症病床の使用率6割未満――。①と②の数値は変動が大きい......

2021.5.5 東京新感染621 重症69(前週925 53 前々週843 48) 3回目のコロナ緊急事態宣言に突入中です。
5月連休明けのインドNavICペアの東西並立太陽合まで約1週間です。緊急事態宣言期間が明ける時期と重なるようです。
また、東アジアとインド・西太平洋の緊張の高まりからみて、QZS/IGSOのモニタリングは重要な課題です。

https://www.n2yo.com/?s=42951|42917|36828|37256|37384|37763|37948|41434|42738|37158|42965|39635|40547|41241|44441|43286|43539|44204|40938|40549|44709|44337
のn2yoサーバによるアジアンQZS/IGSO軌道群図を、以下の2通りの縦横QZS/IGSO軌道描画フォームにアニメGIFを記録します。本日のN2YOサーバは中国長征ロケットの巨大デブリ化が明らかになったために、非常に混み合っていましたので、データの欠落の多いアニメGIFとなっています。
(お待たせしています。毎日18時JSTまで8時間分のスナップショットデータが揃ってから、アニメGIFにしていますので18時以降までお待ち下さい。)

QZS/IGSO軌道の3倍拡大縦アニメGIFを記録します。
西NavIC軌道までカバーするように経度方向に西側へ拡大しました。Navic西輪軌道が重要ですから、今後はこの軌道図のモニタリング一本に絞ってゆきます。


太陽軌道はすでに赤道から大きく北側に北上してきており、北回帰線までの半分を過ぎていることが分かります。
南下してくるインドNavICについて、東西両軌道衛星との並行同期太陽合への遭遇を、太陽が心待ちにお出迎えに来ているかのようです。

なお以下のようなコマンドによるImageMagickを使用する240枚のスナップショット画像のアニメGIF作成に要する時間は、SSDに換装したことにより半分近くになり、高速化となりました。
>magick convert -layers optimize -delay 15 -loop 0 *.jpg QH2021mmdd.gif

具体的には約130秒から70秒くらいにまで高速化されました。約2分間と約1分間では待っている気持ち的には大きな差になります。



インドNavIC系については、NavIC-1D,1E同期プロットの正象限と反象限の切り替りは黄道に近接して起きていることがわかりました。昨年4月初めに起きていたNavIC -1Eと NavIC-1Iペアの東西両輪での遠近交代からちょうど半年経って、昨年10月初めにNavIC -1Eと NavIC-1Iペアの東西両輪での遠近交代が起きています。相棒の東西両輪NavIC-1Dと -1Bペアについては位相が重なり過ぎのためか、こうした現象は見えません。NavIC IGSO 4衛星について太陽軌道との交点問題について、位相幾何学的な象限問題があります。インクリの一番小さいIGSOであるNavICにおいて、太陽軌道との交点問題の位相幾何学的な象限問題は、一番理解し易いことが見えてきました。軌道線間の交点の解が2つの象限に分かれる場合にどちらを選ぶかという問題です。

この半年ごとに生起するNavIC -1Eペアの遠近交代のタイミングが、ちょうどQZS-1軌道太陽最短距離が交差するのは日印の宇宙空間ご縁の偶然的発見といえるでしょう。インド太平洋経済構想に日本QZSSとインドNavICが果たすべき役割の鍵を暗示しているかもしれません。

新型コロナ疫対応での東アジア各国の科学技術力は、欧米に対して先進的になってきています。本ブログが扱ってきているアジアQZSS/IGSO技術を、現在の新型コロナ疫における「検査・追跡・保護」基盤にて存分に活かすためには、アジア特に中・印の科学技術力は国際社会に対してより誠実かつ透明であるべきといえるでしょう。このためにも、特にわが国とQZSS測位衛星の果たすべき役割は重要でしょう。

衛星の軌道6要素は、春分点や軌道仰角や昇降点引数など殆どが太陽中心座標系と密接しています。太陽合エベントは衛星軌道運動の特徴を把握できる優れたキーといえます。特に月面着陸などの将来実験においてIGSO/QZSSの軌道運動位相を太陽系慣性座標(前世紀用語で歴表時系)規模で捉える基準として、太陽合同期状態の活用・分析が効果的といえるでしょう。

インド・太平洋宇宙連携の中核となる大国インドの宇宙大国化動向などユーラシア上空のQZSS/IGSO軌道運動を、測位衛星と太陽との天体エベントに注目して頂くことができればと思います。


平成期の日本宇宙陣は、欧米のMEO重視の壁を乗り越えて、先駆的RNSSとして脱MEOという大胆なQZS軌道測位衛星実現を頑張りぬきました。これが、アジアのGNSS情勢のMEOからの脱皮、端的にBDSS-IGEO/IGSOの充実を産み出したといえるでしょう。日本はQZSSを月面探査日印協力を基盤に軌道運動・測位へ活用展開を目指すべきでしょう。
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