南十字星からアジアQZSS(日)/IGSO(中・印)を眺める

グローカルイースト視点
アジアQZS/IGSO軌道モニタ
高橋冨士信 fj鷹@gmail.com

24.5.10 【巨大太陽フレア!要厳重警戒】大影響磁気圏外郭QZS/IGSO衛星群 今週末黄道上でのIG三座クロス太陽合とQZS-2太陽合とのダブル重合太陽合イベントが生起予定

2024年05月10日 | アジアンQZSS(日)/IGSO(中印)軌道
24.5.10 巨大太陽フレアが連発しました.地球へ強烈な磁気嵐が今週末には襲来します.厳重警戒が必要です!

太陽では、南西(右下)に進んだ3664黒点群の活動が続いています。
5/9 18時(世界時9日9時)にX2.2、
5/10未明、10日2時半(世界時9日17時半)にX1.1と
大規模フレアを2回起こし、
その前後に、M2.3、M3.1、M2.9、M3.7などの
中規模フレアが発生しています。
以上宇宙天気ニュース(鹿児島大)本日版からの引用
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特にQZS/IGSO軌道は高度4万Kmで磁気圏外殻での飛翔であり,特に高緯度飛翔時には,強い荷電粒子流入により衛星には大きな影響が予想されます.
GPSなどMEO軌道の衛星群は,高度2万km程度で地球磁気圏内部のプラズマ圏内であるため,ある程度は守られますが,それでも油断はできません.

明日には,南下中のQZS-2が準太陽合を生起する見通しです.これは今週末にはQZS-2太陽合とIG三座クロス太陽合が黄道上で重なり合うダブルクロスイベントの生起が控えています.その状態での強い磁気嵐を監視・分析することが必要です.

QZS-2とIG三座,そしてQZS-4とIG四座は半年ごとに黄道上での太陽合が重なり合うダブルクロスイベントを引き起こすように軌道配置がされているようです.


β角プロットを用いてQZSとIGSOのクロス太陽合の前倒し現象を年単位の時空間現象として確認しようとしているところが本ブログの重要な出発点でした.
QZS/IGSO座群はグローカル・イーストが達成した21世紀の現時点にけるにおける衛星軌道技術の到達点のひとつでしょう.欧米先進地域でもQZS/IGSO座構築に挑戦し実現しているところはありません.QZS/IGSO座軌道群のデータリダクションを継続して,記録してゆく意義は大きいと考えます.その応用技術として月面測位技術への応用に未来を見たいと思います.

当面は以下のN2YOのURLを使用するようにします(アンカーKOREASAT-7).

https://www.n2yo.com/?s=42691|36828|37256|37384|37763|37948|41434|42738|42965|40547|41241|43539|44204|40938|40549|44709|44337|49336

N2YOサービスの画面コピーを利用したIGSO/QZS衛星軌道群の地表への射影の16時間分のIGSO/QZS群衛星軌道アニメGIFを記録します.

(1) IGSO/QZSS射影軌道の16時間分の10分毎のアニメGIF


(2) IGSO/QZSS射影軌道の昼間6時間分の2分毎のアニメGIF