本日ご紹介の映画は、2008年にインドのムンバイで発生した「ムンバイ同時多発テロ」にて人質となった500人以上の宿泊客を守るために逃げずにテロリストから守ったタージマハル・ホテルのホテルマンたちを描いた実話に基づく物語です。
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2008年にインド・ムンバイで起きたテロ事件を映画化。
※本作品は「R15+」指定作品です。この番組には一部刺激の強い内容が含まれております。
*上映時間 ::: 123分
*日本公開日 ・・・ 2019年11月29日
*監督 ・・・ アンソニー・マラス
キャスト
・アルジュン ・・・ デーヴ・パテール
臨月を迎えた妻と幼い娘と暮らしている五つ星ホテル「タージマハル・ホテル」でウェイター。
・デヴィッド ・・・ アーミー・ハマー
タージマハル・ホテルに宿泊しているアメリカ人。
・ザーラ・カシャニ ・・・ ナザニン・ボニアディ
タージマハル・ホテルに宿泊しているデヴィッドの妻でイラン人の富豪令嬢。
・サリー ・・・ ティルダ・コブハム=ハーヴェイ
タージマハル・ホテルに宿泊しているデヴィッドとザーラの子供の乳母。
・ヘマント・オベロイ料理長 ・・・ アヌパム・カー
タージマハル・ホテルの料理長。
・ワシリー ・・・ ジェイソン・アイザックス
タージマハル・ホテルに宿泊している元ロシア軍特殊部隊隊員。
・アブドラ ・・・ スハイル・ネイヤー
ムンバイ同時多発テロの実行犯のテロリスト。
・イムラン ・・・ アマンディープ・シン
ムンバイ同時多発テロの実行犯のテロリスト。
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<あらすじ>
臨月を迎えた妻と幼い娘と暮らすアルジュンは、街の象徴でもある五つ星ホテルの従業員として働いていた。ある日、武装テロリスト集団がホテルを占拠し、500人以上の宿泊客と従業員を銃弾が襲う。テロ部隊が到着までに数日かかるため、アルジュンら従業員はホテルに残り、宿泊客を救う。
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アメリカ同時多発テロの7年後インド・ムンバイで起こった同時多発テロを描いた物語です。非常に心を苦しめられた映画です。
ムンバイ同時多発テロのドキュメンタリーから着想したというこの映画は一部脚色したとしてもほぼ実話に近い状態かと思います。
外国人観光客を含む死者174人、負傷者239人を出した無差別テロの実行犯は善悪の区別が己で判断できないような若い青年たちわずか10人だけだった。彼らは指導者と思われる人物から電話で指示をうけ人をまるで物のように次々実行に移していく。
「すべては神(アッラー)のため」と叫びながら・・・
訓練されているために射撃技術はあるものの、まだ幼いこともあり隙がありすぎるので客に弱みを見せたり、警察に背中を見せたり、更には建物設備を完全に把握しないまま実行している為ホテル従業員たちにより次々お客様を逃がされ不利な立場に陥っていく。
ホテル従業員たちも家族がいてもお客様の為として自分の命にかえてもお客様を守る為に連携して戦い続ける姿に涙が止まりません!また、テロリストたちも同様です、やみくもに殺戮を繰り返しながらも警察に足を撃たれ重傷を負った1人のテロリストが自分の最期を予知し両親に泣きながら電話を掛ける青年や最後に首謀者に裏切られる実行犯の青年たちが善悪の区別に苦しんでいく姿にも胸が締め付けられます。
(結局、この若者たちに指示していた首謀者らしい人物は数年後に逮捕されますが、現在も関与を否定しているとの事なので真実は未だ闇の中ですね)
信仰は明るく前向きな人生を送るためのひとつの支えになっているのであれば素晴らしいことだと思いますが、テロのように無差別で人を殺すことが信仰であるのなら、明るい未来は期待できず無意味であると痛感した。こういう映画を見るたびに宗教に無関心な己を誇らしく感じさせてもらえる。
哲学者フリードリヒ・ニーチェの言葉「神は死んだ」をテロリスト映画を見るたびに痛感してしまいます。
最後に物語の主役であるタージマハル・ホテルは既にリニューアル・オープンしており生き残った数名のホテル戦士たちは現在もホテルで勤務しているらしいですよ♪世界一安心して宿泊できるホテルかもしれませんね。
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