Gotoキャンペーンについて 続き

匿名の旅行業界関係者の投稿が話題になっているようです。

Go To論争に「何度も何度も蹴られこの業界は死ぬ」「先が見えません。助けてください」 関係者名乗る匿名ブログ話題: J-CAST ニュース【全文表示】

「GoToトラベルキャンペーン」をめぐる議論が続く中、匿名ブログサービス「はてな匿名ダイアリー」に観光業関係者を名乗るユーザーによる悲痛な投稿が相次ぎ、話題となっている。「この業界は死ぬ」総額1.35兆円の大規模事業「GoToトラベルキャンペーン（以下、GoTo）」は、地域経済復活に向けた観光支援策だ。国内旅行を対象として、旅行代金の「2分の1相当額」を地域共通クーポンなどで支援する。一方で、新型

Go To論争に「何度も何度も蹴られこの業界は死ぬ」「先が見えません。助けてください」 関係者名乗る匿名ブログ話題: J-CAST ニュース【全文表示】

旅行業界に勤める方の切実な叫びです。

どうにもならない状況と不安、ギリギリのタイミングでの変更の尻拭いをさせられる現場の苦しみ。

本当に苦しくて辛い状況なのだと思います。

けれど、その辛い状況を生み出しているのはGo toキャンペーンに疑問を持つ一般人なのでしょうか？

前の記事でも書きましたが、そもそも4月の時点で「夏にはコロナは収まるだろう」という超楽観的な予想からキャンペーンを打ち出した事が1番の問題なのではないでしょうか。

しかも感染が収まっていない場合どうするか、というオプションの用意もせず、感染再拡大の現状に慌てて対応する杜撰さぶり。

東京都だけでなく各地で緊急事態宣言時並の感染者数が出ていたら、誰でも「旅行に行って大丈夫なのか」と心配するのは当たり前だと思います。

これが心配ないのであれば、緊急事態宣言の自粛はなんだったのか、という話でしょう。

経済的に限界なのは解ります。だからこそ全国一律ではなく隣接地域から初めて徐々に広げては、などの代替方法の提案がある訳です。

Go toキャンペーンが重要であるなら、本来なら4月から今までの間に政府が感染状況ごとのシュミレーションをして状況に合わせた形で実施出来るよう準備するべきものではないでしょうか？

それが行政と政治の役割だと思います。「これ！」と決めたものをただやるだけなら政治家なんて不要じゃないでしょうか？

それなのにまるでキャンペーンが必要な人と疑問を持つ人が対決しているようなこの状況。

しかもネット上などで個人同士が賛成・反対で対立することで直接責任を問われないことを政府や首相は歓迎しているかのようにさえ感じます。

これは政治の無責任さが生み出したコロナの影の負債なんだと思います。