主に読んでいます

たぶん詠んでるいや読んでるむしろ淹れてる

惑う道こそ進みけれ

2023-11-16 14:44:00 | drive
昨日は

360℃山、山々…

なんだかー
冒険みたいな道を知らず選んでしまう
二人組は回り回ってソレ正解、ト思フ。

で、その冒険の先に…

ひっそりと佇むcafeが

メニューは
曜日によって
供されるものが違うようだけれど

この日は"スープの日"

手をかけた野菜の出汁と肉の旨みを
なんとも絶妙に合わされたスープ
素朴なカンパーニュもまた滋味深い
それだけ、のlunchがやけに贅沢に感じる
デザートは
水切りしたヨーグルトに生クリームと
お砂糖加えたフロマージュのようなの
爽やかな酸味の珈琲に合うんだこれが

加えて

景色のご馳走も

そのおあとも、

稗原ダム見に行ったり

東屋も目視、
今度また此処に来よう
珈琲と本持って来よう

緑の景色に埋もれて
山道ぶんぶん走り回る車に揺られて
「あゝ愉しい!」
と実感した、ってハナシ。

先週末から
周りのさりげない優しさに手当てされて
切り離されたような孤独感から一歩ずつ
昨日は
また社会とまた繋がった気がした水曜日。

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神々お越しの雪おこし

2023-11-14 15:32:00 | drive
ここのところの豪雨や雷は
みぞれやあられも連れてきて
少し早いけれど
タイヤ交換をお願いしてきました

冬タイヤのホイールの方が断然好み…

交換中は
事務所で珈琲を出して頂いてのんびり
待ちながら読んだ新聞に

神迎えの記事が載っていたので

タイヤ屋さんのその先にある、

"朝山神社"  
まで、足を伸ばしました

昨日が旧暦の10月1日、
神迎えの日だったとか

他県からも何台か車が停まっていて
二人組が何組か見えていましたが

昨日の今日で
"御朱印申込用紙"とやらも無くなって
勿論社務所はいつも通り固く閉まっていて

他県の方は何か別のメモ紙にお金を挟んで申込箱入れていましたご苦労なこと
(今朝、せめて申込用紙補充くらい…)

本殿右手には
日本中の神々が宿泊するという、

"朝山十九社"という摂社

たぶん昨日から10日のあいだ開いていて
なんだか其処だけやけに生きてる感じ

主祭神は
"神朝山宇比多伎大明神"とも
"雲井瀧明神"とも表される

出雲風土記では
宇比多伎山は「大神の御屋なり」とある

出雲大社に祀られるまでオオクニヌシは、
出雲西部限定の地域の神に過ぎず、
以前は、
朝山神社が信仰の中心であったらしい
確かに
朝山神社の建築物としての壮大さと
その見晴らしの良さ、
つまり展望の大きさからすると、
ここが地域全体からよく見える大きな社だったのは想像に難くない

ということはですよ、
朝山の地域が古代において大きく発展した都市機能をもっていた可能性もあるのではないか?
当然他地域交通の要衝でもあったのでは

だからこそ、
八百万の神々がまず此処にやってくるという物語が生まれたのではないかと

まだまだ調べることもありそう

そんなことを考えながら下山
想像と文献が噛み合ったり合わなかったり
そういうのが愉しくて仕方ないんだよなあ

ねえ?


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月曜日の優越

2023-11-13 13:44:00 | 珈琲
憂鬱の間違いじゃないの、
という真っ当な社会人の方々に
後ろ指刺されそうな呑気暮らしは

日曜の営業を終えてようやく
ひと息つく感じ

昨夜は
随分と冷え込んでしかも豪雨
通りには当然、誰もおらず
(そもそも日曜日に出歩く大人は皆無
女性おひとり立ち寄ったのみ

雨の止み間に早めに閉めて
家に着いたらひと仕事!

それは


こたつ

温めておく必要のなくなった家の中は
感じたことがないほど冷え冷えとしていて

大急ぎでこたつ敷きとこたつ布団と
カバーを取り出した

そして
敷き終えてこたつにはまり込んで
朝まで眠ってしまった、だらしないナー

目が覚めて大慌てで手当ては
うがいをする、
乾燥した鼻を洗う、
白湯を飲む、
喉にガーゼタオル巻く、

でも部屋が寒い…
寝室で眠れるかしらと
ストーブに手をかけると
「ぎゃー!灯油ストックなかった!」
パジャマにロングカーディガン、
くしゃくしゃの頭にゃ手拭いアネさん被り
という怪しげな出立ちで
依然として大雨の中スタンドへ車走らせる
しまったこの格好で灯油タンク降ろしに出なきゃならんかったと思いきや、
外国人スタッフは流石、
さっとドア開けて持ってってくださった
(日本人スタッフは割と「開けていいのかな」の逡巡があって、その間に自分で取り出すことが多いけど)

「ア!20リットルなのに21リットル入れてしまいマシタ…」
ええええ、そんなことは全然ええんよ
むしろ入るだけ入れてちょうだい
細かいとこなど気にしませんし
(細かいところ言われてるんだろうなあ)

というわけで

無事、ストーブも点火

そのうちにパンも焼き上がって


呑気な朝ごはんも開始です
赤い屋根ドレッシングもあるし
昨日の焙煎豆屋さんで
ついでに補充した珈琲豆もあるし…
って
んんん?
今日の豆はお初
"コスタリカ🇨🇷タラスハニー"
とやらですけど、か、か、香りがしない…
酸味は爽やかで甘やかさもあるんだけど
いかんせん豆が古い、つまり焙煎が…

姉夫婦の焙煎仕立てのフレッシュ感に
慣れてしまっているせいかナ
贅沢に慣れるといけませんナ

慣れるといえば

こたつもストーブも
真っ先にやってくる毛むくじゃらの小動物が居ないのでやけに広々と感じますけど

これもそのうち、慣れていくんだろう

しかしまあ、

初めての味わいも愉しみながら
新しい週が明けてゆきます

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また日曜日が

2023-11-12 19:27:00 | cafe
本文の前に。
何年も前から知らずフォロワー表示ボタンを消したままでいました
いっそそのままやめようかといったんフォローを外しました身勝手にご容赦を
(でもまだ設定がよく分かっていなかったりもするので残ってるかも)
まあ自分も困るんだけど
たぶん、いいね!的なことをすると記事は定期的に自分のホームページで表示されるんじゃないかと…?
 
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今週は
ここを綺麗にしようという掃除の時には
至極真っ当な気持ちで磨いてく
 
まず全体を掃き出して
椅子を拭いて、床を拭き上げていく
何度も何度も磨いていく
年末のワックス掛けまでは水拭きで誤魔化そうかしらね
その分しっかり拭いていかないとね
 
先週の日曜日は
苦しさから逃れるみたいに店舗に入り
気持ちは固く閉じて掃除に精出してたけど
 
一週間という決して長くはない時間が
ゆるりゆるりと手当てをしてくれています
 
店舗へ入る前には
ひとを誘ってイリガチェフェ
トマトが嫌いなお姉さんでトマトも卵も入ってない気の抜けたようなホットサンドを薦めてくれる不条理
(いや感謝してますご馳走様
(パン美味しかったしナ


昨日は
一昨日の友とlunchした、
近所の喫茶店に今度はひとりで
なんだか家できちんと作ってごはんを食べるのはまだちょっと、という感じで
 
別の目当ての店に行きたかったけど
お休みだったからこの日もご近所で済ませてしまった
一昨日はサワラの南蛮で美味しかった
昨日はどかんとメンチカツ、もちろん美味しいけどそんなにお肉は得意じゃなくて。
 
今週は初めて
cafeというか焙煎珈琲豆屋さんへ行く予定
 
それを楽しみに
明日はきちんと食事を作って家仕事に精を出しましょうかね
ひとりきりだと呟きながら
 
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猫で知る

2023-11-11 19:28:00 | 
 


先週の土曜日、
20年と半年の命を終えました、
 
それだけのことが
どうしても言葉にも文字にもできないで
 
ただただもう淋しさに抗えぬ一週間でした
 
起きたとき立ち上がったとき椅子に座ったり動いたとき
全ての行動の目の端にその仔がいて、
その仔の様子を見遣っていたのだなあと、
いなくなって、思う
 
なにもかも
急ぎ過ぎるくらいに早く片付けて
もうなんにも残っちゃいないのに、
そこいらじゅうに気配が転がっていて、
四六時中にああ居ないのだと気付く愚かさはたぶん愛情とか寂寥とか執着とか
 





最後には
何度か小さな声で鳴いた
声にはならない
掠れたような吐息で、鳴いた
 
そうして、その仔は逝ってしまった
 
わたしを置いて終わってしまった
 
生まれたら終わるのだと、
念押しするようにまるごと無くなってしまった
 
小さく硬いからだを一人きりにするのは忍びなくて、
その日の夕方には一畑薬師さんの動物愛護のところで
火葬してもらい遺骨を持って帰った


長生きした動物の骨は綺麗に残るんだって
でも壺に入れてる途中でガシガシ潰されたけどナ
いちど左の本棚の上に安置して

金曜に
大きな鉢のオリーブの木の根元に埋葬した


もう、いない。
 
それを受け入れるまで
どれだけ苦しかったか
 
20年、ひとりぼっちのわたしと
片時も離れず一緒に暮らしたのだからナ
 
先に逝くのは分かっちゃいるけど
理屈じゃないんだよなあ
 
それでも
時間薬とはよくも言ったもので
こうして書けるくらいに落ち着いた
 
土曜に、友が、くどくどと経緯を語るわたしの話を
我慢強くじっと最後まで聞いてくれて
そうして、
わたしの弔いが終わった
 
これからどうしたものかな
ひとりの気楽さと淋しさを抱えて
また呑気に暮らしましょうかね
 
自由とは淋しいことなのだと
淋しいこともまた善きことなのだと
言い聞かせながらナ。