goo blog サービス終了のお知らせ 

Quaint Coco

ヨークシャテリアCoco(2008年7月20日生♀)の生活と雑感を、写真と想像で綴ったブログ。毎日更新。

創作童話「わんこ版白雪姫」

2011-06-13 20:33:02 | パロディ

今日のCocoさんは白雪姫です。

悪い王妃は黒耳赤スカートの、この有名なネズミさん。

 


 

悪い王妃は、白雪Coco姫の美しさを
いつも妬んでいました。

「白雪Coco姫ったら、
下から見上げた顎のラインも、美しいわ・・・」

ある日、王妃は魔法の鏡に向かって
「鏡よ鏡。この世で一番美しいのは誰?」
と、聞きました。

すると鏡は
「そりゃもちろん、白雪Coco姫ですよ」
と答えました。

空気を読まない鏡です。

だいたい鏡というものは、
「正直は何よりの美徳」と信じて疑わないヤツなので
付き合いづらいことこの上ありません。

しかも、年齢を重ねるにつれて
その付き合いづらさに拍車がかかります。

中には曇ったり歪んだりして
七難隠してくれる気の利いたものも
いるにはいますが・・・

・・・話が大きくそれました。


とにかく、鏡の返事を聞いた
王妃は大激怒。

白雪Coco姫に
毒りんごを食べさせます。

決して意地汚いわけではありませんが
すすめられたものは必ず
食べることにしている
白雪Coco姫は
りんごをぱくり。

重ねて言いますが、
決して意地汚いわけではありません。

そのとたん、
うーんとうめいて、ひっくり返ってしまったのです!

 

本来ならこの後、姫は眠り続け
王子様がやってくるのを待つところですが
わんこ版白雪Coco姫はせっかちなので
そんな呑気なことはしていられません。

ああやれやれ。よく寝た、と呟いて
むっくり起き上がりました。

 

しかし毒りんごを食べさせた王妃には
なにか仕返しをしてやらなくてはなりません。

じっくり考えましょう。

 

うーんうーん。よいアイデアが浮かばないなあ。
と、悩みながらふと見ると
体の横にあるものが!



赤と黄色の、毒々しい色をした饅頭です。
どうやらその色の通り
恐ろしい毒を秘めているよう。

目には目を。
毒りんごには毒饅頭を!!
と、姫は決心しました。


「さあこれを食べてくださいな。
コラーゲンたっぷり。
お肌がつるつるぴかぴかになりますよ」

王妃を油断させるために
下手に出て差し出します。

 

お肌がつるぴかにー!!

美しさに関して貪欲な王妃は
その言葉に目がくらみ
毒饅頭をぱくりと食べてしまいました。すると・・・・・・。

 

まあなんと!

王妃はスチール缶のゴミ箱の表面に
閉じ込められてしまいましたー!!

 

 

白雪Coco姫の言ったとおり
これなら確かに
お肌はつるつるぴかぴかです!

ここから出られないのは不自由かもしれませんが
早くもボーイフレンドができたようで、
王妃は結構楽しそう。

白雪Coco姫も、もう意地悪される心配はありません。

よかったよかった♪

 

 

ランキングに参加しています
クリックよろしくお願いします
↓  ↓  ↓
にほんブログ村 犬ブログ ヨークシャーテリアへ
にほんブログ村


わんこをお供に鬼退治

2011-04-14 20:30:32 | パロディ

おじいさんが町でたきぎを拾い

おばあさんが家で洗濯をしていると

どこからともなく四角いおもちゃが
どんぶらころころと転がってきて


中からりんご太郎が出てきました。

りんご太郎は早速
鬼退治に出発。

途中で出会ったわんこに
おやつをあげて、家来にします。

「りんご太郎さん、それではさっさと
鬼退治に行きましょう」

おやつに釣られて家来になったくせに
態度のでかいお供わんこのCocoさんです。

おじいさん。おばあさん。お供のわんこ。今日は一人で三役。忙しいCocoさん。

りんご太郎を咥えて
鬼を探しにいきました。
「主役を食う」とはまさにこのこと。

しかし鬼なんて、どこにもいません。

すっかり鬼探しに飽きてしまった二人は
追いかけっこをして遊び始めました。

「待て待て~」

「わーい、つかまるもんかー」

そのときCocoさんはふと気づいたのです。

この遊びはまさしく「鬼ごっこ」

してみると、Cocoさんにとっての鬼は
りんご太郎さんだったのです。

なーんだ、そうだったのか。

それではさっそく鬼退治。かぷっ。

「きゃーやめてやめて」
りんご太郎は大慌て。


「鬼ごっこやかくれんぼの鬼は
退治しなくてもいいのです」

えっ。そうなの?

思いとどまったものの、Cocoさんは残念でたまりません。

どうしても、忘れられないのです。
あの時少しだけ味わった、
りんご太郎さんのさくさくした歯ざわり、ほのかな
甘み・・・。

だから実は
Cocoさんは、
今でもこっそりと
りんご太郎を狙っているのです。
今ならぱくっといけるかな・・・

こらこら♪

 

ランキングに参加しています
クリックよろしくお願いします
↓  ↓  ↓
にほんブログ村 犬ブログ ヨークシャーテリアへ
にほんブログ村


わんこが解き明かす「浦島太郎」の真実

2011-03-19 20:29:18 | パロディ

昔々浦島ココ太郎は
浜辺で苛められているぞうさんを助けました。


「いじめっこ」はもう追い払いましたよ。

「どうもありがとう。お礼に背中に乗ってください」


♪助けたぞうにつれられて
竜宮城に来てみれば
絵にも描けない美しさ

可憐なイチゴのような乙姫様に
ちょっぴり照れてしまう浦島ココ太郎です。

♪乙姫様のごちそうに

たいや平目の、
じゃなくて、たいやきや白目の舞い踊り



 面白く

月日のたつのも夢のうち

竜宮城に、すっかり腰を落ち着ける浦島ココ太郎です。
どっしり。

けれどそのうち、浦島ココ太郎はふるさとが恋しくなり
家に帰ることにしました。

そして、おみやげにもらった玉手箱をあけてみると・・・

中から出てきたのは、一枚の写真

なんとびっくり。
あんなに可愛くて素敵だったイチゴ乙姫様は


本当はこんな姿だったのです!!
ひえぇーっ!!

浦島ココ太郎はショックのあまり
体中の毛が、逆立ってしまいました。

そしてすっかり、
人生に疲れたおじさんのようになってしまったのです。

玉手箱でいっぺんに年老いてしまった浦島太郎の物語には
実はこんな真相が、隠されていたのでした・・・。

おしまい。

ランキングに参加しています
クリックよろしくお願いします
↓  ↓  ↓
にほんブログ村 犬ブログ ヨークシャーテリアへ
にほんブログ村

 [浦島太郎] ブログ村キーワード


水戸ココ門

2011-03-08 20:32:03 | パロディ

♪人生楽ありゃ苦もあるさ~

おなじみの音楽に乗って、
ココ門様御一行が村にやって来ました。
水戸のご老ココです。

悲しそうなウサギ娘さんの話を
早速聞いてみましょう。

声をひそめてひそひそひそ。
ふむふむ。この村には悪いお代官様がいて
みんなを苦しめているんだね。
熱心に耳を傾けるご老ココです。
・・・かなり、熱心です。

ココ門様は、庶民のふりをして
村人の生活をこっそり視察。

確かによくできた洋梨も、
悪代官に取られてしまいましたし、

ごちそうの卵も、
庶民の手元には残りません。

すべて、年貢として取りあげられてしまいます。

いろいろ教えてくれたウサギ娘さんも
さらわれそうになりました。
「わたしはただの、旅の年寄りですが
娘さんは渡しませんよ」



なんて悪いやつなのでしょう。
みんなで動かぬ証拠をつかんで
懲らしめてやりましょう。

裏山で、弥七の報告に耳を傾け


パンダのおぎんはお風呂に入ります。

なぜココ門様が、後ろで見ているのかは
よくわかりませんが・・・

さらにココ門様は自ら、敵地に入り込み

卵も

洋梨も、

取り戻してきました。

やがて近づくクライマックス。

「頭が高い。控えおろう~」

ココ門様の、肉球紋所は無敵です。

最後は「あーはっはっはっ」といつもの高笑い。

ココ門様の旅はまだまだ続きます。

ランキングに参加しています
クリックよろしくお願いします
↓  ↓  ↓
にほんブログ村 犬ブログ ヨークシャーテリアへ
にほんブログ村


わんこ版「注文の多い料理店」

2011-03-04 20:31:21 | パロディ

わんこの元に、謎の招待状が届きました。

「このたびレストランを開店しました。
どうぞ食べにきてください」

早速メールで返信します。

「ぜひ伺います。どんな準備が必要ですか」

するとすぐに返事が来ました。

「きれいに顔を洗ってきてください」

なるほど、身だしなみは大切ですからね。

さらに「体の毛並みも、きちんと整えてきてくださいね」

うんうん。食事をするのだから
清潔じゃなくっちゃね。


「ほこりも落としてきてくださいね」

わかりました。ぶるぶるりん。

わんこの方からも、質問を送ります。

「洋梨を持っていってもいいですか」

「いいですよ。おいしいデザートになりますね」

「卵は、どうでしょう」

「いいですね。卵とじも、おいしそうです」

「親友のぞうさんを、連れて行ってもいいですか」

「それはだめです。
ぞうさんは食べられませんからね」

なんだかおかしな返事です。
お店にはぞうさん用の食べ物がない、という
意味なのでしょうか。

わんこはじっくり考えます。


いやもしかしたら、
謎のレストランのオーナーはとんでもない怪物で
ぞうさんを食べることはしないけれど
洋梨と、卵と、さらにわんこのことは食べるつもりで、
待っているのかもしれません・・・ぶるぶる。

試しにもう一度問い合わせてみましょう。

「ガムテの芯を、持っていってもいいですか」

「いいわけないでしょう!
当レストランに入っていいのは、
オーナーが食べられるものだけです」
怪物はついうっかり、本音をぽろりと吐き出してしまいました。

ひえぇっ。やっぱりそうだったんだー。
あやうく、わんこは謎のレストランのオーナーに
食べられてしまうところでした。
気づいてよかった!!

しかしこのまま放っておいては、
本当に被害者が出てしまうかもしれません。
わんこはこっそりレストランを訪ねていって、
こんな貼り紙をしてきました。

さらにはこんな細工も。

知らないうちにレストランが人手に渡っていたら、
怪物オーナーも驚くことでしょう。

やれやれ。これで安心♪

ランキングに参加しています
クリックよろしくお願いします
↓  ↓  ↓
にほんブログ村 犬ブログ ヨークシャーテリアへ
にほんブログ村