クーたんとココ君のお家

燕尾服を着た女の子クーたんと神戸から来たやんちゃ坊主ココ君の小さなドラマ。

ネコは

2009-09-12 05:29:57 | ネコ
ネコはどんなに美味しそうなネコ缶を目の前に出されても、知らない人や道端に置いてあるだけの物には、一旦立ち止まり、食べても大丈夫かを、臭いを嗅いだりして確かめる。イヌはそう言う慎重な事をしないので、家族と散歩中に毒入りの物を食べて命を落とす事がある。可愛い野良さんの仔猫を見掛け、手を出して呼んでも、足元に来て撫ぜさせてくれる事は滅多にない。だが、捨て猫になって間もないチビさんは、人への警戒感が生まれておらず、人の肌を恋しがり、呼べば近寄って来て、じゃれ付いたり遊んだりする。
我家のクーとココが真にそんな仔猫であった。クーは捨てられて何日も経っていなく、息子達に呼ばれ、遊んでもらえたのが嬉しかったのであろう。ココはまだ母ネコのお乳が恋しく、人への警戒感など微塵もない赤ニャンであった。大人になった今も、家族へは絶対の信頼をし、僕と家内が出す食事には、不信感を持たずに食べている。この絶対の信頼が大切で、信頼しあえるから、一緒に遊んだり、じゃれて来たりする。ココなど今も、モニターの前に立ち塞がるので、尻尾を握って「見えない。退いてよ」と言うと、目を吊り上げながらも、奥の本の上に移動したのである。

秋風と共に

2009-09-11 06:02:36 | ネコ
我家のニャンズのお昼寝の場所も、真夏から秋風が心地良く吹くようになると共に変わって来た。クーも強い日差しをさけて、箪笥の上の篭ベッドから、廊下の本棚の上や、居間の本箱の上で寛いで居る事が多くなり、ココも、居間の隅の隠れ家から、廊下の籐のベットで過す時間が増えたのである。
一昨日庭師が入り、木の剪定やエンジン草刈機を使っていたので落着いてお昼寝が出来ず、少々イラついて居たのだが、昨日は孫や隣近所の子供の泣き声が聞こえる位で至って静か。2ニャンは柔らかな日差しを浴びながら、存分に秋を満喫したのである。

健康だニャー

2009-09-10 06:04:32 | ネコ
健康状態のバロメーターの1つに、肌の艶がある。会社に勤務し、衛生管理者として、営業所員の健康管理の仕事に携わっていた頃、僕は毎朝出勤してくる同僚の顔色を見ていた。普段と違い、青白く、くすんだ顔をしている者を見付けると、呼び止めて体調を聞いたのであった。
肌の艶は、人ばかりではなく、ニャン子にも出る。ワン・ニャンの場合には、毛艶に出て来ると思う。勿論仔猫と年寄りのニャンは、毛がパサパサであったり、ゴワゴワしているが、大人の健康体のニャン子では、明るい所で見ると、艶があり、光が乱反射している。特に我家のクーやココのように、黒系のニャン子だとはっきりと分かる。また、撫ぜてみればもっとはっきりする。しっとりとし、毛の油が付くようなら健康であり、何となくゴワゴワと違和感があるようなら、病気ではないが、不健康状態や未病の場合が多いだろう。
我家では、クーもココも撫ぜたり、体を触るのを嫌がらないので、毎日スキンシップを兼ねて撫ぜている。この他には、食欲や便の状態、遊びの様子も見ながら、体調を観察しているのである。今のところ2ニャンはなんの問題もなく「健康だニャー」である。

浦島太郎に

2009-09-09 05:59:03 | ネコ
日本スピッツのポッ子が我家に来たのは、1956年(昭和31年)の春である。その頃の日本では、信じがたい話だが、お寿司と言えば大ご馳走で、滅多に食べられぬ物であった。遠足や運動会でも、母手作りの稲荷や巻き寿司もご馳走であった。そんな世の中故、愛犬・愛猫の食事も、人の食べ残しの魚の骨や、ご飯に味噌汁をかけた物が与えられていた。今の若い方なら「信じられない」と言う言葉が出るだろうが、それが現実であった。そんな食事でもポッ子は18歳迄長生きした。小型犬の18歳と言えば、人では百歳を越えるだろうか。今ポッ子がクーやココの食事を見れば、何と言うだろうか。
昨日家内のお供で、大型スーパーマーケットに出掛けた。何気なくペットフードの棚を見て僕は声を上げそうになった。ワン・ニャン用取り混ぜてであるが、優に百いや2百を越える種類のドライ・ウエットフードが展示されていたのだ。本当に裕福になったものである。今、ポッ子に与えたような食事を、ワン・ニャンに食べさせている家庭は皆無だろう。勿論、食事を手作りしている家庭はあるだろうが。
クーもココも毎日・毎食カリカリを美味しそうに食べているが。昨日のスーパーマーケットの情景は、僕を浦島太郎にさせたのだ。

巣篭もり

2009-09-08 05:56:33 | ネコ
昨日、みなさんのブログを拝見している時に、足元でチョロチョロしていたココの姿が見えなくなった。もしやと思い、居間のカーテンを捲ると、薄暗くなったその奥にココの姿が。これは秘密基地と言うよりも、ココの巣である。それから2時間程巣篭もりをし、昼寝をしていたが、室温が27度を越え暑くなると、出て来て台所に。流しに飛び乗り、洗い桶の冷たい水を沢山飲み、僕の側に来て「マォー」「お腹空いた」と一声。時計を見ると正午手前。昼ご飯を食べた後はこの巣に戻らず、お遊びモードにスイッチを切り替え、僕に盛んに「お父さん遊ぼうよ」と。とうとう夕食迄お昼寝をする事無く、僕の傍でウロチョロしていたココであった。その間お姉ちゃんのクーは、お昼を食べずに、廊下の本棚の上で、手足を思いっ切り伸ばしてお昼寝をしていたのである。どうしてこうも性格が違うのだろうか?。

秋になり

2009-09-07 05:49:30 | ネコ
気温は高くても、湿度も下がり、空気は確実に秋の気配を見せるようになった。昨日のココは、午前中も昼ご飯を食べた後も、廊下の篭ベッドの中に丸まって、気持ち良さそうに昼寝をしていた。真冬になってもこの場所は陽射しが入り、温室のようになる。ネコは季節を敏感に感じるのだろう。

今朝も早よから

2009-09-06 05:33:25 | ネコ
「今朝も早よから」と来れば、次のフレーズは野良仕事となる所だろう。
今朝は家内が早くから起き出し、洗濯を始めた。それに連れられて、クーもココも普段より早く起き、ご飯を食べたようである。と言うのも、僕は家内が手洗いを使う音が聞こえるまで夢の中。僕が起きて台所に入ると、クーは物置になっている食卓の上で正座し、ココは居間で転がっていた。1服し、冷たいお茶のカップを持って居間に入ると、ココはまだ床で転がっていた。ついついココのお腹に手を入れじゃれさせて遊び始めると、手や足に纏わり付き、ココのお遊びモードのスイッチをONにしたようだ。ココは全力で家中を走り始め、ソファーを飛び越え、一気にパソコンテーブルの最上段に駆け上り、飛び降り、台所ではクーにチュと挨拶をし、クーを怒らせても、駆け続けた。
ココはご飯を食べ暫らくすると、体中にエネルギーが行き渡って、突然運動モードにスイッチが入る。スイッチONとなると、人の迷惑等無関係になり、走り始めるのだ。「今朝も早よから運動会」となった我家である。

1ニャンじゃ

2009-09-05 06:41:11 | ネコ
ネコは大人に成長するにつれ、独立独歩と言おうか、1ニャン切の孤独を好むようになる。我が家ではクーが1ニャンだけで居るのも平気であり、人や他のニャン子との煩わしい関係を嫌がる。家の中に居ても、1ニャン切りで寝たり、静かにしている事が多い。今日の写真のように真近で揃って撮らせてくれる事等滅多にない。
一方ココは、ニャンコ固有の遺伝子が突然変異が起こったのかのように、1ニャンで居る事が大嫌いだ。昨夜も居間でココが遊んでいたので、僕だけが寝室に戻ると、直ぐに寝室に入り、僕の足元で寝てしまった。今朝も僕が先に目を覚まし、居間に行くと、ぐっすり眠っていたはずのココもムックと起き上がり、ネコ体操もせずに僕の後を追って来た。朝ご飯後クーがパソコンテーブルに登ると後追いし、上下で座っていた。
普段でもココは1日中僕と一緒おり、買い物から帰って来ると、扉の前で「お父さん何処に行っていたの?。ぼく寂しかったよ」と体をスリスリして来るのである。ネコ本来の遺伝子を失っていても、可愛い子供である。

クーたんの合図

2009-09-04 06:17:25 | ネコ
今日の写真は、これから書こうとしている事と無関係である。先日クーはこの秋初めて、今の本箱の上にある、クーたんの基地に上がった。この基地は寒くなると、温風がそよそよと流れ、居間の中でも最上級の場所となる。この日は正座して、真下のカーペットの上でへそ天になり、ゴロゴロと転げ回るココを「あの子ったらまったく」と呆れ顔で見ていたのだ。
さて、クーは出窓のある自分の部屋から台所に行く時、居間の扉が閉まっていると、爪を立ててガシガリと扉をノックする。先程もブログを書いている最中に、クーのノックが聞こえ、僕は席を立った。本当は文章を纏めている時に席を立つと、考えている事が霧散してしまい迷惑なのだが。ノックで開けてもらえないと、今度は「ミャ~アー」「扉開けてよ。クーちゃんお台所に行くのよ」と言い出す。
クーはご飯を一度に食べず、食べながら自室と台所を往復する事が多く、僕は今日も何回も席を立った。また、部屋に戻る時は扉の前で「ミャー」と言う。しかし、それを無視していると、僕の足元に来て、膝に手を掛けて立ち上がり「ミャャ~ア~」「ねえ、お父さんクーちゃんお部屋に戻るのよ、扉を開けてよ」と物凄く甘い声、真にネコナデ声で言い、僕をメロメロにさせるのである。

何をされても

2009-09-03 06:11:25 | ネコ
ココは大らかなニャン子である。昨日もへそ天で引っ繰り返っているお腹に、フランスパンの金色の留め金を乗せてみたが怒らない。そして、お腹を撫ぜると嬉しくなり、顔に近付けた僕の踝にスリスリしたり、なめ回したりとご機嫌であった。その後たっぷり3時間程ソファーでお昼寝をし、ご飯を食べ終えると、運動モードにチャンネルを切り替えた。昨日はたまたまクーも起きて居間のテーブルで伏せていたが、立ち上がってクーの尻尾を数回チョコチョコと撫ぜる。当然クーは「何すんのよ」と怒る。これでココの術中にはまった。テーブルから下りたクーを追いかけ始めた。運動会の始まりである。2ニャンは全力で家中を駆け回る。爪を切られているココは、Uターンしようと畳の上で急ブレーキを掛けるが、滑走してしまう。そんな事は気にしない。クーに「ウー」と言われ、手を挙げられたココは流しに飛び乗り、水を飲んで運動会は終わった。
その後暫らくして、ゆっくりと居間に入ったが、家内に鉤尻尾を強く握られても怒らない。ワン・ニャンにとって尻尾は急所のはずだが、ココは平気であり、触られたり、握られるのが愛情表現だと思っている。
兎に角何をされても怒らないココである。