たった今、6月8日午前5時10分頃の事だ。クーと一緒に外に出た。外は入梅前のどんよりとした厚い曇り空だ。クーは大人しくしていたので、自転車の荷籠に入れる。クーは小鳥の声にうっとりとしていた。写真を撮りたくなり、籠に網を掛け、クーが飛び出さないようにして、カメラを取りに戻った。クーが外を見ている様子を、何枚か撮影した。
撮影していると、ファインダーに見えるクーの様子がおかしい。自転車のハンドルに手を掛けた。撮影どころではなくなった。クーの体に手を掛ける。クーの目線を追うと、近所のお兄ちゃん猫ちゃんが、道を悠々と歩いていた。クーは、鼻息も荒く息巻いている。お兄ちゃんは、クーの事なんか全く無視し、数軒先のお宅の車に盛んに、匂い付けをしていた。堂々としたものだ。「ここは俺の領分」と言わんばかりだ。クーは「ここはクーちゃんのお家よ、入っちゃだめ」と息巻くのだ。
それにしても間一髪。クーの異変に気付くのが1秒遅れたら、今頃は、家内を起こし、嫁の知子も動員してクーを探し回った事だろう。
家に入るとクーは、怒りまくった。クーパンチを、何回も何回も僕の顔に浴びせてきた。今日のパンチは本気だから、当たったおでこはまだ痛い。
撮影していると、ファインダーに見えるクーの様子がおかしい。自転車のハンドルに手を掛けた。撮影どころではなくなった。クーの体に手を掛ける。クーの目線を追うと、近所のお兄ちゃん猫ちゃんが、道を悠々と歩いていた。クーは、鼻息も荒く息巻いている。お兄ちゃんは、クーの事なんか全く無視し、数軒先のお宅の車に盛んに、匂い付けをしていた。堂々としたものだ。「ここは俺の領分」と言わんばかりだ。クーは「ここはクーちゃんのお家よ、入っちゃだめ」と息巻くのだ。
それにしても間一髪。クーの異変に気付くのが1秒遅れたら、今頃は、家内を起こし、嫁の知子も動員してクーを探し回った事だろう。
家に入るとクーは、怒りまくった。クーパンチを、何回も何回も僕の顔に浴びせてきた。今日のパンチは本気だから、当たったおでこはまだ痛い。