クーたんとココ君のお家

燕尾服を着た女の子クーたんと神戸から来たやんちゃ坊主ココ君の小さなドラマ。

餌やり殺人事件 隠された真犯人は?

2008-06-06 10:22:00 | Weblog
昨日、川崎で野良さんへの餌やりを注意された69歳の男が、76歳の大家の男性とお嫁さんを殺傷する事件が起こった。今日はこの事件について語らせて戴きたい。
お亡くなりになった、被害者のご冥福をお祈りする。また、犯人の起した行為は、理由が何であっても、許されるものではない。
これから語る事は、全て僕の推測である。
犯人は、恋愛や結婚等無縁の、最底部から、高度成長を支えた労働者であっただろう。年をとり1間か2間の木造アパートに住み、僅かな年金で暮らしていたのだろう。故郷に帰っても、代替わりしており、自分の居場所は無い。寂しい一人ぼっちの暮らしだ。寂しさを紛らわすため、ギャンブルに走り、酒に救いを求めたのだろうか。そんな時、野良猫に出会った。彼らも住む家が無く、街を放浪する。寂しさを共感出来る相手が見付かったのだ。野良さんに食事を与え、話しかけたのだろう。近所住む猫嫌いな人は、これは大迷惑で、大家さんに話をしたのだろう。住む家を取るか、野良猫を取るかの択一を迫ったのかも知れぬ。69歳の独身男が、新たに部屋を借りる事は、大変に困難な事で、それを言われ、犯人が逆上したのだろう。
この事件のもう一人の隠された犯人は、仔猫を捨てた輩である。許せない。一人の男の人生の最終幕を滅茶苦茶にしたのだから。仔猫を捨てたやつは、法の裁きを受けることがない。動物を遺棄する事は、れっきとした犯罪なのに。無念。


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3 コメント

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慟哭 (ちよまる)
2008-06-07 00:37:24
どんなことがあっても命を奪う行為は許されません。儚く弱い存在を慈しむ孤独な魂を襲った絶望の大きさを思うとき、どうしても胸が痛みます。
弱い者を徹底的に追い詰める社会。あちらからこちらから慟哭が、長く低く途切れることなく聞こえてきます。
Unknown (クーとココのおやじ)
2008-06-07 01:23:59
僕はこのような境遇の人々と、永年仕事をして来ました。親会社の若い者に、無理な事を言われても、反論せず、耐えて黙々と仕事をする姿に、敬意を感じました。だから分かるのです。この人々の心情が。
Unknown (猫おばさん)
2008-06-07 18:27:32
前から拝見させていただいてます~とても温かく、心が穏やかになります。
今回の事件は、私も人事とは思えず、心痛めていましのでコメントさせていただきます。
もちろん犯人を擁護するわけではないですが・・
この人の寂しさを(猫ちゃん達が癒していたのでしょう)境遇を思うと・・やるせないです。
身勝手な人間(捨てた人)が一番悪い!!同感です。
私も4人の子供を成人させ・・これからは自分だけの人生と思っていた時、犬の散歩で可哀想な猫達に出会い・・・それから・・6年・・今では家の中・・ワンニャンだらけ・・ノラちゃんも増えるばかり(去勢・不妊手術)個人の力の限界を感じている毎日です。
ノラちゃんのご飯やり・・辛いです!!何度怒鳴られたか・・一歩間違えたら・・私も犯人と同じです。
いつも~願ってます  ほんの少しの優しさを可哀想な(弱いもの達)に下さいと。