クーは我が家の子供になった頃大変寂しがりやであった。何時も僕や家内の側にいた。家内が台所で、夕食の支度を始めると付いて行き、調理台の脇にある箱の上に座って見ていた。今も同じだ。台所の隅には、クータンのお椅子がある。そこに座って「クータンもお手伝いするよ」とばかりに、料理が作られる様子を見ているのだ。魚がグリルに入ると、居間で僕が呼んでも、椅子を降りない。「お魚焼けろ、はーやく焼けろ。クータンにも頂戴」と。
家内もクーが側に居るのがうれしいようだ。クーも「お鍋を見ているからね」と。
家内もクーが側に居るのがうれしいようだ。クーも「お鍋を見ているからね」と。