フェイントとは、「逆を取る」「タイミングを外す」「ウソの動きをする」もので、
その局面を創り出す「仕掛け」「食いつかし」は、
サッカーというスポーツには欠かせないアクションだと思います。
「監督はいつもテレビはサッカーを見てるんですか?」と聞かれて、
「まあね。」と答えてみたものの、実はそうではありません。
録画したバラエティを食事中、繰り返し見ています。
今リピートで見ているのが、この夏に放送された
フジテレビの27時間テレビ、その深夜にあった
「フジテレビ大反省会」という芸人たちのトークです。
明石家さんま、今田、太田、堀内健たちが好きなようにはしゃいでいました。
しかしそこには、サッカーのフェイントと重なる「ボケ」「アドリブ」「創造性」があり、
そのフェイントを引き出そうとする「仕掛け」「食いつかし」となりうる「フリ」がたくさんありました。
若手芸人が、「台本通りやりましょう!」と訴えても、ベテランはそれを聞きません。
サッカーの試合やプレーに、ゲームプランはあっても台本はありません。
ボケる余裕、アドリブできる反応の良さ、創造性というアイデア、
ベテラン芸人から学ぶものはたくさんあります。
以前、J1サンフレッチェ広島の下部組織が、お笑い(上記のような芸人のアクション)を
活動の随所に取り入れ、求めていたという情報を耳にしましたが、少し納得できます。
冒頭の写真は、数年前加藤家のベテランから送られてきたフェイントです。