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(第30回)蔵の町「栃木」とさくらの名所100選「太平山」散策の巻

2010年04月15日 | 旅行
前回の「宇都宮ポタリング」からの続きです。
1時過ぎにJR両毛線で「栃木駅」に着きました。昨年末来ポタリングのために訪れた駅は、どこもよく整備されていて、町の特徴をよく表した造りになっていました。この辺、東京の駅も見習いたいところですね。




駅前から「蔵の町」循環バスが出ていましたが、まずは、さくらの名所100選にも選ばれた「太平山(おおひらさん)」へと向かいました。
駅前からバスで15分ほどで到着。イメージと全然違っていましたが、とりあえず山へ登ってみることにしました。

写真の「あじさい坂」から約1000段に及ぶ長い表参道の石段をひたすら登って、やっと太平山神社にたどりつきました。






途中、これといって見とれるような景色もなく、ひたすら登り続けましたが、昨年末行った久能山東照宮までの登り(石段数がほぼ同じ)と比べると、ずっと楽な感じがしました。
体力が付いたのか体重減の効果かわかりませんが、ちょっとうれしい発見でした。

この太平山神社は、827年に慈覚大師(円仁)により創建されたといわれ、武門をはじめ多くの人から信仰を集め、特に徳川将軍家の信仰が極めてあつかったということで、家内安全を祈願してから、東側の謙信平[けんしんだいら]と呼ばれる展望地に出ました。




ここでやっと「きてよかったかな」といった景色に出あいました。
この一帯は1883年(明治16)、太平山公園として整備され、公園内にはソメイヨシノを中心に、ヤマザクラなど約4000本が植栽されているるそうです。

ところで、なんでここが『日本さくら名所100選』に選ばれたかというと、太平山遊覧道路の両側(約2km)が桜のトンネルとなり美しいかららしいのですが、自動車から見るのではなく、歩いて訪れた人がゆっくり見られる景勝地を選んでほしいものです。
ちなみに『日本さくら名所100選』というのは、平成2年に財団法人「日本さくらの会」というところが選定したらしいです。

はい、ちょっとした愚痴になってしまいましたが、山を下りたところにある「太山寺」の「岩しだれ桜」がとても美しかったので、気を取り直すことことができました。










さて、ここからは歩いて蔵の町へと戻ることにしました。
来るときにバスから見た景色が、「降りてゆっくり見物したい」と思わせるところが何カ所かあったことと、「大した距離ではないな」と感じたからです。(実は、これが大きな誤りで、けっこう大変でした)



<途中の永野川河畔>




<途中の芝塚山公園から錦着山公園方面を望む>

やっと巴波(うずま)川にかかる幸来橋に到着しました。
ここからは、いかにも蔵の町という風景が広がっていました。








おしまいです。