まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

台湾花磚博物館館長 徐嘉彬氏の講演会

2018-11-04 22:38:15 | イベント
INAXライブミュージアムでのマジョリカタイル展の開幕に先立ち、台湾花磚博物館館長徐嘉彬氏による
講演会が11/2に行われた。平日の17:00~だったため、一般の人の参加は少ないのではと危惧していたが、
私とmayumamaさんも招待して頂き、土・どろんこ館に用意されたスペースはほぼ埋まりほっとした。

通訳がついての講演だったが、徐さんのパワーポイント資料は日本語の解説入りという配慮がうれしい。
台湾の伝統的建築物におけるマジョリカタイルの使用例を示したたくさんの写真を見ながら、
手間のかかる台湾の伝統的装飾から施工が簡易なタイルへの置き換えが起こり、そこから職人たちが
独自に工夫してデザインを生み出したり、装飾場所を広げていったりと、台湾でマジョリカタイルの使用が
拡大していった経緯など、興味深いお話に参加者は皆くぎ付けに。
穏やかな口調ながらユーモアを交えたお話に時々笑いが起こり、会場は和やかで温かい雰囲気に包まれた。

最新の活動状況として、ウイスキーのCMに徐さんが出演したり、ジャズミュージシャンのアルバムの撮影に
博物館のタイル壁が使われるなど、いろんな分野とのコラボレーションを進められたり、教科書メーカーと
協力して台湾の文化としてタイルのことを子供たちに教えるなど、とどまるところを知らない台湾の
タイルムーブメントの勢いを見せつけられた。日本も負けじと、タイルをめぐる動きが盛り上がればいいなぁ。


展示では残念ながら、徐さんたちが救出したタイルの実物展示はなくパネル1枚の説明のみとなっていたが
この講演会によって台湾での日本製マジョリカタイルの使用についてや、徐さんたちの活動について詳しく
知ることができ、参加者の多くが台湾へ、嘉義の台湾花磚博物館へ行ってみたいと思っていただけたと思う。
台湾花磚博物館公式サイト

講演会が大好評を博したことは私とmayumamaさんにとって一番うれしいことだった一方で、
このような素晴らしい講演会だったのに一般の人は20名限定と少なく、もっと多くの一般の方に参加して
頂けたらと、もったいなく感じた。あと通訳の人のマイクの音が小さすぎて・・・後ろの人は聞こえていたかなぁ。

展示はすっきり、おしゃれな感じ。正直バタバタしていてあまりじっくり展示を見れていないので、
会期中にもう一度見に行こう。※展覧会は来年の4月9日まで。

私たちも交流会や懇親会にも参加させて頂いて、タイル関係者とのつながりが増え、これからますます
タイルにのめりこみそうな予感(笑)

今回私たちの思いを汲んで展示や講演会を実現して下さり、さまざま準備をして下さったLIXILの皆様、
関係者の皆様にお礼申し上げます。

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