まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

タイル旅マラッカ(5) ブキッチナ通りのお宅訪問

2018-06-06 23:25:14 | 建物・まちなみ
マラッカの続き。

LOCAHOUZの入るショップハウスの隣もなかなか素晴らしい保存状態。


壁と柱の足元にお揃いのタイルが使われ、色違いのモールディングタイルでふちどり。


並べて貼るとピンクと緑の丸になるタイル。きれいだなぁ!!




床のタイルも模様が緻密。


おや、こちらのショップハウスはあまり装飾がなく地味だが、足元にタイルがあるな!
窓もアーチ形でなく四角だし、戦後の建物のように見えるが、タイルが使われているところを見ると古いのだろうか。


緑地のタイルは日本製だろう。








あるお宅のファサードのタイルを見ていると住人の方が帰ってきたので声をかけ少しお話する。
そして内部を見せてもらえることに。うわー、うれしい~!


おぉ~~~っ!床いちめんのセメントタイルの美しさにも目を惹かれたが、それよりも感嘆したのは、
キャビネットやチェアや部屋の間仕切りのスイングドアなど、アールデコの香りのする古い調度品が
素晴らしい状態で使われていたこと。


突然の訪問にもかかわらず部屋の中は整っており、常日頃からの暮らしぶりがしのばれる。


ゴムのプランテーションを営まれていたお祖父さんが建てられたというおしゃれな家は、1世紀近い時を超えて
ご子孫により大切に使い続けられている。


外からは表面的な装飾しか見えないショップハウスの内部にこんな素敵な空間が広がっているのを目の当たりにして、
なんだか秘密の宝箱を開けたような、ワクワク、ゾクゾクが止まらない。

ありがとうございました!!

路地の奥を覗く。


緑に囲まれて木造の住宅が静かに佇んでいた。


路地の中は安全で快適な生活空間。子供も安心して遊べるだろうな。こういうすきま空間が豊かさを生む。


さて、ブキッチナ通りを後にしていったん宿へ戻ろう。、


歩きかけたら、何か面白そうな店が・・・あっ、ここはスパイス屋さんかぁ!


ちょっと中を覗くと、カラフルなドレスをまとったインド系のおばちゃんが商品の管理をしており、奥では
おっちゃんたちが粉まみれになって働いている。無愛想なおばちゃんに、ちょっと見せてと頼むと「いいよ」と。


うわぁ~~、スパイスの香りにむせ返りそうになりながら、ちょっとした工場見学。いろんなスパイスを
機械で挽いて粉にして、ブレンドして袋詰め。






オレンジ色、黄色、白・・・いろんな色だなぁ~


見学させてもらったし、ここでチャイ用にシナモンスティックを購入。

ありがと~~

型抜き鉄板の転用らしきこのカゴは、ずっとゴミ箱かと思っていたが、宗教用品の店では新品も売っていたので
聞いたら、お供え物を燃やすためのカゴだそうだ。失礼しました!(苦笑)


同じものがまちなかのあちこちで見られるが違うパターンは見当たらないので、型抜き鉄板の転用ではなくて
わざわざこの形に切り抜いて作っているものだろうか。まじまじと眺め写真を撮ろうとしていたら、
店のおっちゃんがわざわざ広いところに出して置いてくれた。ありがと~~


続く

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