くだらないコトにあえて熱くなろうじゃないか

青春プログレバンド「ナミダロジック」ギター山崎のブログ。

金がほしい~♪

2005年11月28日 23時59分14秒 | この日記が熱い
今でもほしい~♪
君のすべてに泣きたくなる~♪
(by 大江千里/格好悪いふられ方)




仕事を辞めてはや一ヶ月。いいかげん金がやばいです。毎日耐震強度偽造マンションのニュースを見ながら「実はうちのマンションも該当して保証うけられんかな?」という不謹慎というか、まったく現実離れしている妄想に悩まされる毎日です。

ヒューザーの小嶋社長が「ホリエモンでなくて私のことはオジャマモンと呼んでください」とアピールしたにも関わらず、誰もオジャマモンとは呼んでくれていないのが非常に切ない。きっとあの人も「すべったな~言わなきゃよかった」と、毎晩思い出しては恥ずかしい気持ちになっているに違いない。


とりあえず新しいオシャレな職場の話もあったのだが、結局駄目だった。今回は面接の話が出てから一週間半、引っ張るだけ引っ張って駄目だったから結構痛い。昔から不器用な性質で、ひとつ本命があると他に浮気できない人なので今後の予定も何にもない。とりあえず何でもいいからアルバイトを始めたい。


金を稼ぐってのは本当に大変だと思う。

僕も特に裕福な家庭に生まれたわけではなかったので中学にあがるまでは小遣いなどもらっていなかった。たまに親戚のおじさんとかにもらった小遣いでマンガを買うのが唯一の道楽だった。もちろんファミコンなど買えるはずもない。ちなみに子供の頃の夢は「どんぶりいっぱいのベビースターラーメンを食べる事」と、ささやかだった。

お年玉も毎回貯金していたので、高校を卒業する時に初めてやったパチンコでビギナーズラックが爆発し、2万勝ったのが始めての大金だったかもしれない。その金でスーパーファミコンを買い、ずっとやりたかった『キャプテン翼3』を買って、春休み中なんどもネオ・サイクロン(翼の最強のシュート)をきめまくっていた。

初めてのバイトは大学一年の夏、テキヤのバイトだった。ただでさえクソ暑い真夏日、目の前の炎、背後の直射日光、理解不能の北陸弁丸出しのヤクザを相手に戦うその仕事は「生まれて初めてのアルバイト」としてはハードな内容だった。二日間の泊り込みだったが、泊めてもらった親方の家ではプレッシャーがすご過ぎて寝た気にならなかった。それでも何とかやり過ごして二日目の夜、最後の最後で僕がミスをやらかしたのが発覚した。どうやら先に売ってしまうべきトウモロコシ(多分冷凍してないので腐る前に売れという意味だったと思う)が屋台の下に隠れていて、売り残してしまったのだ。

「何をしとん!」と強面の兄ちゃん達に詰め寄られ、絶対絶命だった僕を救ってくれたのは中堅のおっさんヤクザ(たしか山口さんだったと思う)だった。「バイトにそんなんわかるわけないやろ!」と、かばってくれた後に「さぁ、ちゃっちゃっと片付けぇや」と明るく言ってくれた山口さんは神のように見えた。

今でのそのおっちゃんの心意気は僕の中で生きている。結局仕事というものはドライで、効率や利益、責任を追求するものなんだけど、現場で最後にものを言うのは「思いやり」なんです。そんな所から僕はデカイ会社を辞めたんです。くだらねえよ、デカイ企業なんて。


設計元請会社の社長さんは自殺しちまった。マンションの住民から見たら「死んで逃げた」という気持ちなんでしょうが、やっぱり死んじまったのは切ないね。今後の話合いも、お互いへの誠実さ、思いやりを大切に考えてやっていってくれたらいいですな。無理だろうけど。最後に自殺しちまうような人生を歩んでも、それでも尚、企業の利潤追求がすべて正しいと思いますか?




と、今までの話はどうでもいいからとにかく金がほしい。




本日のBGM
MOLMOTT
「UNITY」

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