ペットシッターブログ

アウエ~な日々

100年後のかれらのために

2019-07-05 | その他

現場を見たわけではないので意見なんか言えた義理ではありませんが、

なんでこんな頭数になるまでほっといたんだろう。って

 

山口の野犬のことをテレビで見て思いました。

 

 

色んなご意見はあるようですが

この野犬問題。

すべての人が納得できる解決策は多分ないです。

 

 

動物を虐待したり飼育放棄する人間をさばく法も曖昧。

無謀な繁殖。

動物はモノとしてあつかわれます。

 

 

ペット先進国から

ざっと100年おくれてるこの国の実情です。

 

 

 

最近は迷子や野良ちゃん。

保護犬、保護猫を飼いましょう!みたいな傾向ですね。

とても良いことだと思います。

殺処分されてしまうかもしれない子達の命を救えます。

 

実際、大事に育てられてる保護動物たちをたくさん見てきました。

とても嬉しいことです。

 

 

でも。。

そんな風潮なので

ペットショップでの犬猫の購入を「 悪 」とみなす方もいらっしゃいます。

 

 

お金だして血統書付きの動物を飼うぐらいなら保護犬や保護猫を引きとってと。

 

お気持ちはわかりますが

私から言わせてもらえば それは個人の自由です。

ずっと飼ってみたかった憧れの犬や猫がいたり

価値観は人それぞれです。

 

 

体力に自信がなかったり、

住宅事情などで大きな犬は飼えない場合もあります。

MIXの子犬だと

どれぐらいの大きさになるか判断がつかないことも。

 

 

猫はほとんど同じ大きさでしょ?って。。

おっしゃる気持ちも分からんではないですが

ご自分の価値観を他人に押し付けるのは あまり良くありません。

 

 

ペットショップの犬猫だって誰かに買ってもらわなければ一生ゲージの中です。

最悪引き取り屋行き。

話がそれるのでこの問題はおいときます。

 

どこにいようが動物に罪はありません。

 

 

 

捨て猫を拾った。

殺処分寸前の保護犬 保護猫をたすけた。

はたから見れば優しい人なのでしょうが

命をすくってあげたという自己満足で終わってるひともいます。

 

可哀想という感情だけで動くのはとても危険です。

 

 

 

保護動物だろうがペットショップだろうが、

大事なのは入手ルートではありません。

こだわるべきなのはそこじゃない。

 

 

飼うと決めて引き取ったあと。

ここからです。

 

 

 

 

動物を飼うには愛情だけでなく

適切な広さの住環境、時間、お金が必要です。

 

動物の体や飼育環境を清潔に保ち、

体質や年齢に合わせた適正な食事。

しつけや運動。

やるべきことがたくさんです。

 

 

多頭飼育もふえてます。

これは持論ですが、

災害があった時に一緒に連れて逃げられる頭数が妥当だと思ってます。

 

 

 

お金のことを言うといやらしいと思われるかもしれませんが、

動物を飼うのには沢山のお金がかかります。

 

ペットの寿命ものび人間なみの病気にかかります。

保険などにも加入はできますが病気によっては治療費も莫大です。

 

動物を飼う前にまずはご自分のキャパシティを知ってください。

綺麗ごとだけで動物は飼えません。

 

 

 

それと、動物はお子さんが産まれるまでの繋ぎではありません。

お子さんができたらもういらない。。

すてたり実家送りにするなら飼わないでください。

SNSや客引きの道具でもありません。

 

 

 

 

 

100年おくれ。

 

ペット先進国をまるごとマネすればいい訳ではありません。

動物に対しての文化や歴史も国によって様々です。

 

日本のペット事情を良い方向に変えるのにはまだまだ時間がかかります。

でも、少しづつでも私たち個人ができることがあります。

 

 

 

 

家族の反対や動物アレルギーがある。

住環境が整わない。

終生飼養に自信がないなら諦めてください。

飼わないことも愛情です。

 

 

 

すべてが整い、今から飼うときめてる方は

人間と同じ感情や情緒のある生き物を飼うんだという心がまえを。

 

 

 

現在飼われてある方。

皆さんの目の前にいるその子が今どんな気持ちなのか。

ほんの少しでいいので想像してください。

そして、毎日たくさん笑わせてあげてください。

そして寿命がくるその日まで

全力で守ってあげてください。

 

 

動物を飼うみんながそうすれば変わっていきます。

 

 

100年後の彼らのために

今できることを。

 

 

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
らんさんへ (スヌー)
2019-07-07 12:31:24
家で飼われている犬や猫でも
ないがしろにされて餌だけもらって生きてるこが
いるかもしれないと想像するだけで
(または実際そんな記事を読んだりすると)
泣けてきます。
私にできるのはうちの猫を大事にすることだけで、微力ですが。
返信する
Unknown (ねこ飼い)
2019-07-07 22:08:46
文章を読んでて泣けてきました。
そうなのですよね。

私も近所でひどい状態(小屋日陰なし、ほぼ2歩程度のみの重い鎖、排泄放置、汚れた容器に汚水)で飼われている家に何度か出向いた事があります。とても迷いましたが役所に相談して役所の方からも指導が入って随分改善されました。(どの地域にも動物愛護の窓口があるので何かの時は相談するのもありです)

その人が出来る範囲で出来る事をやるといいと思います。

あの番組は野犬=凶暴との刷込みが強く違和感を覚えました。野犬でもトレーニングで変わっていく子も多いのが現実。犬も人次第なのです。

犬もねこも幸せな社会になるよう祈っています。
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スヌーさんへ (ペットシッター・Run)
2019-07-10 01:25:59
言葉たらずで誤解をまねく文章だったかなとアップしたことを少し後悔してました。
一人一人の微力が大きな力になると思ってます。スヌーさん、いつもコメントありがとうございます。
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ねこ飼いさんへ (ペットシッター・Run)
2019-07-10 01:41:12
ねこ飼いさんはじめまして!コメントどうもありがとうございます。
動物の悪環境の改善は一般人が下手に介入すると逆効果になることも多々あるので
役所にご相談されて正解だったと思います。

野犬もそうですが色々と問題が山積みですが人も動物も幸せな社会になるよう私も祈っています。
返信する
Unknown (茂吉の飼主)
2019-07-10 18:03:35
ご無沙汰しています。
鳥栖でお世話になっていた茂吉の飼主です。
ブログは変わらず読ませていただいています^ ^

茂吉は今日も元気に過ごしています。
3年ほど前から柴犬を飼い始めました。
ペットショップで売れ残って一万円になっていたのを見て、あまりに安すぎて置いて帰れずうちに迎えました。
安かったのは既に7.8キロに育っているのと、店員さんを噛んで襲う凶暴性が理由だったようです。
迎えた翌日からうちで凶暴性を発揮し出したのですぐに来てくれるトレーナーさんに頼んで躾を始めました。
正直、めちゃくちゃ大変でした(笑)
今は家庭犬としてそれなりにわきまえた行動を取れるようになり、ヤンチャのピークも過ぎて落ち着きました。
彼女の名前は「小松」といいます。
小松を飼うことを通して、ものすごく多くを学んだし、悩みもつきませんでした。
今のところ、日本からペットショップはまだなくならないでしょう。ペットショップで育ちすぎた子犬の躾は困難を極めます。
狭い檻の中で子犬の大事な時期は浪費され、
学ぶべきことを学べず、
社会化出来ない犬は本当にたくさんいると思います。
その事が、その子の家庭犬として受け入れられるポテンシャルをかなり損なってしまう事もたくさんあると思います。
すごく辛い現実です。

小松は最初、トレーナーさんから
「家庭犬に向かない性格の子です、ここのお家じゃなかったら保健所に連れていかれてしまうタイプの子です」
と率直に言われました。
出来る事なら、何匹も小松のような子を助けてあげたいけどうちでは茂吉と小松でキャパシティは限界です。
飼う側は精神的、肉体的、経済的キャパシティを超えない義務があると思います。

このブログにある内容を多くの人に読んで、よく考えて行動してほしいと思います。
十分なお世話とは何なのか?もよく考えるべきだと思います。
餌をやってたらオーケー!じゃないです。
ペットを飼う楽しさを得るために負う義務をきちんと知り、責任ある飼い主になる努力が必須だと思います。
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茂吉の飼主さんへ (ペットシッター・Run)
2019-07-11 14:18:58
茂吉ママさんこんにちは!
コメントどうもありがとうございます。
柴犬を飼われてたのはお聞きしてましたがそのような経緯があったのですね。

凶暴性のある子のしつけは本当に大変です。
どうしようもなくて捨てられる子もたくさんいます。

とくに日本犬のあつかいは難しいので
プロのかたにお願いしないと無理です。
最初にトレーナーさんを呼ばれたのは正しい選択でしたね。

茂吉パパさんママさん、本当に大変だったと思います。
小松ちゃんを助けてくださってありがとうございました。

柴犬。超人気犬種なのですが問題が多いです。いつか書こうとは思ってるのですが難しくて...(*_*;

捨て犬捨て猫だけでなく
ペットショップで売られてる子たちも保護の対象だと思ってます。
繁殖、売る側のモラルも。

茂吉ママさんのおっしゃる通り
飼う側は精神的、肉体的、経済的キャパシティを超えない義務。
責任をおえる範囲での飼育。
大事なことです。

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