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kamoshika

S110HB作製記録 5

2020年07月26日 17時13分18秒 | 1/20 S110HB

さてキリのいいところまできたので更新しておこうかな。
今回はエンジン本体の作業です。
S110シルビア&ガゼールのほか、ブルーバードやバンなどにも搭載されていたZ型エンジン。
以前、所有していたガゼール前期型もキットと同じZ20Eだったけど、印象は非力という感じかな。
グロス120PSとグレードの中では最高出力なんだけど、なにしろハイギヤなので加速が悪い、かと言って引っ張っても回らんし・・・。
正直、どんな車が来ても勝てる気がしなかった。。。。
でもね静かでフィーリングは滑らか、ギヤ比のおかげで燃費は12~14kmとこの年代の車としては良好だったかな。

 

キットのエンジンを仮組してみると、う~ん結構アッサリした感じですな。
ラジエーターファンの枚数からエアコン無し車両のようです。
この当時は最高級グレードとはいえ、エアコンはオプションだったからねぇ。

 

まずはエキゾーストマニホールドを修正しましょう。
それにしてもキットのはまったくもってエキマニに見えないね。
整備書を参考に修正してみたけど詳細な形が分からず・・・、まぁこんなもんかなぁと。

 

カムカバーも手を入れましょう。
全体に丸みをつけボルトの追加、文字の台座部分も修正するため一度切り離して別パーツとします。

 

フィラーキャップを追加、台座はキットの状態だと文字の上下に溝があるだけなんだけど
実車は溝ではなく凸モールドなので、それを表現してやります。ちょっと分かりにくいかな。

 

んでもってこのカムカバーを複製します、なぜ複製!?
実は愛車240RSを修理する際に使用した金属パテがアルミの表現に使えるんじゃないかと考え、試してみたかったんですねぇ。
右端が複製状態、真ん中は400番ペーパーをかけたもの、左がさらに磨いたもの。
いい感じのアルミっぽさが出たので成功~!この方法だとL型にも使えるな。
でもこのパテは流動性が非常に悪いため、充填するのに苦労するんだよね。

 

インマニとコレクタータンクも修正しましょう。
キットのままだとちょっとねぇ、あまりにもおもちゃっぽい。

 

インマニはこれまた詳細が分からなかったのでほぼ想像です。
とはいえキットのものよりは全然こっちの方がらしいので、これで良しとします。
そしてカムカバー同様に金属パテで複製。
こちらはペーパーで磨かずにワイヤーブラシをかけてやると、ニガニガとした金属感が出ます。

 

コレクタータンクも全体に丸みを付けて修正、さらにスロットルボディも作製。
こちらも金属パテで複製したけど、あまり磨かず少々曇らせた状態くらいがちょうどいいね

 

スロットルボディを作ったならスロットルドラムが必要でしょ!
ということで頑張って作ってみた、ちょっと大きいかなぁ。。。

 

さらにアクセルワイヤー部分も作り、コレクタータンクと合わせてみると。
うん、まぁいいかな。

 

インマニ上が寂しいのでエアレギュレーターを作ってみたんだが、ちょっとデカ過ぎた。
一回り小さいものに作り直し。あ~面倒くさい!
さらには単体で取り付けても説得力がないのでパイピングを追加。
エアレギュレーターが見えずらい、まぁ元々そんな目立つモンじゃないからね。

 

これはねぇ、作るかどうか悩んだけどとりあえずやってみた。パッと見、インジェクターに見えればいいかなと簡単に作ってみたけど、最終的にはプレッシャーレギュレーターやパイピングを追加してそれらしくしてみた。
こんなもんで十分でしょ。

 

キットのオルタネーターなんだけど、さてどうしたものか。
ナベさん(仮)280ZXの時はさかつう製のホワイトメタルを使用してごまかしたけど、今回はチャレンジしてみるか。
それにしても接着剤で溶けちゃってるし、オルタらしさは羽のみで後はただの寸胴。。。
でもこれを流用してどこまでオルタらしく出来るかやってみましょう。

 

羽を切り離し、約0.2mmまで薄くしてから一つ一つフィンを付けてやります。
胴体部分も輪切りにして個別にディティールアップ、プーリーや後ろのパンチング部品は新規作成です。

 

仮組してみると、おー!いい感じ!!
サーフェーサーを吹いて全体をチェック。うん、久々にこれはいい出来だなと思うものが出来たね。

 

調子こいて次の部品も輪切りで作ってみました。
まるで金太郎飴だな。。。

 

その金太郎飴を重ねると出来上がったのが、エアコンのコンプレッサーです。
エアコンレスだとエキマニ側が寂しくなるので、見栄えを良くする為に作ったって感じかな。
古いタイプで複雑な形だから、どう作ろうかなと悩んだけど輪切りにすれば可能かなと。
同じ輪切りでもオルタ以上に面倒くさい・・・、でもまぁ仕上がりは悪くないかな。

 

  パワステポンプ
次はオイルポンプです。さすがにこれは輪切りにはしなかったけど、それらしくなったかな。
※ナベさん(仮)から「オイルポンプには変わりないが通称はパワステポンプだろ!」との突っ込みがありましたので修正します。
 そのとーりですな(^^; 一般的にオイルポンプというとエンジンオイルの方になっちまうもんな、失礼!

 

              パワステポンプ
しかーし何気にWeb検索したらオイルポンプの画像を見つけちまった、形が違うことが判明。。。。
やるしかないか・・・、ということで作り直し。
さらには取り付けブラケットも作製、変な形だけどこれが正解です。

 

え~と、バルカン砲のように見えますがキットのデスビです。
Z型エンジンはツインプラグなので8個穴があります、それは合っているんだけどねぇ。
このままじゃ使う気になれない、流用しての修正も上手くいきそうにないので新規作製します。

 

キットのプラグコードはちょっと太すぎだね、縮尺的には0.4mm程度が妥当なのでそれにあわせて作ってます。
またプラグコードの取り付け部分の並びは本来こうなっているのが正解、数えると10個あります。
プラグ8本+イグニッションコイルへ2本という内訳です。

 

これだけ補記類を作るとプーリーも作らにゃぁいかんですな。
左の黒いのはキットのプーリー・・・、流用はせずに新規に作ります。
右からアイドラープーリー×2、クランクプーリー、ファンプーリーです。
作り方はそんなに難しくは無く、リューターで回しながらカッターの刃を当ててVベルトの溝を彫るだけです。

 

ここでまた見つけちまったよ、エキマニの形が違~う・・・、エアクリーナーからのEAIホースの取り付け位置も違うし。。。
という訳でさらに修正します。
全体の整備書だと細かいところまでは載っていないんだよね、Z型エンジン単体の整備書だといいんだろうな。残念ながら持っていない。。。

 

作った部品を並べてみると何だかんだで全てに手を入れてるな、エンジンブロックもコンプレッサーブラケットを追加したり、オイルフィルターの位置変更などしているんだよね。あー、疲れた。

 

エンジンを仮組してみます、いいねぇ~!
これでようやくZ型らしい姿になりました。
ブロック前面が少々のっぺりしてて物足りない感じはするけど、もうこれでいいーんです。
十分ディティールアップできているので妥協します。
それにしても本来は気楽にまったりと作ると言っていたのに前回の280ZXよりも細かくなっているよ。。。。

 

上面からのアップ!インマニあたりのゴチャゴチャ感が出ており、満足です。
おかげでインマニがほぼ見えません、まぁ実車も同様に見えないので上手く表現出来たかなと。

 

アップ画像をもう一枚。
今回の目玉でもあるカムカバーなどの金属質感、これは収穫でしたね今後もいろいろと使えそうです。
というわけで今回はここまで。

 

 

 

<余談>
某日、いきなり荷物が届いた。
開けてみると「上納」の文字が・・・、ナベさん(仮)からである。
なんとも素敵なお酒が入っているではないか。

 

そしてまた数日後に送られてきたのは280ZXのドアのエスカッションが2個。
「修理よろしく!」との事。
あらま、こんなもん修理するのにお酒1本もらえちゃうとはね、ありがたや~!
ビス部分からのひび割れ、こうゆうのは旧車あるあるってやつだね。

 

さらに後日、LINEがあり。。。
マジか、あの酒1本のせいで追加の修理依頼がくるって仕組みか!?新手のマルチ商法かよ。。

 

けど送られてきた中身を見ると、あら素敵~!
昔、駄菓子屋で売っていたカードです、しかも封が切られていない未使用品!
またもお宝です、これは嬉しい~!!マルチ商法とか言ってゴメンよー、追加のエスカッションも修理承りまする。
ナベさん(仮)は他にもスーパーカーのやつとか複数もっているんだよね。
その昔、廃業する駄菓子屋から買い取ったらしい。
それにしてもこのエスカッションとやらはプラなのかABSなのか・・・、ちょっと考えてから修復しよーっと。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ploverbell)
2020-07-30 22:49:14
こんばんは

金属パテは初めて見ました。
細かなモールドも複製出来るんですね。
硬化後の硬さはどうですか?
イメージではハンダの様な柔らかさです。
返信する
Unknown (gazelle管理人)
2020-07-31 00:45:43
ploverbellさんお久しぶりです。
金属パテはマフラーやバイクのエンジンのフィンなどの補修ができる耐久性に優れたパテです。
GM-8300という商品です、研ぎ出せばアルミの質感が得られ、カッターを入れただけでも輝きますよ。硬さはploverbellさんの読み通り、ハンダ感覚です。サクサク削れます。
難点は流動性の低さです、ですが混ぜ合わせた後うすめ液で好みの柔らかさに出来るので何とかなりますね。
あとは値段が少々高いところですかね。
通常3千円強、安いところで2,500くらいでしょうか。
返信する
Unknown (Unknown)
2020-11-05 21:34:52
次の工程が見たいです。
コロナに負けずに模型製作を頑張ってください。
完成が楽しみです。
返信する
Unknown (gazelle管理人)
2020-11-15 22:52:26
Unknownさん
投稿ありがとうございます。
自分のブログはあまり見返さないので返信が遅れました、すみません。
応援してくれるとやる気がでますね、ホント有難いです。
とはいえいろいろと事情があり中々進みません、まぁ手が遅いのが一番の原因なのですが・・・。
キリのいいところでUpしたいと思っているので少々お待ちくださいませm(_ _)m
返信する

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