企業様車両、トヨタ、ダイナ。

「エンジン不調とエンジンが止まる」
との事で引き取り入庫です。
自社の工場からさほど遠くではないのですが、引き取りに行っていただいた方によると
「一気筒爆発していない感じ」
と。
さっそく、点検の為エンジンをかけると、確かにかなりのエンジン不調です。
走行時に使う回転数の時に不調プラス黒煙も・・・・・・。
故障原因が複数あるように感じます。
自動車用診断機を付けてエンジンデーターをモニタリングしてると、数字が全く落ち着かず困惑💦。
作業です。
まず、アクセルペダルを踏んでると、アクセル開度の数字が一定していない事から、スロットルボディーの交換をさせて頂きました。


案の定決して綺麗ではないですね。汚れによるスロットルポジションセンサーの不調が出ていたのかもです。

新品のスロットルボディー。



この時点でもう一度自動車用診断機でデーターをモニタリングです。
最初よりか更け上がりもいいですし、レスポンスもOK。
ですが、何となく温まってくるとまだ本調子が出たい内容な感じ・・・・・・。
まだ、数字が乱れて落ち着かない・・・・💦
黒煙もまだ多少出てるし・・・・・・。
燃圧の数字も多少の誤差は有りますが、不調までに至らないほど。
診断機では判断ができないレベルの異常と思いアナログで電圧抵抗の作業に切り替え。
まず、SCVの抵抗値は、基準範囲プラス0.1~0.2ぐらいのズレ。
このくらいの数字だとあそこまでの不調が出るか半信半疑で部品の注文を入れると
「単体部品は出ない、ポンプそっくりになる」
との事で注文ストップです。単体部品とポンプそっくりの値段差は10倍違うんです。
簡単に交換とはいきませんね。
不調時のデーターもPCに入ってますので何度も見て判断です(胃が痛い・・・・・・。)。
ですが、どう考えてもその部品を交換してみないと次に進まなくなり交換をさせて頂く事になりました。
サプライポンプの交換に入ります

やはり詰まってますね。すべて清掃していきます。不調の原因の一つですからね。




まだ、外しませんがサプライポンプの交換にはタイミングを合わせます。ガソリン車もそうですが合わないとそれこそ不調になりますからね。


他を、外して行きます。この辺はインジェクター交換と同じ感じですかね(笑)




清掃です。



現在車両に付いているサプライポンプ。これを交換。

外すとこんな感じ。





新しいサプライポンプにギヤ等を付け替えして車両に取り付けです。

付ける時も慎重にになりなすね。ずれたらまた最初からですから。


燃料圧力センサー単体部品が出ない為コモンレールごと交換します。
不安要素を無くしたいので・・・・・・。


カプラーの破損があった為これも交換。これも奥に入ってしまうので今のうちです。

交換終了。


清掃して取り付けしていきす。




組み付終了です。


最後に各部のリセットをして、自動車用診断機でデーターをモニタリングすると数字も落ち着いてアイドリングとレスポンスも変わりました。
(変わってくれないと冷や汗が出るんですが・・・・・・。(^^;))
他の作業もしながらですが時間がかかった作業になってしまいました。
まだまだ勉強ですね(笑)
また、よろしくお願いします。