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自動車整備士の日常

キャンタ排気シャッター交換

企業様車両、三菱ふそう、4P10キャンター。

DPFランプ点滅手動再生ができません。そうなると自動車用診断機にて強制再生をしないと不調になる一方です。

けど、この車両は手動再生ができるのですが途中でタイムアウト。再生中はメーターパネル内に再生時間(20分)が出るのですが10分程度でタイムアウト。
何度再生させても同じ時間でタイムアウト・・・・?

診断機にてデータをモニターしながら不調原因を探すと、シャッター開度は正常値。見た目では閉じているようですが実際には数ミリ(0.1~0.2ミリ程度)ですが開いてるようです。強引に動かすと再生温度が少しですが上がってきます。交換するのにもこのシャッター10万円以上する品物。診断間違えでもしたら・・・・・・。考えますよね。

事情を悦明して思い切って交換です。(^^;)
LLCを抜いて。抜いてる間にシャッター回りを外していきます。


シャッターより後ろ側のEXパイプから順番に外して

シャッター本体を外します。シャッター事態はバンド止まっているのですが焼き付いていて結構一苦労。(汗)

取り付けるのも位置が有るので慎重に。一人より二人で作業した方が早いし確実です。
排気シャッターを交換する時はシャッターに入るウォーターパイプも交換した方がいいですよ。交換してない車両はホースが膨れていて破裂します。その様な車両を見た事あるので。

エンジンリアカバーも交換。対策品らしいでが品番一緒でした。もちろん見た目も同じ。何が変わってるのでしょうね。


LLCと水を入れて、暖気です。エンジン内に冷却水が回ると
LLCの色になり、気泡が出なくなるまで暖気し続けます。


診断機でモニターしながら完全暖気を確認して(完全暖気じゃないとDPF作動しません)不調でした排気シャッターの作動です。DPF手動再生。
DPF温度モニターすると温度が徐々に上がって燃焼温度まで確認できました。(OK)


今までDPF再生できてなかった分煙がすごい事に。

この様な事にならない様に普段から再生させましょうね。時間も費用もかなりかかりますよ。


DPF再生は時間がかかる事なので、つい、走ってしまいますよね。運転手さんの気持ちも分からなくはないです。(社長に怒られそう(笑))


    また、よろしくお願いします。




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