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自動車整備士の日常

車検と昨日の続き

企業様車両、日産セレナ。車検で引き取り入庫です。

この車両はゴルフ場内での作業用として使用しているらしく、隙間などに砂が入り込んでます。パウダー状の砂なので思いがけないトラブルで入庫してくる時も有ります。

通常車検の他にエンジンメンバーの取り付けサポートブッシュが抜けてしまい、ブッシュ単品では部品供給が無いそうです。なのでエンジンメンバー全部交換。

取り付けボルトも錆で腐食してしまってるので交換です。
外すのも固着していて、手持ちのインパクトでは緩みませんでした。
エンジンとトランスミッションは車体フレームに付いてるので、エンジンを吊らなくても平気。


センターサポートバーは再使用です。ボルトは緩んだんですが錆で固着(汗)。
ですのでメンバーを切って取り外し。ロアアームやスタビライザーリンクも交換。


新品のエンジンメンバーに新品のロアアームやスタビライザーを先に取り付けてから車両に乗せます。

下回りの取り付け部を締めた後に、タイロットエンドブーツにヒビが有りましたので
追加で交換です。
タイロットエンドを締め付けたら

タイヤ取り付けて車体を下して


スチーム洗浄して終了です。
段差を乗り越える時の突き上げるような音が消えてとても静かになりました。




それと、昨日の続きで作業です。
外したエアーコンプレッサーヘッド。

新品のエアーコンプレッサーヘッドkit。

車両側のヘッド取り付け部を綺麗にして


溝にOリング(ゴムのパッキン)を取り付け。大きさがピッタリなのでずれない様に。


Oリングがずれない様に若干浮かしてスライドさせ、慎重に載せます。
(液体パッキンは使用不可です)


乗せ終えたら借り付終了後締め付け。どんどん組んでいきます。

溝にOリング入れて。


各パイプ、エアーパイプ、ウォーターパイプを取り付け。




冷却水を入れて暖気して終了です。

診断機を繋げながら走行しデーターも取り、水温も安定してます。
エアータンクからの水分もだいぶ落ち着いてきたので大丈夫でしょう。
納車です。





それと、この車両の運転手さんは車の異変を細かく記録していて、作業者に分かりやすく伝えてくれました。

言葉では言い表せない事も、その時感じた事を書いてもらえると、状況が推測できるのでとてもありがたい事です。




   また、よろしくお願いします。



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