頭部から植毛を開始したのは、植毛後の頭部に合わせて身体のバランスを調整する為だった訳ですが、もう一つ、顔がそっくりに作れれば、その後の作業のモチベーションも上がり、製作もはかどると思ったのです。
ところが、モデルの猫さんの写真を見ながら植毛済みの頭部をトリミングしてみたのですが、全然似てこないのです。
まぁ、いきなり初心者の僕が似せられないのは仕方がないとして、困ったことに何処を切ったり、何処のボリュームを追加すれば良いのかが全く見えてこないのです。
闇雲に切ったり植えたりしても似てくるはずもなく、その労力もバカになりません。 いじる箇所が分からないのは、モデルの猫さんの顔を立体として理解できていないから、もっと言えば猫そのものの形をまだ完全に理解できていないからです。 そこで、羊毛フェルトを知るきっかけとなった有名な猫人形作家の先生のHPやブログで見た油粘土での造形に挑戦し、モデル猫さんの顔の形の把握から始めてみる事にしました。 適当な物が無かったので、ロートをひっくり返して台にしています。 油粘土は重いので、しっかりとした台がないとすぐに倒れてしまいます。 粘土だと盛ったり削ったりが容易ですし、油粘土は固まらずいつまでも柔らかいのでじっくり作業できます。 これを作ってから、なんとなくですが、どこに手を加えれば良いのかが分かるようになってきました。 やっぱり、素晴らしい作品を作る方が薦めている勉強方法というのは、どんどん真似てみるべきだと思いました。
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